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電子書籍
転がる検事に苔むさず
著者 直島翔
窓際検事の逆転なるか!夏の夜、若者が高架鉄道から転落し、猛スピードの車に衝突した。自殺か、他殺か。判断に迷う刑事課長は飲み友達の検事、久我周平に助けを求めた。出世レースか...
転がる検事に苔むさず
商品説明
窓際検事の逆転なるか!
夏の夜、若者が高架鉄道から転落し、猛スピードの車に衝突した。自殺か、他殺か。判断に迷う刑事課長は飲み友達の検事、久我周平に助けを求めた。出世レースから外れた久我は日の当たらぬ部署で罰金刑など軽めの事件ばかり扱う一方、遺体の検分には豊富な経験を持つ。久我は靴の傷に他者の関与を疑う。交番巡査、新人の女性検事とともに若者の身辺を探っていくと、海を超えての怪しげな高級外車の取引が浮かびあがった。法務検察内のパワーゲームにも巻き込まれながら、男の正体に迫っていく。窓際検事の逆転なるか。
◎著者は、検察庁など司法を担当した現役新聞記者
◎解説は元最高裁判事の甲斐中辰夫氏
◎第3回警察小説大賞受賞作
真摯に正義を求める“生身の検事”がここにいる―――柚月裕子 氏激賞!
※この作品は単行本版『転がる検事に苔むさず』として配信されていた作品の文庫本版です。
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わかるけど
2024/05/19 20:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
やりたいことはわかるけれど、
肩書と役割が合っていないような気がして
目が滑ってしかたなかった作品。
読解力と知識の不足のせいかもしれないけれど、
登場人物のキャリア的な立ち位置での、
“本来すべき行動”と
“逸脱した行動”の区別がつかないまま話が進んでしまった。
交番勤務の巡査が一人で行動することなんてあるの?
会話劇も余興の域を越えないものが多くて、
自分にとっては潤滑油よりもノイズになる場面の方が多かった。
終わりがきれいだっただけに、そこまでがもう少しスッキリしていれば、という作品。
5章の小題はネタバレ感が強いのだけど、編集は何も言わなかったのかな。