- 販売開始日: 2024/04/24
- 出版社: 講談社
- ISBN:978-4-06-535203-8
見えるもの 見えないもの 翔の四季 春
――ときおり翔の耳に「遅れて」届くようになった音は、世界の思いもかけぬ側面をあらわにしてくれます。そしてその音は、しばしば翔の心を波立たせるのです。大阪大学大学院人文学研...
見えるもの 見えないもの 翔の四季 春
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商品説明
――ときおり翔の耳に「遅れて」届くようになった音は、世界の思いもかけぬ側面をあらわにしてくれます。そしてその音は、しばしば翔の心を波立たせるのです。
大阪大学大学院人文学研究科 准教授 林千宏氏、絶賛!!
『ルドルフとイッパイアッテナ』シリーズ、「おばけずかん」シリーズでおなじみ斉藤洋が贈る、「翔の四季」シリーズの第四作。少年・翔の四季を通して描かれる目に見えるものと目に見えないもの、見えるものと聞こえるものの交差点。
同級生の鞍森杏(くらもりあん)は、恨んだ人間の体調を崩す、危険な力を持っている。でもそれは翔と杏だけの秘密だ。
力をコントロールできず悩んだ杏は学校に来なくなってしまった。
同じ時期に、街で「首なし女」が出ているという都市伝説を知り合いのジャーナリスト・木村啓介が調べているという情報を得る。
翔は、杏をはじめ、ジャーナリストの木村啓介、陰で花子さんと呼ばれている知里、涼とのやりとりのあいだで、「見えるもの」と「見えないもの」にも思いをめぐらせる。
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『見えるもの 見えないもの 翔の四季4 春』
2024/09/26 20:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
視覚と聴覚に時間差がある翔
霊を見ることができる涼
6年生になったふたりはおたがいの秘密を共有している
とつぜん消えてしまった大きなトカゲ
首なし女が出るという都市伝説
《ぼくはもう、世界が今見えているとおり、きこえているとおりではないのだということを知っている。》
転校生の杏は自分の持つ不思議な力に悩み、幼なじみの知里も自分にはかわった力があることを告白する
身の回りで起きたできごとに思いをめぐらせた4人は“そいつ”と対峙することを決意して……
300冊を超える著書を持つ斉藤洋が贈る“もの思う少年”の物語、4部作完結編
特別な力を持つ6年生の男女4人組
おたがいを信頼し、でももたれあわない関係が絶妙
いとうあつきの挿絵には全巻をつうじて目鼻が書かれていないけれど、表情がありありとうかんでくる
[シリーズ一覧]
『かげろうのむこうで 翔の四季 夏』偕成社/2021年8月
『黒と白のあいだで 翔の四季 秋』講談社/2022年9月
『こえてくる者たち 翔の四季 冬』講談社/2022年12月
『見えるもの 見えないもの 翔の四季 春』講談社/2024年4月
4冊シリーズの1冊目が偕成社から、2冊目以降の版元が講談社に変わったのには深いワケがありそうな……
子ども向けではないような
2025/02/20 09:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回は「首なし女」(かまいたち?)。
やっぱり涼は好きになれない。
自分は幽霊が見えるのに、幼馴染の知里の妖怪話はバカにするというし、頭は良くて顔もいいかもしれないが友人にはなれないタイプ。
涼が10以上歳上のアユと結婚するというのを「正気の沙汰じゃない」と翔が思っていた事に少しホッとしました。
保育園で先生に「僕大人になったら先生と結婚する!」と言うような可愛げのある執着じゃないので…。
今回のお話は色々中途半端なところが多かった気がします。
翔をはじめとして精神的に大人びた子ども達なのに、
「首なし女」との対決シーンだけ、妙に子供っぽいマンガのような展開のような印象を受けました。
トラウムが翔を助けにやってきたのは良かったです。