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物語 ストラスブールの歴史 国家の辺境、ヨーロッパの中核
著者 内田日出海 著
世界遺産にも指定された旧市街をもつストラスブールは、ケルト人の集落に端を発し、ローマ→ゲルマーニア→フランク王国と西ヨーロッパの典型的な文明を経験した。その後、ドイツ、フ...
物語 ストラスブールの歴史 国家の辺境、ヨーロッパの中核
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物語ストラスブールの歴史 国家の辺境、ヨーロッパの中核 (中公新書)
商品説明
世界遺産にも指定された旧市街をもつストラスブールは、ケルト人の集落に端を発し、ローマ→ゲルマーニア→フランク王国と西ヨーロッパの典型的な文明を経験した。その後、ドイツ、フランスによる争奪が繰り返されるなか、ルネサンス、市民革命、ナショナリズム、世界大戦など、ヨーロッパ史を象徴する出来事をすべて体現する。寛容と自由、排他主義と戦火――もっとも壮麗にヨーロッパ史を生きた都市の歴史を鮮やかに描く。
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紙の本
様々な軋轢を乗り越えてきたEU首都の物語
2018/11/23 17:51
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:miyajima - この投稿者のレビュー一覧を見る
ストラスブールについて何の知識もないまま人生を過ごしてきましたが、中公新書をあさっていて本書を見つけました。サブタイトルが国家の辺境 ヨーロッパの中核」ということでそれだけでタイトル買い。
しかも前書きがイイ! 「ストラスブール? ちょっと聞きなれない名だが、いったい新書一冊分の内容を持つ都市なのだろうか?そういぶかる向きもあるかもしれない。だがこのまちで織りなされた歴史の豊かさは、叙述するのにむしろ紙面が足りないほどなのだ」と。あ、これは間違いなくいい本だ、と確信して読み始めたのですが期待は裏切られなかった。
独仏というよりもヨーロッパでの歴史に残る出来事の多くがこの都市を通って行われました。ツンフト闘争、ルネサンス、宗教改革、ユダヤ人問題、市民革命、ナショナリズム、帝国主義、世界大戦、、、それらの出来事に翻弄されたと言えば翻弄されたわけですし、当然ながら様々な悲劇がそこにあったのですが、結果的にはそれらの出来事をしっかりと取りこんで良い方向に発展させてきた都市です。
現代ではEU議会、欧州評議会、欧州人権裁判所、ユーロコープス司令部などなども集積しています。様々な歴史的・文化的軋轢を乗り越えてきた都市にふさわしいEUの首都としての評価ではないかと思うのです。
紙の本
ヨーロッパの中心
2020/07/29 17:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ikuo - この投稿者のレビュー一覧を見る
パリでもロンドンでもフランクフルトでもなく、ストラスブールは中世以降のヨーロッパ世界で、もっとも世界に通じていた街である。フランスに属したときもあれば、神聖ローマ帝国の一部であった時期もある。そのような歴史の積み重ねの中に、現在のストラスブール(道の街)があることを教えてくれる手ごろな一冊です。