千里眼 クラシックシリーズ みんなのレビュー
- 松岡圭祐
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2023/06/23 17:16
千里眼
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投稿者:にゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る
千里眼は友里さんの異名みたいな感じかとおもいますが、これからは岬がなのっていくんでしょうか?
途中で怪しい感じはしてましたが、やはりあの人が黒幕だったんですね・・・・・。
JKのを先に見てたので、そちらに岬さんが出て来てて気になってみました。
2017/12/10 22:55
受け継がれた結末は・・・
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投稿者:マツゲン - この投稿者のレビュー一覧を見る
前巻より続く友里佐知子の過去から、鬼芭阿諛子と美由紀に受け継がれた「千里眼」の宿命が解き明かされます。
そして二人の最終対決。シリーズ最終章を締めくくるお話です
2017/12/03 21:38
いよいよ明かされる友里の過去
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投稿者:マツゲン - この投稿者のレビュー一覧を見る
千里眼クラシックシリーズの最終話。
いよいよ美由紀さんの師であり、最大の敵であった友里佐知子の過去が描かれます。
明治、大正、昭和と時代に翻弄された女たちの生涯と、世を操る裏の組織と。
千里眼シリーズのすべての謎がえがかれます。
2017/11/03 10:20
愛ある支え方
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投稿者:マツゲン - この投稿者のレビュー一覧を見る
前巻では美由紀さんの過去に焦点をあてつつ話を進めていましたが、下巻では演習事故の真相と伊吹さんの心の迷いの立ち直りを中心に描かれています。
迷いながらも健気に支える美由紀さんの深い愛に感心しきりです。
2017/11/01 10:55
『千里眼』的青春群像小説
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投稿者:マツゲン - この投稿者のレビュー一覧を見る
航空自衛隊の演習中に起きた過失事故を現在の流れで描きながら、防衛大時代の美由紀さんの過去を絡めて物語は進みます。
防衛大、自衛隊という特殊な環境ながらもまさしくこれは青春群像小説。
紙の本千里眼ミドリの猿 完全版
2017/08/23 10:35
緑色のサルって不気味・・・
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投稿者:マツゲン - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回も岬さんは、目の前の人たちを救うため冒頭から無茶してます。
そこから新たな火種が生まれ、岬さんは孤立してしまいます。
次巻へ続く内容のため、この巻は重要人物たちの出会いしか描かれていませんが、それがどう結末へ続くのか楽しみなところ。
しかし、なぜ緑のサルなのか・・・
紙の本千里眼 完全版
2017/08/20 22:24
大幅な改訂でリスタート
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投稿者:マツゲン - この投稿者のレビュー一覧を見る
角川文庫で千里眼新シリーズ発刊に続いて、小学館で発刊されていた旧千里眼シリーズも改訂されました。
旧シリーズを読んだことのある人は、作者がちょっとした遊びを入れているのに気づくはず。
2016/02/29 06:06
SFタッチで、文句なしに面白い
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投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界各地で起こる原因不明の人体発火事件。イギリスの妃殿下シンシア妃は「次は自分が殺される」と自室に引きこもり、公務を放棄していた。しかし、女王の即位50周年記念式典には是が非でも出席させないと王室の権威失墜につながると危惧した上院議員たちの要請により、たまたまロンドンにシンポジウムに来ていた臨床心理士嵯峨敏也に白羽の矢が立った。面談の結果、人体発火事件との関連性が浮かび上がってくる。嵯峨はともにシンポジウムに来ていた岬美由紀に応援を要請。人体発火はアメリカの機密「ディフェンダーシステム」の誤作動と発覚するやいなや、システムは完全に乗っ取られてしまう。それはメフィスト・コンサルティング・グループ総裁による世界直接支配の第一歩だった!ディフェンダー・システムは考えるコンピューターで、攻撃の対象を自ら探し出して「裁きを下す」という設定はSF的で、話が進むほどにSFアクション的な色合いが濃厚になります。これはこれで面白かったです。
電子書籍千里眼 ブラッドタイプ 完全版 クラシックシリーズ11
2016/02/27 10:20
美由紀さんどうしちゃったの?!
