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江戸時代の瀬戸内海交通
著者 倉地克直
江戸時代前期、幕藩体制が整うに従い瀬戸内海交通の重要性が高まった。西国から大坂・江戸へ米をはじめさまざまな産物が運ばれ、商人・大工や参詣の人びとが行き交った。厳しい自然に...
江戸時代の瀬戸内海交通
江戸時代の瀬戸内海交通 (歴史文化ライブラリー)
商品説明
江戸時代前期、幕藩体制が整うに従い瀬戸内海交通の重要性が高まった。西国から大坂・江戸へ米をはじめさまざまな産物が運ばれ、商人・大工や参詣の人びとが行き交った。厳しい自然による海難事故も多く、海域の領主と民間との協力による救助や損害補償の方法が定まっていく。岡山藩「御留帳御船手(おとめちょうおふなて)」14年間の記録から海上交通事情を探る。
目次
- 瀬戸内交通を伝える記録-プロローグ/瀬戸内海の交通環境(江戸時代のはじまり/岡山藩船手/備前の浦と浦船/湊を持たない藩の船と蔵本)/海難事故と救助(海難救助の仕組み/「御留帳御船手」にみる海難事故/日本海での備前船の事故/九州・瀬戸内海での海難事故/備前・讃岐海域での事故/太平洋での事故/漂流・漂着事件)/江戸時代前期の物流(物流のあり方/難船と分散仕法/ヒトの移動/米の輸送/塩・海産物・材木・石材/行き交うさまざまなモノ)/瀬戸内交通の構造-エピローグ
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岡山藩から見た江戸時代の海上交通
2021/05/19 08:38
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投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
岡山藩の史料をもとに江戸時代の瀬戸内海交通がどのようなものだったかが明らかにされている。積荷が海水に浸かってしまった時に残った積荷や難破船の残骸などを売り払って代銀を荷主と船主で分割するという補償方法(分散仕法)や海難事故が起きた時の対応方法など興味深かった。