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墓場鬼太郎 みんなのレビュー

  • 著者:水木 しげる
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みんなのレビュー7件

みんなの評価4.6

評価内訳

  • 星 5 (3件)
  • 星 4 (3件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
7 件中 1 件~ 7 件を表示

電子書籍

鬼太郎のオリジン

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タマミ - この投稿者のレビュー一覧を見る

説明不要の国民的妖怪マンガ、「ゲゲゲの鬼太郎」の原点。
墓場で生まれた幽霊の子の鬼太郎が、高度成長時代の社会を飄々と生き抜いていく.
一巻から三巻までは連続したストーリー。吸血木、水神、猫娘などのエピソードが交錯しながら展開する。
のちの正義のヒーローではなく、関わる人間を次々と破滅させる冷酷さと、何度も騙されてひどい目にあう間抜けさを併せ持つ鬼太郎。
目玉おやじ、ねずみ男もこのころから登場。
他には、かつては神として崇められながら、零落して困窮生活を送る「物の怪」のキャラが秀逸。

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紙の本

紙の本墓場鬼太郎 6

2015/12/30 20:30

自由奔放な鬼太郎でした。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る

本巻も1話完結。2話とも「不老不死」が大きなテーマでした。
 第1話では鬼太郎は「あの世保険」の販売員として水木先生宅を訪ね勧誘。加入特典としての「怪奇オリンピック」に参加したために、先生は死を迎えるという衝撃の展開。ここで「人生はただくって死ぬるだけのもの」と先生の死生観が語られています。
 第2話は、10万年の命を手に入れるために鯨神を探す愚かな人間の物語でした。ところで、鬼太郎は「ただ人間の分からんことを霊知(霊の力で知る)するだけ」と自らの能力を吐露しています。様々な超人的な能力を持つ「ゲゲゲの鬼太郎」とは別人のようです。
 さて、これにて墓場鬼太郎シリーズは完結。恋もするし煙草も吸う、時には他の妖怪を騙したり金儲けもする。何の縛りもない自由奔放な鬼太郎像が印象的でした。こののち、鬼太郎は「正義」の味方として大ブレイクしますが、先生の世界観を何の制約もなく自由に表現できたこの時期の方が、不遇で貧乏であっても先生は楽しかったのではないでしょうか。

 調布市の誇りだった水木先生のご逝去は、やはり寂しいものがあります。今回墓場鬼太郎シリーズを一気読みしました。ISをはじめとして人間のエゴが剥き出しとなる不安な時代になりましたが、人間の愚かな欲望を冷めた目で見ていた水木先生の作品を、もっと見たかったと思います。ご冥福をお祈りします。

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紙の本

紙の本墓場鬼太郎 4

2015/12/28 20:54

ゲゲゲの鬼太郎の原型

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る

本巻は一話完結スタイルで、2話分が収録されています。いずれも傑作です。
 第一話は、異質なものは排除しようとする身勝手な人間と、その悲惨な末路を描き、目に見えないものを畏怖しなくなった現代人への警鐘を鳴らしている奥が深い話でした。
 第二話は、吸血鬼(ジョニー)との対決です。鬼太郎が人間(池田首相)を守るために吸血鬼に闘いを挑みます。「正義」のためではなく、あくまでも「契約」を守るためではありますが、ゲゲゲの鬼太郎の原型となる作品となっています。また、敵側にいた「ねずみ男」は、何だかんだ言いながらも鬼太郎を救出する等、その活躍が吸血鬼退治の決め手となります。憎めないキャラであり、ここにもゲゲゲの鬼太郎の原型が見て取れます。また、池田政権の所得倍増計画への懐疑をぶつけ、池田首相との約束の反故を迫るねずみ男に対し、約束を守り通す鬼太郎との対比が印象深かったです。
 本2作を通して読むと、利益ばかりを追求することで大事なものを失う資本主義の行き詰まり(新自由主義の暴走)を、既に予見しているかのような内容であり、私は水木氏の凄さを感じました。否、見えていたのかもしれませんね。

