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大江戸かあるて 秋空に翔ぶ
著者 杉山大二郎
「勃たないのでございます」――あの蔦屋重三郎がそう言って江戸一番の医者になるために修業中の駿のところへやってきた! 師匠の間市は“陽萎”として治療を施すが、まさかの展開に...
大江戸かあるて 秋空に翔ぶ
大江戸かあるて 秋空に翔ぶ (集英社文庫 歴史時代)
商品説明
「勃たないのでございます」――あの蔦屋重三郎がそう言って江戸一番の医者になるために修業中の駿のところへやってきた! 師匠の間市は“陽萎”として治療を施すが、まさかの展開に(第一章)。 三年間の修業を終え、ついに念願の独立を果たして自身の病院を開いた駿。すると、次々と訳アリの人たちが訪れて!?(第三章) など全四編。ユニークな発想で描く、一風変わった青春時代小説。笑える! 泣ける! 学べる! 三拍子が揃う、感動と学びが詰まった大人気シリーズ、第三弾!!
目次
- 第一章 正しき道はひとつではない/第二章 死神の仕事/第三章 薩摩隼人の涙/第四章 医は仁術
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紙の本
いよいよ開業。
2024/02/06 09:22
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投稿者:トッツアン - この投稿者のレビュー一覧を見る
田村梨庵に恩赦が出て、間市から貰ったお金で梨庵とともに開業。
様々な人物が出てくるが、好人物ばかり。
いきなり、あの蔦谷重三郎が陽委と言うのには笑った。間市が治療するが、本当のところは心因性のものと喝破している。志穂の父親であるところからしても、梨庵が一目置いているところからしても、実は間市は人間味のある好人物だと思う。
老中もまた好人物。この小説は本当に好人物ばかりで、人の暗部が出てこない。
清々しいと言えば清々しい。物足らないと言えば物足らない。
ただ、この小説に関しては、この清々しさが良いのだと思う。
次巻が楽しみ。