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31件
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
著者 ブレイディみかこ
人種も貧富の差もごちゃまぜの元底辺中学校に通い始めたぼく。人種差別丸出しの移民の子、アフリカからきたばかりの少女やジェンダーに悩むサッカー小僧。まるで世界の縮図のようなこの学校では、いろいろあって当たり前、みんなぼくの大切な友だちなんだ――。ぼくとパンクな母ちゃんは、ともに考え、ともに悩み、毎日を乗り越えていく。最後はホロリと涙のこぼれる感動のリアルストーリー。(解説・日野剛広)
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2(新潮文庫)
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ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー The Real British Secondary School Days
2021/12/04 09:45
リアルな英国
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:touch - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルを直訳すると、「ぼくは日本人(黄色人)で白人で、ちょっと憂鬱」。
そうノートに走り書きした中学生の息子を持つ母親(ブレイディみかこ氏)が書いたノンフィクション。
日本では、よく「欧米では・・・」なんて言われて、あたかもヨーロッパやアメリカの方が進んでいる印象が強いが、いやいやイギリスだって、色んな問題を孕んでいることがよくわかる。
その代表が、「貧富の格差問題」とタイトルにもある「人種問題」。
息子の学校生活などを通して、それらが如実に伝えられる。
それにしても、この息子。こんな環境で過ごしてきたためか、かなり大人びていて、感心する。
文庫の帯に「60万人が泣いて笑って感動した」とあったが、私は別に泣きはしなかったかな。
「多様性」を考えるには、とてもいい本。
帯には「親子で読みたい一生モノの課題図書」とも紹介されているが、これは頷ける。
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー The Real British Secondary School Days
2021/08/20 07:01
子育ては終わったけれど、読んでよかった!
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トリコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
子育て世代でなくても
・読むと少し気持ちがやわらかくなる
・そんな中でときどきザラつく話もあるけれど
・言葉にすることの大切さ
・言葉にしてはいけないことのむずかしさ
・いろいろ教えてくれた。
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー The Real British Secondary School Days 2
2022/08/21 14:54
前作同様とてもいい
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:bug - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても読みやすく、内容が濃いです。思春期の男の子がここまで、社会のこと、人種問題のこと、政治のことなど、深く考えていることに感心しました。