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電子書籍
絡繰り心中<新装版>
著者 永井紗耶子
直木賞作家の珠玉にして衝撃のデビュー作! 旗本の息子だが、ゆえあって家を出て町に暮らし、歌舞伎・森田座の笛方見習いをしている遠山金四郎は、朝帰りの日本堤田んぼで、女の骸を...
絡繰り心中<新装版>
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絡繰り心中 長編時代小説 新装版 (小学館文庫 小学館時代小説文庫)
商品説明
直木賞作家の珠玉にして衝撃のデビュー作!
旗本の息子だが、ゆえあって家を出て町に暮らし、歌舞伎・森田座の笛方見習いをしている遠山金四郎は、朝帰りの日本堤田んぼで、女の骸を見つけた。
花魁の雛菊が斬り殺されていたのだ。
昨夜、狂歌師にして、戯作者でもある大田南畝の御伴で吉原遊廓で戯れた折、金四郎の隣に座っていた稲本屋の女だ。
胸の靄が晴れぬ中、興行の手伝いに戻る金四郎だったが、急に遠国に派遣されていたはずの父・景晋に呼び出され、素行を糺される。
景晋と旧知の間柄で、金四郎を心配して顔を見せた南畝の咄嗟の機転で難を逃れるも、なぜか雛菊の下手人探しをする羽目に――。
雛菊に妙な縁がある、森田座の役者絵を手掛ける浮世絵師・歌川国貞とともに、事の真相を探り始める金四郎。
調べるうちに、雛菊は座敷に出るたびに相手の男へ心中を持ちかけていたことが知れる。
一体何が雛菊を死へ向かわせたのか?
心中を望む事情を解き明かしたはいいが、重荷を背負った金四郎は……。
直木賞作家の珠玉にして、衝撃のデビュー作。
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紙の本
仕立て
2024/01/28 01:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
女は一人で死んでいた。
の一文から始まる小説。
端から端まで楽しめる作品だった。
ミステリー仕立てにはなっているけれど、
謎解きというよりは
主人公に据えられた若き青年、遠山金四郎の成長にスポットが当たる。
若い真っすぐさ。
世の中というもの。
酸いと甘い。
噛み分けることを、学ぶこと。
紙の本
絡繰り心中
2023/12/12 12:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
吉原の田んぼの中で花魁の雛菊が惨殺された姿を発見した遠山金四郎。その花魁は金四郎と父の友人の大田南畝が遊んでいた稲本屋の花魁であった。金四郎は南畝と絵師の歌川国貞とともに下手人を探し始めるのだが・・・・・。
金四郎は芝居小屋で笛の見習いをしていたのですね。放蕩三昧と聞いたことがありましたので、もっとやんちゃな青春時代かとおもっておましたので、ちょっと驚きですね。武家と商家ではかなり考え方が違うことも良く理解できました。