本格×警察小説、異能バトルミステリ
2024/07/26 19:18
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投稿者:とらねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白い、面白い〜めちゃめちゃ楽しい。
小説「野性時代」連載中も読んでいましたが、加筆改稿されていますね。
某国に飛来した隕石の影響で100人の能力者、「コトダマ遣い」が生まれた現代で、能力を殺人に用いる凶悪犯を、能力者で組織された警察チーム「SWORD」が追う物語です。
「SPEC」を思い描く世界観。
異能系×警察小説だけど、謎解きは本格。
シリーズ一作目は「火」
まだまだ永嶺刑事の闘いは続きますね。
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界に100人しか存在しない「コトダマ使い」。ちょっとした超能力だけど、いろいろ制約とかあって、万能でない所がイイ。
そんな「コトダマ使い」の犯罪を追う、コトダマ使いの警察官たち。
犯人の目的、捜査班を設立した真の目的。なかなかです。
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後、いわば上司を犯罪者として認識したわけで。
続けるしたら、どういった展開にするのか。
主人公、頭が回りすぎ。
本文中にも書いてあったけど、能力者は全世界で100人しかいないのに、
日本に固まりすぎ。
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残り30ページでいきなり不穏に。
まったく出てこないのは気になっていたが。
シリーズ継続を待ちましょう。
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世界に突如『コトダマ遣い』という能力者が100人が現れる
「読む」「放つ」など100の言葉に応じた、それぞれが違う能力を発揮する100人…というコミックのような設定ながら、能力者たちの戦いと、刑事ものでバディものの要素もある人間くさい部分が丁度いいバランスで描かれていて現実離れ感は全く感じなかった
キャラクターが立っていて読みやすく、二転三転するストーリーで一気に読んだ
今回は「燃やす」がメインだっけれど、まだ解決していない問題もあるし、今回登場していない能力者はまだまだいるはずなので続編期待していいってことですよね⁈
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#読了
2024/8/18
バーニング・ダンサー/阿津川辰海
面白かった!警察小説なんだけど、どっちかと言うと推理小説に近い感じ。設定は面白かった。ワンピースの悪魔の実みたいな、実が世界には1つで能力者が死んだら他のところに出る、みたいな。やっぱり上手い人の小説は読みやすい。
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好き嫌いあるかもしれませんが、この厨二感が
個人的にはハマりました。
設定もありそうではあるものの、うまくまとめてあって
飽きずに読了。
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3.5くらい
世界に突然、特殊能力をもった100人が現れ、それらの能力をもったもの同士の戦い。
燃やす、聞く、固くなる、放つ、入れ替える等。
ジョジョのSTAND使いのような感じか
続きそうだが、捜査の指揮官が犯人ってのが
なかなか面白い。
タイトルはバーニングダンサーじゃないようがいいような
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ONEPIECE小説版でしょうか?悪魔の実がコトダマになり、SWORDも海軍の反乱分子だったような?言うなれば三笠は黒ヒゲ、マーシャルDティーチ的な?自分なら何のコトダマが良いかな?限定条件もあり悩みどころですが、「見抜く」なんて真実が知れて良いなぁなんて思いました。
炎で燃え上がる身体から「バーニング・ダンサー」なんて事件名が付いたのでしょうか?
透けるのコトダマも気になるので次回作出るまでに「透明人間は密室に潜む」を読まねば!
