罪悪 みんなのレビュー
- フェルディナント・フォン・シーラッハ, 酒寄進一
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電子書籍罪悪
2020/12/02 22:50
前作「犯罪」に負けず劣らずの傑作
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投稿者:KazT - この投稿者のレビュー一覧を見る
弁護士の作者が、弁護士が語る形式で描く短編集の第2弾です。
前作の短編集「犯罪」に負けず劣らず、バラエティに富んだ内容で読み手を引き付けます。
短い作品は3ページほどのショートショートですが、最後の「秘密」はわずか3ページ。
わずか3ページながら解説にも書かれている通り、最終話にふさわしい意外性のある作品になっています。
紙の本罪悪
2020/10/11 15:47
傑作「犯罪」に負けず劣らずの作品
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投稿者:KazT - この投稿者のレビュー一覧を見る
弁護士の作者が、弁護士が語る形式で描く短編集の第2弾です。
前作の傑作「犯罪」に負けず劣らず、バラエティに富んだ内容で読み手をぐいぐい引き付ける作品ばかりです。
短い作品は3ページほどのショートショートにもかかわらず、研ぎ澄まされた文章で、読者に行間を読ませるテクニックは最高。
最後の「秘密」もわずか3ページながら解説にも書かれてますが、まさに最終話にふさわしい作品になっています。
紙の本罪悪
2016/02/27 07:32
研ぎ澄まされた語りと騙り
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投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
『犯罪』に次ぐシーラッハの第二短編集。
前作よりも収録話数は多いのにページは薄い、という削ぎ落とすだけ削ぎ落としつつも、語らないことで多くを語るというシーラッハ節が確立された感がある。
行間を読むことがこんなに怖いとは!
こういうのを読むと、さすがドイツは「ニーチェとヘッセの国」と自慢したくなるのもむベなるかな、である。
とりあえず日常生活は怖くなるけれども。
紙の本罪悪
2016/02/19 01:13
よりダークに。
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投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
本作は「犯罪」に次ぐ短編集です。前回よりも収録作品が増えただけでなく、より多様な作風が展開されていて、かつダークな印象を受けました。杉江松恋さんの解説にある通り、「理解できない壁」の存在を感じます。
「犯罪」では主に、どこにでもいるような人が犯罪者に変わる瞬間が描かれていましたが、本作では犯罪者同士のやりとりをコメディタッチに描いた「鍵」、どの作品よりも唐突な最期を迎える「解剖学」、最後まで不穏さが拭えない「アタッシェケース」など一筋縄ではいかない作品が多いように感じました。
短く救いようのない展開の中に「罪悪」の魅力が詰まっているように思えます。ぜひ一読を。
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