所々ウルっとしました
2024/12/01 14:04
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投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の英国での日常生活、特に息子さんの学校生活の中で感じる差別、もやもやがつづられている本。日本に一時帰国したときの、じいじと息子さんの触れ合いや、黒人の女の子が学校生活になじめるようになってコンサートでソロの歌声を披露したところ等、所々涙腺が緩みました。日本でのほほんと生活している私には、少し世界を広げてくれる本でした。
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前作に続き、今作も良かった…
2019年出版ということで、そうそうこの頃話題になったよね〜と思うこともあるし、えっこの頃から話題になってたの!?ということもあり、2024年の今頃はきっとまた繋がっているけど新しい話題を話しているんだろうな、と想像する。
疑問を持つ息子さんに対し、著者とその配偶者が真摯に対等に対話する様子がとても好きだし、理想の姿でもある。そして、自分なりに思索し行動に繋げていく息子さんも、私自身の理想の姿かもしれない。
このシリーズがずっと続けばと思わずにはいられないけど、子どもの成長は早く、本作でも、大人に半歩踏み込んでいる息子さんの様子が感じられ、この形での継続は難しいのかなとも思う。
社会に対する見方や疑問、気付きを多く得られた本シリーズ。著者の他作も読んでみたいと思う。
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面白かったです。
数年前、第一作を読んで面白かった事を覚えていたので、読んでみましたが、今回も面白く、サラッと読み終えました。
イギリスと日本…いや海外と日本、教育方法がこんなにも違うものか…と。(私の受けた数十年前の教育と比較してますが)これは社会に出た時、すごく役に立ちそうな授業だと驚き、日本も少しは変えていって欲しいと思いました。
中学生で政治を考えている。親が話しているから、子供も普通に、政治が会話の話題としてあがってくる。これは自分が中学生の時には考えられませんでした。
色々と学びの多い本でした。
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イギリスと日本の教育の違いを見せつけられているなぁと思いました。文化や歴史が違うのだからどちらが良いとか悪いとかないけど、自分が受けてきた教育とは違っていてその違いの差に愕然とする。日本はなんとなく受験のための勉強だけど、イギリスはその先をもっと考えての教育、という印象です。
中学生が摂食障害やドラッグの問題、LGBTQをテーマにしてスピーチするというのがすごいことだなと思いました。中学生の頃からこういうことを自分の頭でしっかり考えていくようになるんだな、と。
家庭内でも両親とぼくで話し合いが行われるこたが良いなぁと思いました。
ブレイディさんの実家に帰った時の祖父とのやりとりにほっこりします。
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前作でも主人公である著者の中学1年生の息子さんにハッとさせられることが多々あったけれど、今作も初っ端からハッとさせられた。
自分が中学生の時、社会のこと政治のことをこんなにも考えられていただろうか。
著者の社会に対する目線や考えが息子さんにも宿っているんだろうけれど、とても繊細であたたかな考え方に、いつもうるっときてしまう。
優しい息子さんのような人間ばかりだったら、この世はとても良い世界になるのにな……
みんなが誰も取り残されないような考え方を、わたしもしていきたいなと感じる。
きっと続きも読みたい。
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ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー1を昔読み、続編が発表されたということで早速手に取ってみました!
息子さんの成長も感じられたと共に時代のちょっとした変化も知ることができました!✨️
「ライフって、そんなものでしょ。後悔する日もあったり、後悔しない日もあったり、その繰り返しが続いていくことじゃないの?」という言葉が刺さりました。
みなさんもぜひ!^^
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2ですよと。イングランドとのだいぶ違う生活圏を地に足をつけて生きている日本人が比較できる様な我々も考えさせられるとても読みやすいもので きっと自分の頭で考えるべきだと教えている筈。中学校に入るまでの道筋があったけど2も良かったよ、隣家のお母さんのヘッドライトの話は切ないし子供の為に生きてきて成人しても自分を殺して子供の為にとか 違うけどなって感じ
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1作目に続いて身近な問題を社会に広げるのが分かりやすくて面白かった。
俺みたいにはなるなと子供に言わないようで済むように生きていきたい。
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学校の国語の授業で学ぶ「随筆」は、徒然草・・的に、自然情景、風聞、または自分の日々の小さな生活から、内省、もののあはれ、切なさ、センチメンタリズム・・を、清澄な文章で表現したものが多かった、と思い出す。
この著者のこのシリーズは、日常からの気づき、を記しているという点では日本古来の「随筆」と同じだが、その視点は、世界を俯瞰し、客観を得る高みにある。
あくまで、息子氏、配偶者、隣人、学校関係者等の行動観察と会話から、今、世界での普遍は何か、ということまで射程を伸ばす。それでいて、ちっとも難しくない。
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社会や学校、帰省の様子などいろいろな場面での問題提起や気づきが溢れていた。
「もらう」「あげる」になった瞬間にうまく渡すことができなくなる…あるなぁ
ちょいちょい泣きそうなシーンも。
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元公営住宅地は丘の上にあって実は見晴らしがよいと。イギリスの夏の夜にはさぞ心地よかろう
お隣のお母さんの話は切なくなってしまう
「配偶者」が目立たないながら良い味を出している
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続編も軽やかで読み心地の良い作品でした。実際に生活を送る方の言葉を、本を通して聴けること、ありがたい体験だなと思います。息子さんがどんな大人になるのか楽しみ。
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海外でのリアルな子育ての話。
前巻に続き息子の学校生活を中心に、異国で暮らす母の奮闘やら身近な貧困とか政治や世界情勢にまで触れ、日本がいかにのほほんと暮らしてるのかを改めて感じた。
音楽ましてや洋楽に疎いので作中の曲がメロディにならないのが残念。
どこに住んでも家族という単位がまずは会話して、地域と関わって、ひとと繋がって大人も子どもも成長するのだなぁ
空港で涙するおじいちゃんがよかった
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2もおもしろかった!!!
中学生のぼくが見る世の中は、大人が目を逸らしている問題をまっすぐ、純粋に見つめ、問いかけてくる。
私だったらたじたじしちゃうだろうなぁ。
ブレイディさんはぼくの成長に感心しながらも、「子どもだから」とか、そういう気持ちなしに、思っていることを伝えている。こういう親子関係はとても素敵で憧れる。
地元の公立中学校出身の私としては、あのときに色々な家庭の生活を見たことは、大人になってから「社会」を考えるうえで大切な経験になってる。
正直、小学校や中学校から私立に行くのが悪いこととは思わないけれど、その先一生関わることのない人というのは存在する。それが差別意識と言われればそうなのかもしれないけれど、自分の目で見て感じて考えるというのはとても大切なこと。
ぼくの経験は、必ず将来の役に立つし、視野の広い大人になれる。
こういうこと話したくなっちゃうような、真剣に人と社会と向き合うのもたまにはいいよねって思わせてくれる作品。
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前回に引き続き今回もいろいろと考えさせられます。
学習プログラムが日本とはかなり違って子供が自立していかないと進めないように思います。
自分の意見をはっきりともち、でも周りのことも考えて気持ちを整理していくことがこの年でしっかりできるようになっているところは、ただ学校に行って授業を受けるだけの日本のプログラムで全員がここまでになるにはまだまだ届かない気がします。
自立を支援するプランを学校で常に見せてくれているのも大きいです。
ただ、そうしなければならないほどに生活をしていくことが難しいということでもあるのだと感じます。
日本も遅れてこのような状況にこれからなっていくと思うと、若い世代のひとたちの支援をお金を渡す以外のことをしていかなければならないのではと考えます。