なぜ人と組織は変われないのか ― ハーバード流 自己変革の理論と実践 みんなのレビュー
- ロバート・キーガン(著), リサ・ラスコウ・レイヒー(著), 池村千秋(訳)
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紙の本なぜ人と組織は変われないのか ハーバード流自己変革の理論と実践
2019/11/13 22:38
人間性の成熟は、意図して実行できる、という本であると思いました。
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:一読者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
技術的な対応ではなく、適応が必要な問題に対応するためにはどうすれば良いか、ということに、筆者なりの回答を示した本です。適応とは、人間性の成熟、物事を一段上から見るための視座、あるいは悟り、のようなものに近いのかもしれません。
適応が必要な問題に取り組むためには、自分の行動発露の核となる感情を知る必要があり、その感情に逆らう行動を意図して行い反応を学習することで、世界の見方と行動を変えることができる、という趣旨であると理解しました。
私は心理学や精神医学には全く詳しくないですが、おそらく認知行動療法に近い活動なのだと思います。あるいは、リハビリテーションのような活動の、思考に対するもの、というものに近いような気がします。
本書の内容は、個人一人で実施するのは想像より難しいところがあるかと思います。また、組織改革としてプロジェクトやタスクフォースとして取り組むものとも少し異なる気がします。実施するには、伴奏者のような役割の方が大切だろうと思いますし、組織的に取り組むならば組織代表者の強く息の長いコミットが必要でかつ人事研修として定期的振り返りを埋め込まれた枠組みで実施しないと、当該手法が自走するまでに至らないと思います。
各ケースは、当該手法の流れと至った顛末を説明するために用いられているため、ケースごとに得られている示唆、感想をどこまで自分ごととして取り込むかは、個々人で判断する必要があると思います。
(以下、自身のためのメモ。もし自分が知っていたら、もっと本書の中身が分かったのかな、と思う内容…マズローの5段会欲求、ジョハリの窓、認知行動療法、学習する組織、悟り、など)
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