料理人季蔵捕物控 みんなのレビュー
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紙の本南蛮菓子
2020/09/27 13:52
今回は、因縁深い黒幕の登場というどんでん返しに驚き。
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回は、因縁深い黒幕の登場というどんでん返しに驚き。中盤で違和感のある形で登場した女が黒幕ではと察しはつくがその動機や関わり方が不明のまま事件は決着。アレよと思ってると途轍もないどんでん返しの結末が。季蔵・瑠璃の人生を狂わせた「鷲尾家」との関係に終止符を打つ結末に、もしや瑠璃の病状に変化が現れシリーズも完結に向かうのかと危ぶんだが、既に39巻まで刊行されておりまだまだ続くので一安心。しかし、良くもまあネタが尽きない物だと感心するばかり。
紙の本阿蘭陀おせち
2018/05/18 07:41
私好みの適度に複雑な絡繰りとちょっと人情話を絡めた結末に思わず拍手でした。
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
私好みの適度に複雑な絡繰りとちょっと人情話を絡めた結末に思わず拍手でした。全体を通じて一つの大きな事件に収斂する構成。肉料理や洋菓子などを主体とした料理本かと思うような展開に少し不安を感じたけど、第四話で一挙に挽回。私好みの適度に複雑な人間関係、一話でちらりと出た切り消えてしまった“桃江”という娘を軸としたちょっと人情話を絡めた結末に満足でした。季蔵の料理の幅を大きく広げる強力な助っ人と期待された“お光”が姿を消してしまう結末はちょっと残念。さらりと読み流す感じの本シーリズとしては珍しく5点評価でした。
紙の本あんず花菓子
2016/12/13 11:10
一大転換期の作品ですね。ラストで、おき玖が結婚してしまうのだから。
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
一大転換期の作品ですね。ラストで、おき玖が結婚してしまうのだから。相手は、南町常町廻り同心・伊沢蔵之進ということで、これはマンネリ化した構図を一新する目論見と見ました。
第一話「高輪御膳」では、徘会の出張料理のために出向いた高輪・加嶋屋で、天誅浪士組を名乗る5人組に襲われ、徘会参加者・おき玖とともに囚われてしまう。この5人組、白昼堂々と覆面もせずに押し入っており、人質を生かしておく気持ちなどないことは明白。季蔵・おき玖ともに絶体絶命の危機である。この5人組は明らかに黒幕に大金で雇われた寄せ集め集団であり、20年程前の連続殺人事件の下手人を引き渡せなどと不思議な要求を出してくる。北町奉行・烏谷椋十郎は南町常町廻り同心・伊沢蔵之進の協力を得て事件解決に成功するが、黒幕はまだ不明である。
第二話「名残り魚」は、クロダイの料理の話のみで事件は無し。昔はクロダイが取れ過ぎて、しかも鮮度落ちが早く、臭みも強いということで下魚扱いされていたとは驚き。
第三話「あんず花菓子」では、青田庵女将・おはると「杏」取り引きとの関連が明らかとなり、一気に青田庵女将・おはるへの疑惑が深まるが・・・・・・・・・。
第四話は、全ての謎解きであるが、疑惑の青田庵女将・おはるはあっさりと殺されてしまう。途中、淡々と進んだ一話だけに、複雑に入り組んだ種明かしは良く考えたなと感心しました。謎解きものとしては、実に良く出来た作品でした。なお、青田庵女将・おはるは善玉でした。
さて、それよりも一大事は、これまで季蔵の生き甲斐だった「おき玖」が突然発情して南町常町廻り同心・伊沢蔵之進と結婚してしまうのです。そろそろ、潮時と見たか、季蔵の相方に新登場人物を予定しての事か。やはり次作も気になりだした。
紙の本涼み菓子
2016/12/07 09:59
今回は料理の話が物語の中にしっくりと嵌り込んでいてワクワクさせられる