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紙の本

紙の本墓場鬼太郎 3

2015/12/24 21:05

ニセ鬼太郎死す!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る

調布市に肥溜めがあり、多摩川の上流には蛇ヶ島という奇怪な島があるという設定に違和感のなかった時代の話です。本巻は水神様との対決がメインストーリーでした。
 ゲゲゲの鬼太郎シリーズを彷彿とさせる、おどろおどろしくもダイナミックな展開で、面白かったです。ただ水神様と鬼太郎との闘いというよりも、鬼太郎が水神様を挑発した挙句に命を狙われるという自業自得の防戦一方で、結局は人狼が水神様を退治するという展開です。
 本巻での鬼太郎も、金儲けに励んだり、他の妖怪を脅したり騙したりと、正義感とは全く無縁です。一方、目玉おやじとねずみ男は、イメージどおりのキャラが既に出来上がっています。
 本巻では、フランク永井に続き、美空ひばりや坂本九をモデルとした人物が登場しますが、両者に対するきついブラックジョークは、当時、良く許されたなあと思いました。単に、世間に影響力にない無名の漫画だったということかもしれません。
 また第2巻での猫娘同様、主要人物であるニセ鬼太郎は、あっけなく死にますが、水木氏のキャラへのこだわりの無さも凄いと思いました。

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紙の本

紙の本墓場鬼太郎 5

2015/12/30 11:28

東京オリンピックは土建屋と旅館のため!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る

本巻も1話完結。
 第一話は、おかしな奴(仙人)が死者に憑りついて、永遠に生き永らえるという話。プロローグとして鬼太郎誕生譚を復習した後に、この怪奇事件に挑みます。事件解決の依頼を受け、動き始めるあたりは、「ゲゲゲのポスト」の原型となる話ですが、相応の報酬は受け取るスタイルです。なお、鬼太郎ハウスは調布市布田にあるようです。
 第二話は、妖気発射装置を操り、世界をお化けの国にしようと目論むガモツ氏の話。水木先生家族が鬼太郎と同居し、ねずみ男や一つ目小僧や唐傘小僧が花子(娘)と遊ぶ等、ファンタジーの要素も入っていて面白かったです。また東京オリンピックは土建屋と旅館のためと批判するくだりもあり、当時そうした声があったことに驚きました。鬼太郎は煙草も吸いますし、恋煩いで冷静な判断ができません。結局、目玉おやじの活躍で、ガモツ氏の目論みは阻止されたのでした。

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紙の本

紙の本墓場鬼太郎 2

2015/12/22 20:48

猫娘とトランク永井

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る

本巻ではメインキャストとして猫娘(寝子)が登場。ゲゲゲの鬼太郎シリーズの猫娘とは随分イメージが異なり、イエス・キリスト並の寛容心を持ち、傷つきやすく優しい半妖怪です。可哀想な顛末ですが、今後は登場しないのでしょうか?また、ねずみ男により吸血木となる「トランク永井」には笑ってしまいました(フランク永井氏には了解を取ったのでしょうか?)。さらに、ニセ鬼太郎も登場し、奇想天外なストーリー展開に熱を帯びてきました。
 それにしても、鬼太郎は失恋したり人間(ビート族)から100万円を奪ったりと、正義の味方からは遠い存在で、小悪党のねずみ男に主導権を握られっぱなしです。
 その他に、チョイ役で塗壁・砂かけ婆・児啼爺と、お馴染みの妖怪も登場します。また、目玉おやじが茶碗風呂に入るシーンがあったり、鬼太郎のチャンチャンコの由来も分かるので、鬼太郎ファンは必読です。

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紙の本

紙の本墓場鬼太郎 1

2015/12/20 16:52

何もしない鬼太郎

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る

尊敬する水木氏の急死はショックでした。ご冥福をお祈りします。
 本書の貸本時代の迫力あるタッチには、圧倒されました。第1巻では、前半は、滅びゆく幽霊族の最後の象徴として鬼太郎が墓場の中から誕生するという驚愕の誕生秘話が描かれています。少ないセリフと水木氏の筆力でグイグイ展開していきます。鬼太郎は普通に小学校に通学したり、育ての親が調布市在住の水木氏という設定には笑いました。
 そして後半は夜叉(東洋の吸血鬼)とドラキュラ(西洋の吸血鬼)との闘いがメインに描かれています。またドラキュラの腰巾着として「ねずみ男」も登場します。
 本巻では、鬼太郎自身は各事件に対し能動的に動くわけではなく、流れに身を任せる(何もしない)存在です。正義の味方と思って読むと、がっかりするかもしれません。一方、「ねずみ男」は期待通りの男です。第2巻以降、果たして鬼太郎は正義の味方に覚醒するのでしょうか?

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