残酷な王と悲しみの王妃 みんなのレビュー
- 中野京子
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電子書籍残酷な王と悲しみの王妃
2020/08/30 09:31
怖い。
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投稿者:yu_ki - この投稿者のレビュー一覧を見る
昔は堂々と理不尽に王も臣下もやりたい放題。王の臣下は王妃を暗殺し、自身の娘を新しい王妃にと送り込み、イワン王は最愛の王妃を臣下に暗殺され、とんでもなーく怒り狂い、臣下と新しい王妃たち、息子までをも死に追いやったりしたとのこと。暗殺した臣下は自業自得とはいえ、一族郎党皆殺しじゃ!って怖くない?自身の死を美しく演出しようとし、赤いドレスで処刑台に上がったメアリー。斬首はうまくいかず2、3回も剣が振り下ろされ苦悶の末に亡くなった。首はコロコロコロ。現実のこととは思えない、夏の夜にどうぞ。
2017/03/19 21:26
あの愛らしい少女が
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
ベラスケスの才によってキャンパスに刻みつけられた幼い少女=スペイン王女マルガリータの血族結婚の輪に囚われた人生を本書で初めて知りました。今まであの絵の愛らしい姿しか知りませんでした。華やかな世界の呪われた場所の住人だった彼女が気の毒に思えてなりません。
2017/02/14 19:59
中には悲しくもない人も
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
スペイン王妃マリア・ルイーサの周囲ようにほとんど醜悪な喜劇でしかない存在もいますね。たぶん悲しくもなんともなくて不満ばっかりだっただろうとは思うけど。マリー・アントワネットと比較すると苦笑いしか浮かんでこなかった(笑)
2015/11/15 16:59
王族とはいえ一人の人間
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投稿者:くりくり - この投稿者のレビュー一覧を見る
残酷な王と悲しみの王妃シリーズの第2段
政略結婚で、ヨーロッパの王室はほとんどの国が姻戚関係を結んでいる。日本に住む私たちにはほぼ理解できない。たとえていうなら、日本の天皇陛下が中国語を話すようなもの、皇后陛下がタイ語を話すとかか?ますます理解不能だ。
このヨーロッパの王室をルートヴィっヒ二世、アレクサンドル3世妃マリア、カルロス4世などを主人公として語る。
王族である以上、庶民には計り知れない贅沢な生活や祭りごとへのプレッシャーがあろう。しかし、本書はそのあたりはさらりと描き、王族という「家族」の問題に焦点が当てられている。感想は「王族とはいえ一人の人間」なのだというところか。
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