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ぼくらは、まだ少し期待している みんなのレビュー

  • 木地雅映子 著
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みんなのレビュー3件

みんなの評価4.3

評価内訳

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投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る

初めて読む作家さん。
若い方かと思ったら50歳代。

両親が離婚して父親と一緒に暮らす秦野あさひは同級生の土橋輝明に相談を持ちかける。
母親に引き取られた弟が福祉施設で暮らす若者としてテレビに写ったのだと。母親とも弟とも連絡不通だがなんとか探したい。君の頭脳を借りていい方法を考えて欲しい。

本書の序章は二人が同棲していて、両親に知らせずに婚姻届を出すところから始まる。二人はカップルだが両親とは何か訳があって不仲な事情がある事を知った上で、二人の物語を読み始める。

両親のネグレクトが主題だが、話の重さに似合わない沖縄の離島のリゾート地が舞台になったり落ち着きの無い小説に感じた。
ただ前の時代よりマシな今があり,次の世代が今より良いのだったら、期待できるこれからがある。

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