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三国志 みんなのレビュー

  • 北方謙三

みんなのレビュー35件

みんなの評価4.3

評価内訳

64 件中 1 件~ 15 件を表示

三国志 1の巻 天狼の星

2001/12/13 21:59

北方ワールド

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:きんぴら - この投稿者のレビュー一覧を見る

 同じ三国志といえど、こうも違うのかと驚かされる。手垢にまみれたはずの物語を、北方謙三は新しく調理したのだ。

 様々に蠢く陰謀の中、精一杯に生きる武将達の姿は見ているだけで胸が熱くなる。何と言っても劉備が良い。善人で徳の人と言うイメージからは遠く離れてしまうが、生きている。その息づかいが感じられる。

 どことなく慎重な曹操にも共感できるし、呂布の悲しさが胸に突き刺さる。これは徹底したリアリズムの世界である。

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三国志 1の巻 天狼の星

2015/08/23 18:55

読みやすいです

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ケロケロ - この投稿者のレビュー一覧を見る

吉川英治さんの三国志を20代に読みましたが、その時より、読みやすかったです。北方さんの書き方、私の年齢など、タイミングもあると思います。

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三国志 10の巻 帝座の星

2004/09/17 22:00

死に逝く英傑

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:りぅ&なな - この投稿者のレビュー一覧を見る

関羽の死から早数年。劉備は孫権の首を獲るべく呉軍を攻める事を決意する。
そんな中、曹操にも死が迫っていた。
曹操の後継者に曹丕が選ばれ、曹丕は強引に帝になった…


英傑と呼ばれる人物が時の流れにつれて1人また1人と姿を消していく。
ある人は病気で、ある人は戦いに、ある人は暗殺によって…

残された者は自分を責め、悲しみに涙し、怒りに震える。
夢を叶えられずに逝った者は我らを見ているのか?
待っていてくれ必ず仇はとってやる!

もうそれしか考えられない。



私は北方三国志でこれほどまでに感情が動くとは思ってもいなかった。
三国志の結末は知っている。知ってはいるが止めてくれ! これ以上誰かが死ぬのは見たくない!
私が蜀にいるのなら呉を攻めたい! こんなに理不尽な事があってたまるか!
劉備、お願いだから呉を討ってくれ! そしてお願いだから劉備に勝利を!


そして、時は流れ「夷陵の戦い」の幕が切って落とされる…

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三国志 9の巻 軍市の星

2002/03/26 16:52

三国志のTurningpoint

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:南亭骨怠 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ここまでの三国志は,血湧き肉踊るという感じだった。しかし,ここからは違う。歴史上,三国時代が終わりを向かえるのは分かり切ったことだ。そして英雄達もすべて死にゆくのも人間である限り当たり前のことだ。ここから英雄が死に,国々が滅びに向かう。死の予感は常に漂っている。死ぬな! と思いながら読んでしまう。
 北方三国志の人間臭く,そしてあまりにもかっこいい英雄達の死に様を読んでほしい。

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巻末が蛇足だが、全体的には満足。

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mistta - この投稿者のレビュー一覧を見る

生きている馬超。
西方を制圧する諸葛亮。
魏延との確執に自己嫌悪する諸葛亮。
史実と違う、演義と違うオリジナル三国志。
だが、いきいきとした戦闘シーンがいい。
内政の充実ぶりまで鮮やに描かれている。
諸葛亮の衰弱ぶりが悲しいまでに伝わってくる。
南中の果実で馬忠が作った腹の中が燃える酒は
是非飲んでみたい(笑)。
人間臭さを増す登場人物の性格脚色。
嫌いではない。
巻末は蛇足だが全体的には引き込まれるように読めた。

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三国志 1の巻 天狼の星

2014/02/04 11:45

面白い!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:笑う門ふう - この投稿者のレビュー一覧を見る

以前に別の作者で読んだ時は、正直とても苦痛で、でも読まなきゃ!名作と言われてるし…。と思いながら必死で読んだ感があるのですが、
さすが北方さん!もう最初の10頁で面白い。面白い!
むさぼり読んでおります。
今後も期待!!

