ヤンキーJKクズハナちゃん　22 新着

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投稿者：♂猫Junn-Junn　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

今巻『ヤンキーJKクズハナちゃん』第22巻は、
第187話「君がいるだけで」～第195話「舞い降りるカラスとボッチ男子」(初出:週刊少年チャンピオン2024年09号～17号)を収録。
で、先ずは、前巻第21巻ではお預け状態だった案件…
前々巻第20巻終盤での…
犬飼心晴が憧れの先輩九頭竜華子に文化祭の件で熱烈アピール回…からの流れで、
メインヒロイン九頭竜華子と主人公早乙女穂高が気持ちのすれ違いでギクシャク展開＜第175～177話＞の件で、
穂高が華子と直接対話し、仲直りした形になりギクシャク状態解消Butソレ以上の進展は阻止され…な第187話からスタート。
そして、
頭数も揃い有志団体「チームUSHIGOME」が遂に承認され、で、店員がカフェで接客&ダンスステージもやるんだ!
と本格的な準備を開始する一方で、生徒会長久雀真琴の言動に、
鷹江花澄他の穂高に恋する女子達が苛々ヤキモキ…そんな後輩女子達に構わず、
穂高に興味&好意示し、ぐいぐい距離を詰めていく久雀だが…色々とほろ苦い過去経緯があるようで…
という現生徒会長久雀真琴視点の高1時代、茂手城高校入学直後から今に至る2年半
…の過去回想メイン展開が今巻後半部分＜第193～195話＞。
そんな過去経緯判明展開の中で、
作中第3話以降頻繁に登場している校舎屋上給水塔の上のあの椅子のルーツも判明したり…
な、そんな今巻第22巻だけど、
週刊少年チャンピオン連載分を読んでいて既に収録内容の展開は知っていても、改めて、コミックス単行本で読み返してみると…
寡黙な副会長烏野凛の(主に久雀に対する)微かな表情の変化等から色々な感情や想いが漏れ伝わってくる気がして、
ホロッと涙が溢れたり…その感情の機微部分は、週刊連載分を読んでいる時には、
ソコまで感じてなかった部分なので、新たな発見があって、今巻を買って読んでよかったと思える要素の1つだったな、
と。

今巻収録内容としては、後は、週刊連載時にセンターカラーだった回(第188話、第193話)に、
夫々、久雀真琴と烏野凛のキャラ紹介系おまけイラストが描き下ろされている事と、
今巻収録最終話の第195話「舞い降りるカラスとボッチ男子」は、
週刊連載分で掲載された20頁の内容の後に、描き下ろし新規場面3頁が追加されて、次巻第23巻に続く…
という付加価値仕様になっている件。

そんなこんなで、今巻は、少しうるうるっとなる展開もあったし、青春学園ラブコメ作品としては、
読み応えある濃密内容だったと思えているんで、大満足です…あと、
この作品、世間的には大ヒット作品ってわけじゃ必ずしもないけど、でも、地道に地道にこの第22巻まで来て、
累計100万部突破!!ってことで、一ファンとしては、目出度い事だな、
と嬉しく思っています。
で、8月発売の次巻第23巻は、いよいよ文化祭前日から文化祭本番当日のエピソードが収録される巻になるので、
また、続きを読むのが楽しみです。