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天藤真推理小説全集 みんなのレビュー

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みんなのレビュー13件

みんなの評価4.2

評価内訳

  • 星 5 (7件)
  • 星 4 (4件)
  • 星 3 (2件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
7 件中 1 件~ 7 件を表示

紙の本大誘拐

2024/02/29 18:47

楽しい小説

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:栄本勇人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ミステリーの枠組みだが、小説として面白くどんな人も楽しめるような作品。東京創元社70周年記念の限定カバーが出るそうなので、店頭で購入するのがおすすめ。

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紙の本大誘拐

2021/10/12 23:54

読もうかどうか、迷っている方に

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Eternal Kaoru - この投稿者のレビュー一覧を見る

小説は好みによって評価が分かれるのが当然です。読もうかどうか迷っている方のご参考に、という観点だけからのレビューです。
 まず、リアリティは皆無です。だから高木彬光の『誘拐』や黒澤明の「天国と地獄」のような、手に汗握る展開を期待される方には下らないと感じられるでしょう。お勧めはできません。
 本書はコメディーであり、一種の人情噺でもあります。そのつもりで読めば「一気読み」の面白い作品です。プロットが面白く、ストーリー展開にそれなりの意外性もあります。会話にキレがある(大阪弁(?)と和歌山弁のかけあいが絶妙です)のも楽しい。
 どういう好みの方に向くのか? を考えてみました。例えば、都築道夫のユーモアものがお好きな方には楽しめるかと思いました。ただし都築道夫の「純粋な知的パズル」という感覚ではありませんので、ちょっとテイストが違うかもしれません。
 本書は(岡本喜八が映画化していますが、むしろ)山田洋次の映画を観たような読後感でした。純粋な悪人が出てこない、登場人物がみんな成長してゆく、社会批評が込められている、といったあたりです。本書の感じが伝わっているでしょうか? 拙い表現ですが。面白そう、と期待できたらお読み下さい。
 読者の好みにより、星は5つでも1つでもあり得るでしょう。文春が選んだ1977~2000年のミステリ第1位になっています。評者には過褒に思われ、「この時期のベスト20には確実に入る佳作」という評価です。やはりミステリとしては傍流であり、同時期の『マークスの山』(早川版)、『レディ・ジョーカー』、『火車』、『新宿鮫』、『無間人形』、『不夜城』を凌ぐほどとは思えませんでした。

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電子書籍大誘拐

2019/10/01 01:22

結局おばあちゃんの一人勝ち

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

文藝春秋の2012年版〈東西ミステリーベスト100〉第7位の、この『大誘拐』は誰も死なないし、最初から犯人が刑務所で知り合った3人組と分かっているため、典型的な推理小説のパターンからはかなり逸脱しているのですが、誘拐の被害者であるはずの紀伊半島の大規模な山林を所有する大富豪・柳川家の女主人(82)が誘拐犯たちの計画の穴をついてアドバイスしたり、身代金は100億じゃないと沽券にかかわると言い出したり、途中から警察との知恵比べに関する主導権を握り、誘拐犯3人組を完全に手なづけてしまうところがユーモラスです。結局おばあちゃんの一人勝ちのようなストーリー展開です。

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紙の本大誘拐

2018/09/16 12:15

おばあちゃんがすごい

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る

三人組が82歳の大富豪のおばあちゃんを誘拐。その身代金は100億円という誘拐ミステリー。期待したのですが、ちょっとありえなさすぎなのとどんでん返しというか最後のひねりがなく、なんとなく山がないまま終わってしまったなぁという印象。でもこのおばあちゃんのすごさと、三人のその後の姿は、読んでいてすがすがしい感じがしました。

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紙の本死角に消えた殺人者

2002/12/26 01:44

天藤の違う面が見られる佳作

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:アシェ - この投稿者のレビュー一覧を見る

天藤真、というと、『大誘拐』(未読ですが)のイメージが強くて、クレイグ・ライスばりのドタバタコメディ…とまではいかないにしても、コミカルな作風なんだと思っていました。たしかにデヴュー作『陽気な容疑者たち』などはかなりスラップスティックな感じですし、そこまではいかずとも、皮肉さに裏打ちされたようなユーモアが漂う作品が多いです。
ところがこの作品になると、そういった面はすっかり影を潜め、徹頭徹尾シリアスに話が進行します。同時に殺された四人の被害者に一見何のつながりもないことから、それぞれの被害者の生前を探るうちに、肉親も知らなかったような事実が次々に明らかにされていく過程には呵責がないし、犯行動機にも、これまでの作品に見られたようなどこかしら牧歌的なところは微塵もありません。天藤作品をずっと順番に読んできて、それまでユーモア推理小説の作家だとばかり思っていたのが、『皆殺しパーティ』『殺しへの招待』辺りで裏面の皮肉さを強く感じはじめ、「これは違うぞ」と思わされ、この作品にいたって、また違う面を見せられた気がします。
ところで、著者の言葉として、「お読みになったあと、もう一度、プロローグに目を通して下さればありがたい幸せです。ある意味で、作の全部を最初のひと言に込めたつもりでおりますので」とあります。先にこれを読んでいながら、読み終わったあと改めて感心してしまいました。なるほど、これはたしかにその通りで、しかもそれが分かっていても、最後までその本当の意味が分からないところなど素晴らしいの一言に尽きます。実際読んでいただいて、この感触を味わっていただけるとよいかと思います。

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紙の本大誘拐

2001/12/03 21:05

誘拐ミステリの傑作

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:真   - この投稿者のレビュー一覧を見る

 スケールの大きい誘拐を、ユーモラスに描いた傑作。誘拐モノとしては、これを超える作品はいまだに書かれていないと思う。奇抜な誘拐方法がとにかくスゴイ。登場人物が(犯人を含む)みんな善人なのも、ちょっと物足りないけど、その分全員が魅力的なキャラクターになっている。じめじめした暗さがまったくない、仕掛け満載のとにかく楽しい作品。

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紙の本大誘拐

2001/03/29 13:59

魅力的なキャラクターが繰り広げる痛快ミステリー

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:チャミ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 和歌山の大金持ちの刀自が誘拐された…。犯人は『虹の童子』と名乗る3人組。身代金は前代未聞の100億円!世界中を巻き込む大事件の結果は…。
 警察側と犯人の駆け引きのトリックや、人質である刀自を始め『虹の童子』たちのキャラクターが個性豊かに描かれていて、ぐいぐい物語に引き込まれます。いつの間にか、犯人側に味方してしまうほど。
 また、マスコミを巧妙に使いながら警察の目をごまかす手法など、作者の力量に脱帽します。ただ、一つの難点はその100億円の結果を教えてほしかった。

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