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三国志 13の巻 極北の星

2002/06/27 22:24

もう一つの三国志

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:南亭骨怠 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 三国志というと,劉備・関羽・張飛の物語であるが,その他にもう一つの物語を見いだすことができる。
 北方三国志では,12巻・13巻の亡き劉備の志を孔明が受け継ぐ部分である。特に北方三国志では人間味あふれる孔明が苦悩し,耐え,志のために戦いぬく,心の迫ってくる物語になっている。

 柴田練三郎も,この部分を、『英雄・生きるべきか死すべきか』に表している。北方三国志を読み終えた今,また柴練三国志も読みたくなった。

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三国志 10の巻 帝座の星

2002/03/26 16:41

三国志は滅びゆく者の物語

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:南亭骨怠 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 数多くの三国志を読んできたが,北方三国志ほど英雄たちが人間味にあふれている三国志はない。こんなに悩んでいる孔明がいただろうか。こんなに深い優しさを持った張飛がいただろうか…。
 そして,九章,十章と物語は後半部分へ向かう。英雄達に死がおとずれる。結末はわかっている。しかし,死んで欲しくない。英雄達の死に,人間三国志が一層深みを増す。

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三国志 1の巻 天狼の星

2002/07/17 10:58

全く新しい三国志

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しょいかごねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

つい先月文庫版が完結した、北方謙三版の三国志。そもそも僕は「三国志くらいは読んでおかないと」という程度の気持ちで、最近評判のこの北方版を読み始めたのだが、読み始めるやそのあまりの面白さにすっかり夢中になってしまった。
勢いで、いわゆる「三国志演戯」のデファクトスタンダードである吉川英治版など、他の三国志も読んでみた。この北方版の特徴として、いわゆる三国志の有名なエピソードが省略されていたり、オリジナルな登場人物が加えられている点が挙げられる。これらは作者が描きたい人物の、キャラクタを際立たせるため、因果関係に説得力を与えるために用いられている。つまり、作者は従来の読み古された三国志を噛み砕き、人物やエピソードを追加して論理的展開をまとめ直し、作者独自の全く新しい三国志を構築している。
そうなのだ、こういった三国志は「一般教養」という意味では異端なのかもしれないけれど、小説として大事なのはそんなことではないのだ。どれだけ小説として充実しているか、どれだけ登場人物に感情移入できるか、そしてどれだけ面白いかなのだ。北方版ではすべての登場人物がかっこいい。よく言われる劉備=善、曹操=悪という図式は全いし、一般には印象の悪い張飛や呂布などが実に魅力的に描かれる。
第一巻では虎牢関の戦いの後までが描かれている。淡々と史実が描写される吉川英治版と比べると、一部の内容が省略されている分、状況や心理の描写が細かく、その分登場人物にどっぷり感情移入してしまう。
この本は絶対に面白い。男はこういう本を読むべきだ。今の世の中にはこういう熱い本が必要である。

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三国志 11の巻 鬼宿の星

2002/07/19 13:58

夷陵の戦いと劉備の死

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しょいかごねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この巻のメインは、劉備が報復のために呉に侵攻する夷陵の戦い。つまり、この最後では劉備も死にます。しかし、もう一巻以上前から、劉備は死に向かって突き進んでいたような、そんな感じを受ける。そして残された孔明の立場はあまりに重い。
もうひとつの焦点は、呉軍の大将、陸遜である。圧倒的有利とみられた蜀軍に対する、彼の血のにじむような忍耐力、そして勝利、この一連の描写は非常に説得力がある。赤壁の戦いの周瑜の後継者らしい戦いぶり、敵?ながらさすがだと思う。
最後に描かれた、孔明と趙雲のやり取りが非常に印象的。最後のたった数ページで救われたような気分になります。

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三国志 3の巻 玄戈の星

2002/07/17 11:02

呂布の生き様

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しょいかごねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

第3巻は何と言っても呂布。感動ものである。1巻からここまで、この呂布の死を目指して話が進んできたのかと思うくらい、呂布の生き様が、死に様が、この第3巻に結集する。
北方三国志では、呂布のように、一般には「武勇は並外れているが短慮で粗暴」というキャラクタが、実に魅力的に描かれている。前半では呂布、中盤の張飛、後半では馬超など。赤兎馬を加えてもいいだろう。思うに北方三国志が目指すのは、こういう「男の中の男」の物語なのだ。こういった人達が、作者が最も描きたい人物像なのではなかろうか。
上述の3人が、すべて愛妻家(3人の奥さんはすべてオリジナル登場人物)として描かれているのも興味深い。
呂布はここで華々しく散るが、呂布も赤兎馬も、その影は最終巻まで残る。