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珍しく5点評価でした。4話を通じて美女連続殺人事件を解決する構成であるが、主題は、瑠璃←季蔵←おき玖←豪助という少々困った恋愛感情の連鎖の末端に居た“豪助”の恋の行方である。甘酒屋「みよし」の美女・れいと相思相愛の中になった“豪助”は、美女・れいの父親から出された「“みよし”の甘酒に次ぐ涼み菓子を作って来た者に娘をやる」という難題に、季蔵の力を借りて挑み、ついに美女・れいとの結婚の許しを得る。でめでたしめでたしと思いきや、何と美女・れい父子が惨殺されてしまう。そこへ突如現れたれいの妹・おしんと豪助は敵討を決意する。容疑者として甘酒屋「みよし」の直ぐ近くに住みつき、事件直後服に血のシミがついていた元天麩羅屋・安兵衛が登場するが、何故か過去の記憶を無くしている。安兵衛の「え・び、な・つ」という言葉を頼りに「なつえび」→「芝えび」→「シャクナゲ(シャコ)」と推測しながら、何とか記憶を呼び覚まそうと様々な料理を試みる季蔵たち。と言うことで、今回は料理の話が物語の中にしっくりと嵌り込んでいてワクワクさせられるのである。何とか辿り着いた犯人は、幕府の財政難に付け込んで暴虐無人に振舞う商家の番頭・源次であったが、ある事情から誰も手をつけることが出来ない。かの北町奉行・烏谷椋十郎ですら手を出しがたいのである。絶対に動かぬ物的証拠を得るために季蔵は苦労するが、意外にあっさりと決着してしまう。とは言え、実は美女連続殺人事件の犯人は一人ではなく二人であったというどんでん返しの結末は予測できなかった。
てなことで、殺人事件が絡むためこれまで通り陰惨な話ではあるのだが、今回は料理の話がなかなかに面白く引き込まれたのと、“豪助”の恋の行方という楽しみがあったためか楽しく読めました。なお、“豪助”に関しては、美女・れいの妹・おしんとの仲が宜しいようで、2・3作のうちに夫婦になる予感です。瑠璃←季蔵←おき玖←豪助の連鎖の末端が一つ消えるとなると、残るは瑠璃←季蔵←おき玖となり・・・・・・・・・・・。
紙の本へっつい飯
2016/11/29 09:09
結末が何とも憎めないというか、ちょっとほろりとさせられるところが良い。
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
久々に高評価でした。一話ごとに人が死ぬ小さな事件が続くが、それらの小さな事件が一つの大きな事件となってラストで結末を迎えるのだが、結末が何とも憎めないというか、ちょっとほろりとさせられるところが良い。今回は、怪談噺に合わせた料理の構成が一つの魅力であるが、この怪談噺自体も様々な話を思い出させてくれて楽しい。やはり、性善説的な結末の事件物語の方が私には合っている。
それと、瑠璃←季蔵←おき玖←豪助という恋愛感情の行方もお楽しみ。
紙の本旅うなぎ
2016/11/28 10:01
益々快調で、これまでの6冊の内で一番面白かった気がする。
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
益々快調で、これまでの6冊の内で一番面白かった気がする。1話ごとにそれなりの決着をつけつつ、更に大きな根源悪を巡る大捕物を4話を通じる一つの話にまとめる流れは変わらないが、本作の仕組みはなかなかに手が込んでいたし、主役の一人である“塩梅屋”の看板娘である“おき玖”の恋の行方が絡んでくるとあっては、読者としては目が離せなくなるのは当然である。前作辺りから、季蔵が北町奉行・烏谷とタッグを組んで本格的に裏稼業に入ったことから、日本人好みの「勧善懲悪」スタイルが明確になったのも安心して読めるようになった所以かもしれない。
紙の本夏まぐろ
2012/07/03 21:05
幽霊と鮪づくし
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投稿者:破魔ちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
幽霊話に絡む殺人事件が最後まで絡み、季蔵の幽霊料理とマグロ料理の展開。今回は塩梅屋のおき玖も料理で活躍する。
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