- 販売開始日: 2024/04/17
- 出版社: 新潮社
- ISBN:978-4-10-373718-6
さまよえる神剣
著者 玉岡かおる
「安徳帝は入水せず、三種の神器の剣とともに土佐山中に消えた」。伝承を信じて、後鳥羽上皇のため神剣探索の旅に出た忠臣・有綱。苦難の果てに帝一行が住み着いたという集落を発見す...
さまよえる神剣
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商品説明
「安徳帝は入水せず、三種の神器の剣とともに土佐山中に消えた」。伝承を信じて、後鳥羽上皇のため神剣探索の旅に出た忠臣・有綱。苦難の果てに帝一行が住み着いたという集落を発見するが、そこでは思いも寄らない運命が待ち構えていた。一人の若者の冒険と恋を通じて、日本史最大の謎に挑んだ著者新境地の長編歴史ロマン。
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神剣を求めて
2024/07/30 07:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
幼い帝とともに海に沈んだ神剣を探す旅路。
それは平家の落人たちの困難な道程をたどる旅だった。
平家の一族が沈んだ海の画像を見てみよう。
険しい四国の山々の画像を探してみよう。
菊一文字の画像も。
後鳥羽上皇が隠岐で詠んだ歌が知りたい。
そんな気持ちになる冒険小説。
神器の剣を求めて
2024/07/01 20:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
平家滅亡とともに失われた「草薙剣」を探す侍と刀鍛冶の青年。
承久の乱後、隠岐へ流される後鳥羽上皇の寵姫伊賀局から託された命で探し始めた有綱、伊織を道連れに旅をするうちに、剣の存在意義を再認識したり、社会構造に気が付いたり。
剣は本当に沈んだのか、どこかにあるのではないか。安徳帝はどこかで生き延びたのではないのか。今も残る伝説も織り交ぜつつ進みます。
平家の甘さ、源氏の残酷さの対比も浮き彫りになり、どちらの世が民にとっては良かったのか。
剣探しは密かに始めた事だったがやがて皆が知るところとなり、少しずつその性質が変化していくのも面白い。