眺望絶佳 みんなのレビュー
- 著者:中島 京子
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紙の本眺望絶佳
2015/09/23 16:18
とらえどころのない短編集。
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投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
出だしのスカイツリーによる東京タワーへの手紙はおもしろい発想だと思うし、書き方もよくて期待したのだけれど、そこから先の短編にいいものがほとんどなかった。ひとつひとつの短編の雰囲気がばらばら、だからといってそれが意表を突かれるというようなよさにつながることもない。それぞれの話も最後がまとまってなかったり、アピール性もなかったりで、どこを読めばいいのか戸惑いの気持ちが湧いた。作者らしいひねりも感じられなかった。
様々ある人々の生活を、スカイツリーや東京タワーが高みから見下ろし眺めています、という狙いがあるのだろうか。それにしても気に入る話がなかったのは残念。強いていえば「今日は何だか特別な日」のオチがよかった。
紙の本眺望絶佳
2022/02/07 12:05
なんというか
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
バラエティに富んだ短編集ではあるものの、
これ!という一遍があるかというと、難しい。
後味が良いものもあれば、苦いものもあり、
苦笑するものもあれば、そうきたかと思うものもあり。
紙の本眺望絶佳
2017/05/05 15:05
老姉妹のおもてなし
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投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゴミ屋敷に住まう高齢姉妹の話に魅かれて。『金粉』なぜこのタイトルなのか。もちろんすぐには分からない。姉妹はふたり仲良く暮らしている。気心分かり合えるのはこの二人だけだから。家を出れば敵ばかり。元は薔薇屋敷、今はごみ屋敷。嫌われる理由は正当にある。でも姉妹にも理由はある。誰も分かってくれないけれど。生活を守るため他者は寄せ付けない。それでも来訪者あればおもてなしの心は忘れない。それが「金粉」。余韻がたまらない一編。東京タワーとスカイツリーの往復書簡、東京タワーが感じる哀愁。これはまさに残された昭和の悲哀。
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