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正直言って期待外れだった。
まず、展開が読者の予想を超えてこない。
「化ける」と「真似る」は明らかな伏線として描写されていただけに、ホムラの能力が「燃やす」じゃないことに読書がすぐ気づいてしまう。
また、三笠が黒幕なのも某ジャンプマンガを読んでる人ならすぐに勘づく。
それでも推理がおもしろければまだいいんだけど、あまりおもしろくない。
望月の能力をケアしたことから容疑者を絞り込むところはお見事でした。
能力バトルも、読み合いより勢いが勝ってる感じがして好かない。
もっとスマートな頭脳戦を書いてよ…
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基礎の出来上がっているサイキックSFに本格ミステリのロジックを組み込んだもの。キャラものとしてもSFとしてもミステリとしてもバランスは良い。動機と犯人はわかりやすい寄りだが"真の証拠"からロジックで詰めていくいわゆる解決パートのワクワクがきちんとある。シリーズ化すると思うんだけどこの先どんな事件を用意して、大ボスをどう調理していくのかに期待を寄せたい。
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題材とあらすじから期待感満々で読んだのだが、期待を上回る事は無かった感じ。
ドラマ化するとしたらピッタリな感じだが、ミステリとしてのトリックの薄さやキャラの魅力、能力バトル全てが中途半端になってしまっているような気がした。
大好きな作家さんであり、物語の引きとしては続編も期待できそうな感じだったので、序章と捉えて続編にもっと楽しませてくれると期待したい。
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阿津川辰海の長編。警察×能力×ミステリー。
能力モノはどうしても似たり寄ったりのイメージになるのだが、今作は事前に全ての能力名を開示し、対決する相手がどの能力者なのか検討出来ることも面白さの一つである(しかし能力名が漠然としているため、作中で使われている事象を持って予測するのが難しいので、能力当ての魅力は半減している。)
警察ミステリとしてはどちらかというとライトな印象で、人間関係や、どろどろとした陰鬱な作品でも無い。
阿津川辰海独特の謎解きやどんでん返しが用意されており、読み終えると思わずにやけてしまう様な作品だ。以前、別の作家の同じようなプロットの作品を読んだが(こちらも面白かった)、能力の謎をまだ残していたり、今後に続きそうな結びや結末である事から、個人的には今作をより楽しむ事ができた。
主人公の刑事である長嶺スバルは能力に目覚め、葛藤するが、コンビを組んでいる相方の助言もあり、自身の能力を打ち明け、捜査に活用する。とある捜査中に敵のことだましと対峙、相方を亡くしてしまった事をきっかけに警察への出社が出来なくなってしまう。
休養などを経て警察に復帰した長嶺は、三笠課長に誘われ、あたらしく設置されたコトダマ犯罪調査課のリーダーとして任命される。
交通課から任命された双子の姉妹や、金髪のチンピラのような男など警察官として捜査をしたこともないメンバーもいる中で、長嶺はチームをまとめ、犯罪者を追う。
阿津川辰海の面白さが詰まっており、最後の最後にまで手に汗握る展開が続く。まあ、そういう展開だろうなぁと、途中からはある程度予測げ出来ると思ってしまったが、流石は阿津川辰海、まんまとしてやられた。
登場人物、並びに今作では言及されていないコトダマもあり、続編を期待してしまう作品だ。
真っ当な感覚で読んでしまうと、間違いなく衝撃に飲み込まれてしまう。最近、余りにも決まりきった結末の作品が多い中、久しぶりに尖った作品を楽しませていただいた。
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SFと刑事物が混ざっており、スリリングな展開と謎解きにロジックを求める感じは阿津川先生っぽいなぁと思いました。
以下あらすじです。「Amazonの本紹介より引用」
特別な能力で大衆を煽動する殺人犯・ホムラvs. “猟犬”の異名をもつ元捜査一課刑事
「あの、私も妹も、交通課から来ました」。その一言を聞いて、永嶺スバルは絶句した。違法捜査も厭わない“猟犬”と呼ばれた捜査一課での職務を失い、新しい課に配属された初日。やってきたのは、仲良し姉妹、田舎の駐在所から来た好々爺、机の下に隠れて怯える女性、民間人を誤認逮捕しかけても悪びれない金髪男だった。着任早々、チームに異様な死体の事件の報告が入る。全身の血液が沸騰した死体と、炭化するほど燃やされた死体。ただ一人の理解者であった相棒を失い、心の傷が癒えぬスバルは、捜査経験がほぼない「警視庁公安部第五課 コトダマ犯罪調査課」のメンバーで捜査を開始する。メンバーの共通点はただ一つ。ある能力を保持していることだった――。
ミスリードがすぎるなっていう部分があって何となくオチが読めてしまった感じがありました。特殊能力バトルという設定は割とドラマでもみられた設定ではあるのですが、能力の応用のさせ方は本作ならではだなと思いました。途中で分かっていることをまとめてくれる描写がたびたび出てくるので、それは親切な設計であると感じました。
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阿津川さんの新作です。
警察ミステリに加えて、特殊能力という設定にワクワクしながら読みましたが、個人的に少し盛り上がりに欠けるかなぁと思いました。特殊能力という設定上、あまり大袈裟になるとリアリティに欠けるからなのか。続編ありきで、今作は序章だからなのか。ちょっと物足りなさを感じました。
細かな設定はさすが阿津川さんといった感じですが、後半の展開は読めてしまいました。
続編に期待します!