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投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
血液型性格診断がブームになり、特にB型の人間に対する差別が酷くなって社会問題に。白血病の女性は脊髄移植の手術を、血液型がB型に変わってしまうことを理由に拒否する始末。盲信もそこまで行くと呆れてものが言えない。
一方白血病患者を主人公にしたドラマも流行り、白血病イコール不治の病という間違ったイメージが広がってしまい、白血病患者の死亡率が上がってしまう。岬美由紀、一之瀬恵梨香、嵯峨敏行の3人の臨床心理士たちが間違ったイメージの是正に挑む。
しかしながら、スーパーヒロインである筈の岬美由紀は思いを寄せる嵯峨が白血病を再発させたことに動揺し、人前でも涙を流し、また泥酔して恵梨香の世話になるなど、かなりの憔悴ぶり。結構長いことから回りしているので、ファンとしてはかなりじれったい展開。
でも、根拠のないものが勝手にブームになって差別を生む日本人社会の病理や国民性に切り込んだいい題材だと思う。
電子書籍千里眼とニュアージュ 完全版 下 クラシックシリーズ10
2016/02/26 23:24
イラク編よりエンタメ性が高い
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投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
IT金融企業ジンバテックの目的は徳川埋蔵金の発掘だった。メフィスト・コンサルティングのダビデの目的はその埋蔵金の横取り。美由紀も含む臨床心理士たちは悪夢・金縛りに苦しむ住民たちのために揃って萩原県へ向かう。一方一之瀬恵梨香は手違いで美由紀の代わりにさらわれ、ダビデに対面。ダビデの企みはジンバテックの陣場に見破られて襲撃を受ける。恵梨香からSOSを受けた美由紀は彼女の救出に向かう。
なぜか今回はダビデが冴えない。見当はずれの失敗ばかり。それがまたご愛敬な感じです。
「萩原県」と徳川埋蔵金というどちらか問えば荒唐無稽な設定がこの間のエンタメ性を高めていると思います。イラク編では舞台設定がリアルすぎて、ストーリと現実との乖離が激しさがエンタメ性を損なっていたように感じましたが、ニュアージュ編はフィクションならではの楽しさがあります。
電子書籍千里眼とニュアージュ 完全版 上 クラシックシリーズ10
2016/02/26 23:02
「ニート天国」は面白い発想
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投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ニート天国」萩原県、正式名称萩原ジンバテック特別行政地帯という福祉都市では引きこもりなどの無職者や無収入の高齢者が住居と生活費を支給され、公共サービスも無料で利用できるという福祉都市。IT金融企業であるジンバテックの特別事業ということだが、採算が取れそうな気配はなく、真意は不明。
萩原県住民の一部は火あぶりにされるなどの悪夢や金縛りに苦しんでいた。そこには岬美由紀の両親が事故で死亡した際にその車の衝突で火災となった住居に住み、PTSDを再発させてしまった一之瀬恵梨香も住んでいた。彼女は美由紀から譲渡された美由紀の両親の家を売却していたのだった。
美由紀はメフィスト・コンサルティングからも協力をしつこく依頼されていた。
萩原県民の悪夢の原因は?ジンバテックの企みとは?メフィスト・コンサルティングの目的は?そして、美由紀と恵梨香は和解できるのか?
という話の筋道が着いたところで下巻へ。
電子書籍千里眼 トランス・オブ・ウォー 完全版 下 クラシックシリーズ9
2016/02/25 07:31
ハッピーエンドのリアリティのなさが際立っていて悲しい
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投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
拷問のような独房に入れられ、瀕死の状態に追いやられた岬美由紀でしたが、当然そのままで死ぬわけありません。脱獄を助ける人が現れます。間近に迫ったアメリカの空襲。何とか殲滅戦を止め、「トランス・オボ・ウォー」を実証できるように画策する岬美由紀。彼女の平和主義の信念は非常に尊敬に値するのですが、ヒロインを活躍させるためとはいえ、アラブ人集団に暴行を受けた上に監獄の看守にも拷問され、飲まず食わずで脱水状態も進んでいるはずの女性がいくら自衛隊事態に鍛えたとはいえ、脱獄後の回復の速さは蒸気を逸していて現実味にかけます。
エンディングに関しては願望以外の何物でもない。なまじイラク戦争を背景にしたかなりリアリティのある舞台設定のため、岬美由紀の活躍がたとえフィクションだとしても、どうしても現実(イラク内戦目下進行中)との乖離が激し過ぎて、ハッピーエンドのリアリティのなさが際立ってしまい、作品としての魅力が半減してしまっているように思います。
電子書籍千里眼 トランス・オブ・ウォー 完全版 上 クラシックシリーズ9
2016/02/25 07:14
過去の話が長すぎる
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投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
イラクで日本人が人質にされ、人質のPTSDを考慮した政府は岬美由紀を現地に派遣するが、不測の事態が生じ、人質は解放できたものの、彼女自身は武装勢力に囚われてしまう。終わらない武力衝突の渦中で、美由紀は人を戦いの狂気に追いやる「トランス・オブ・ウォー」を解こうとする、というのが粗筋ですが、上巻ではイラクの話はほんの一部で、岬美由紀が戦闘機パイロットになる前の訓練、メインストーリーの時間からさかのぼって5年前の過去の話にページの大半が割かれているため、イラクでの現在のストーリーラインを失念していまいそう。
電子書籍ヘーメラーの千里眼 完全版 下 クラシックシリーズ8
2016/02/24 07:51
人は成長する
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投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻に引き続き、下巻も回想が多いですが、本筋の方もかなり動きます。アルタミラ精神衛生の陰謀が暴かれ、麝香片密輸も阻止。伊吹一尉も何とか立ち直り、岬も事件を通して過去の自分と向き合うこともでき、どちらも人間的に成長。最後は「雨降って地固まる」という感じです。主人公たちが過去を振り返り、内面を掘り下げることで、小説の深みが増していますが、エンタメ性がそのためにちょっと後退しています。でも空戦の詳細な描写は臨場感があり、読みごたえがあります。それで死人が出てないのがまたいいですね。
2016/02/22 03:29
ほっとしました
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投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
4巻がホラーさながらのストーリー展開で、5巻も割と不穏な話運びだったので、このまま岬美由紀はハードボイルドのスパイさながらに危ない道を歩んでいくのだろうかと心配になりましたが、今回は壮大な陰謀とかはなく、彼女の精神的成長に比重を置いた、ほほえましいハッピーエンドでした。何を期待して読んだかによってつまらないと感じたりする人もいるでしょうけど、私は岬と巻の後半で登場する北朝鮮の人民思想省工作員李秀卿の論争が興味深いと思いました。