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  • 販売開始日: 2024/05/31
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • ISBN:978-4-10-101015-1

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硝子戸の中(新潮文庫) 新着

著者 夏目漱石

硝子戸の中から外を見渡しても、霜除けをした芭蕉だの、直立した電信柱だののほか、これといって数えたてるほどのものはほとんど視野に入ってこない――。宿痾の胃潰瘍に悩みつつ次々...

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硝子戸の中(新潮文庫)

税込 374 3pt

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商品説明

硝子戸の中から外を見渡しても、霜除けをした芭蕉だの、直立した電信柱だののほか、これといって数えたてるほどのものはほとんど視野に入ってこない――。宿痾の胃潰瘍に悩みつつ次々と名作を世に送りだしていた漱石が、終日書斎の硝子戸の中に坐し、頭の動くまま気分の変るまま、静かに人生と社会を語った随想集。著者の哲学と人格が深く織りこまれている。(解説・石原千秋)

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みんなのレビュー95件

みんなの評価4.2

評価内訳

紙の本

実に読者を魅了する誠実な文体

2011/06/23 19:23

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:analog純 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 私の友人の中に、漱石作品の中では『硝子戸の中』が一番好きだという人がいます。
 たまたま何かの話をしていた時に触れた程度だったので、それ以上の進展もなかった話題なんですが、よく考えてみれば、かなりヘンな「好み」ですよね。

 だってこれって、例えばベートーヴェンの全作品中私の最も好きなのは「エリーゼのために」だっていうのと、あんまり変わらないと思いませんか。

 ……うーん、「エリーゼのために」は、少し言い過ぎかも知れませんね。
 うん。このあたりでどうでしょう。

 「ベートーヴェンの全作品中、私の最も好きなのはオペラ『フィデーリオ』だ。」

 この例え、いいですね。
 そう、こんな感じじゃないでしょうかね。

 しかし、今回取り上げようとしている『硝子戸の中』とか『思い出す事など』なんかは、一部の読み手には、漱石作品中かなり重要な作品だと評価されているんですね。
 なぜかと言うに、ここから漱石の「則天去私」が読める、と。
 「則天去私」の境地そのものでなくても、それを目指し、精神的活動としては日々刻苦勉励に励んでいた漱石の姿が描かれている、と。

 事実この随想のある章には、倫理的価値観に基づいて自らの行動を断罪し、その苦悩を語る漱石の姿が描かれていたりしています。
 そこはさらに、こんな風に書かれます。

  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 もし世の中に全知全能の神があるならば、私はその神の前にひざまずいて、私に亳髪の疑いをさしはさむ余地もないほどの明らかな直覚を与えて、私をこの苦悶から解脱せしめん事を祈る。でなければ、この不明な私の前に出て来るすべての人を、玲瓏透徹な正直者に変化して、私とその人との魂がぴたりと合うような幸福を授けたまわん事を祈る。今の私はばかで人にだまされるか、あるいは疑い深くて人を容れる事ができないか、この両方だけしかないような気がする。不安で、不透明で、不愉快に満ちている。もしそれが生涯続くとするならば、人間とはどんなに不幸なものだろう。

  ----------------------------

 今、上記の文章を写していてまず思ったことなんですが、この作品は朝日新聞に連載されていたんですが、現代ならちょっと書けないだろうという、何というか、正直さで書いていると感じました。
 仮にも漱石といえば、この時代の大知識人であり、ベストセラー作家でもあった人ですね。現代の文筆家なら、これだけ無防備な文章は、ちょっと公に発表できないんじゃないでしょうか。どうでしょう。

 しかし、一方で私はふとこんな事も思ったんですね。

 「これは、まるでブログの文章のようでもある。」

 なるほど、そう考えれば、上記に「天下の朝日新聞」と言うことを書きはしましたが、この時代に朝日新聞が「メディア」として持っていた立ち位置は、特に質的なものとしては、現在で言えば案外「ブログ」に近いんじゃないかと。

 ともあれ、漱石晩年の二大随筆は、実に読者を魅了する誠実な文体で描かれています。

 しかし、その中に書かれているものは、以前より既に多くの指摘があるように、極めて「死」の臭いのするものであります。
 それは、ほとんど全話題においてそうであり、ここにある人は「悟り」に近い漱石を見、ある人は「生命力」の枯渇しかかった漱石を見ているわけです。

 実際、とても多くの身の回りの人々の死が描かれているのですが、それはたぶん、この明治から大正という時代において、本当に人々の回りには死が満ちあふれていたということでありましょう。

 漱石の小説に描かれたものとしては『彼岸過迄』中の愛児・雛子の死が代表的でしょうが、人生のすぐ横に死が静かに蓋を開けているという状況は、きっと万人の日々の生活の相でもあったのだと思います。

 ただ、死が回りに満ちあふれていることと、それに敏感に反応して作品中に掬い取ると言うこととは明らかに別物で、ここにもこの時期の漱石が、生よりもすでに死に馴染もうとしている様子が見て取れます。

 この随筆の連載時、漱石の年齢は四十八歳、小説作品としては『こころ』を書いた直後であります。
 この後すぐに『道草』を書き、そして絶筆『明暗』へ。
 いまだ五十歳に満たずとはいえ、既に肉体を多くの病によって損なわれ、しかし「生」の意味をあくまで問い続けていた作家の残りの人生は、後二十ヶ月ほどでありました。

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紙の本

入院中のことを思い出す!