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三国志 1の巻 天狼の星

2001/12/20 17:59

一の巻・これは面白い

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タツー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この巻をゴルフで言えば、プレーヤー達が早朝にゴルフ場に到着し、車を降りクラブハウスに向かって足を踏み出したくらいの状態とでも言えるところだ。会話が多く、転がるように読んでいける。吉川英治の「三国志」に比べれば軽い感じで読める。横山光輝の漫画「三国志」及び、吉川英治の「三国志」では、劉備、関羽、張飛は桃園の誓いで血をすすり合い兄弟のちぎりをするが、北方謙三はそれを表現しなかった。
 時代を日本で言えば、卑弥呼・弥生・占いの時代。千八百年くらい前の話だ。北方独自の表現をし、特に、その章を代表する人物の主観にたった表現が面白い。次の巻も読んでみようと思わせるものだ。

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三国志読本 北方三国志別巻

2002/07/24 21:42

北方三国志を読み出す前にこの巻があったらなー

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タツー - この投稿者のレビュー一覧を見る

この巻をゴルフで言えば、プレーが終わり思い思いにプレーヤーが散った後、夜中のスポーツニュースでベストプレーをリプレイしながら、あーだった、こーだったと解説員がうなっているようなところだろうか。先ずは、この小説を書き上げた北方謙三の、三国志への解釈、各ヒーローへの入れ込み様等をインタビュー形式で表現している。次に、三世紀頃の中国の地理、文化、戦争の実際などが、細かに説明されている。その次に、北方三国志のいくつかのテーマに焦点を当て、解説している。そして四番目に北方三国志の登場人物と年表を簡素に紹介している。最後に単行本だけに付録になっていた、三国志通信が掲載されている。北方三国志を全体としてまとめてあり、北方三国志を読み出す前にこの巻があったらなーと思ったが、それは一巻から十三巻まで読みおえて、初めて思えることなのかも知れない。

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三国志 13の巻 極北の星

2002/07/19 14:02

遠き五丈原

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しょいかごねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

北方三国志は五丈原の戦い、つまり諸葛亮孔明の死で終わっている。物語の最後で、乱世に背を向けて山中に隠棲した馬超がこう呟く。「五丈原はここから遠い。」五丈原とは何だったのか。蜀の意地そのもの、劉備と孔明の志についてきた者達の最後の挑戦なのか。
この巻は戦いの描写が比較的多い。なのに、どうしてもそういったことばかり考えてしまう。孔明の死を聞いた馬超が言う。「戦場の死はめずらしいものではない。」この言葉は限りなく残酷であり、限りなく重い。
孔明の死は一つの時代の終わりである。(北方三国志では描かれないが)この後も蜀は姜維を中心に北伐を続けるが、明らかに国力は低下していく。蜀だけでなく、魏も呉も政治の腐敗が始まってしまう。あれだけの英雄を輩出した三国が、どうしてこうなってしまうのか。強い志を持ち、決して妥協せず、気迫をもって乱世を生き抜いた男たち。むしろこの三国志の時代が、ひとつの奇跡だったのかもしれない。
五丈原とは何だったのか。見果てぬ夢、果たせぬ志が潰えるところ、悲しみと憂いに満ちて、長い物語の幕が下ります。

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三国志 8の巻 水府の星

2002/07/19 13:53

遥かなる益州を目指して

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しょいかごねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

美貌の天才、周瑜が死にます。これだけ濃厚に描写されればどうしても感情移入してしまいます。どういうわけか呉軍は早死にする人が多い。長生きも多いけれど。
他には、馬超の曹操にする反乱と、劉備の益州攻略。劉備軍は人材が結集してきて、いよいよ、という感じになります。劉備の魅力はやはりこの人を惹きつける力なのだろう。その他、五斗米道関係の話が大きな山場を迎えるのだが、残念ながらこのシリーズはあまり心を惹かれないなあ。中心人物の張衛がなんとなく中途半端だし。
もう一人、ホウ統先生も死にます。史実だからしょうがないとはいえ、残念。あと、前巻の最後で登場した孫夫人は、結局なんかほとんど描写してもらえなかった。こういう風に、割と重要人物でも、余計だと判断されればあまり描かれてません。

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