2016/03/12 22:58

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:森のくまさんか? - この投稿者のレビュー一覧を見る

漱石先生の本作品を読んでいると

以前 病気して入院していたことを 思い出します。

病室のガラス窓の中からは 国道を走る自動車と

疾走する新幹線しか見えず、

視野が非常に狭くなり、

いつも 退院することばかりを思っていました。

本作品は ついつい漱石先生の調子が悪い時と

思いながら読んでしまうので、病気のことばかり

脳裏をよぎります。


淡々と進んでいく本作品ですが、

漱石先生のいろいろな思いがつまっています。

偉い人でも 些細なことで悩むのですね!

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紙の本

淡々と日常が語られるなかに明治の東京の町が自然に浮かんでくる。

2022/07/23 07:48

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る

脳科学者・茂木健一郎さんが、著書『頭は「本の読み方」で磨かれる』の中で、大きく推薦していた夏目漱石の随筆集。

淡々と日常が語られるなかに明治の東京の町が自然に浮かんでくる。

中でも、入院中に亡くなってしまった楠緒さんとのエピソードは、「一期一会」という言葉が浮かび考えされられた。

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紙の本

緩さの現象学

2004/09/22 21:44

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:脇博道 - この投稿者のレビュー一覧を見る

眠い。だが手には本書がなぜか存在している。かろうじて活字を追って
いくとまるで夢のなかにいるようだ。硝子戸の中の和室に正座しながら
漱石は、記憶の中をさまよっている。なんともゆるい時間が流れている
かのようである。突然来訪した女性からとてつもなくヘヴィーな話を聞
かされる漱石。その内容に関しての記述はほとんど無い。きっと重大で
かつ生きているかぎりどこにでもあるような話なのであろう。総てを聞
き終わったあと、当然の事ながら2人のあいだには重苦しい沈黙が訪れ
る。だが漱石は、余計なアドヴァイスなどはもちろんしない。ただ一言
決定的なことばを女性に対して投げかける。返答がくる。ここがとてつ
もないカタルシスを生成する瞬間である。一言でひとの人生は変わる事
もある。変わらない事もある。だがこの瞬間は、前者といえる漱石の深
い人生観が充満しているかのようだ。救済は一言でなされるという最も
ミニマルな美しい言語で読者を深い安堵に誘ってくれるであろう。そこ
には難しい理屈も小賢しいレトリックも存在しない。もちろん壁も存在
しない。ただただリアルな生への想いが込められているだけだ。場面は
変わって床屋談義と相成るわけであるが、この文章における記憶の遡行
は限りなく美しい。記憶が人を存在たらしめている事を実感させてくれ
るすばらしい文章だ。ノスタルジーに浸るなどという単純な事態ではな
い。ナボコフの記憶よ語れ、やプルーストのスワン家の方へ、の記述に
も匹敵するがごとき強度の効果がこの短文の中には充填されているとい
っても過言ではないだろう。髪を切ってもらう人と切る人との果てしな
いダイアローグ。もうこの世には存在していない人を背後から教えても
らうという途方もないシチュエーション。だがそれは軽い驚きというニ
ュアンスでとりあえずは語られてはいるのだが、この短文の末尾の言葉
を読めば、深い深い記憶の奥底にダイブしている漱石のこころの動きが
必ずや感じられるであろう。硝子戸の中と外。かぎりなく薄い皮膜で隔
てられた異なる空間には全く別種の時間が流れている事を認識させてく
れる。どちらが薄明の世界であるのかはおそらく誰にもわからない。も
しかしたら漱石にはそれが分っていたのかもしれない。まどろみも最高
潮に達している自分に気付く。だがもう少しだ。今宵は本書を読み切っ
てしまってから深い眠りにつこうと夢の中で考えている自分が居る。

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紙の本

過去へのバイアス

2019/07/25 09:13

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Yo - この投稿者のレビュー一覧を見る

人が誰かに自分の過去を語るとき、その回想には、自分が「相手からどういう人間だと思われたいか」というバイアスがかかっている。本当に客観的な過去なんてなくて、回想を聞く/読む相手との間にこれからどういう関係を築きたいか、そういう未来が過去をつくっているのかな、などと思った。

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2004/09/23 18:48

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2004/10/28 20:46

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2005/11/05 06:11

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2006/05/26 00:13

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2011/09/07 18:41

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2006/08/31 22:13

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2006/11/23 23:51

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2006/12/19 00:31

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2007/05/24 11:50

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2007/06/25 18:29

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