裏染シリーズ みんなのレビュー
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体育館の殺人
2015/08/31 14:39
平成のクイーン、華麗なる船出
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アントネスト - この投稿者のレビュー一覧を見る
第22回鮎川哲也賞受賞作にして、平成のクイーンという異称で呼ばれる著者の処女作。
現場に残された黒い傘についてのめくるめくロジックの展開は、まさにクイーンの衣鉢を継ぐできばえ。文庫に添えられた英語タイトル『The black umbrella mystery』が、シルクハット(ローマ帽子)について論理を積み重ねていく過程で読者をうならせたクイーンのデビュー作『ローマ帽子の謎』を彷彿とさせます。
文庫版は、選考会で審査員から指摘のあった瑕疵を修正、さらにロジックを分厚くしており、今から読むなら文庫がお勧めです。
体育館の殺人
2015/04/27 13:06
かなり個性的な探偵
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たなか - この投稿者のレビュー一覧を見る
風ヶ丘高校の体育館、密室状況下で発見された刺殺体。
卓球部員・袴田柚乃は学校に住み着く不思議なアニオタ駄目人間・裏染天馬に事件の解決を依頼する。
体育館という規模の大きな密室が珍しく、論理的な推理法には夢中になりました。
ただ時折挟むアニメ知識は裏染天馬の個性としては面白いが、元ネタが分からない・・・。
まあ分からなくても支障なく読めましたが。
次作の文庫化が待ち遠しい作家さんです。
体育館の殺人
2018/11/05 02:58
ミステリ好きには堪らない一冊でした
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:言音 - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても読みやすく、あっという間に読み終わった。
テンポが良く推理も分かりやすい言葉で順序立てて説明されているので、過程全てを楽しめた。また、本格ミステリの基本に忠実であることや、先人へのリスペクトを作中で表明するなど、初心者向けでありながら本格ミステリ好きは小ネタも楽しめる作品だった。次作も読んでみます!
体育館の殺人
2016/07/09 07:21
再読に耐えます
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:がんこじじい - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校を舞台にした、探偵小説。すべて計算されており、通読後 再読して納得できる点が多々ありました。
一見、学生同士の普通の会話、道具立て、場所 等々。それらがつながっており、久しぶりに「やられた!」と感じました。
2025/03/31 22:54
裏染シリーズ二作目
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みっく - この投稿者のレビュー一覧を見る
裏染シリーズ二作目。図書館の殺人までのシリーズの中で、この話が一番好き。特に、犯人の動機がお気に入り。
2024/08/14 17:43
一気に読んでしまった
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:amami - この投稿者のレビュー一覧を見る
「体育館の殺人」が面白くて、また彼らに会いたくて読んでみたらこちらも一気読みだった。
帯に「容疑者が11人もいる」と書いてあるが、その11人の書き分けが秀逸で生き生きと今まで水族館で働いてきた姿が想像できる。
天馬や柚乃と一緒に現場を見ているようなワクワク、夏に読むとより楽しめる。続編も早く読みたい。
図書館の殺人
2023/07/02 05:36
フーダニットの切れ味、ますます研ぎ澄まされるシリーズ第4作
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アントネスト - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校に住んでいる変人アニメおたくの名探偵・裏染天馬シリーズ第三長編(第四作)。
図書館で殺された大学生は2つの奇妙なメッセージを書き残していた。
クイーンと言えばロジカルなフーダニット、そしてダイイングメッセージ。平成のエラリー・クイーン青崎有吾がダイイングメッセージに挑戦するのは必然だったと言えるでしょう。
とはいえダイイングメッセージは多様な解釈が可能で正解を確定させることが極めて難しい、ロジックとは水と油な存在。本家クイーンですら、作品によっては持て余し気味だったそれを、しかし本書は見事に処理します。
ダイイングメッセージの謎と犯人の正体を丁寧に積み上げられた論理が解きほぐす。「推理」小説の面白さを堪能できる、現代最高のフーダニットミステリです。
体育館の殺人
2022/01/14 23:23
超本格推理小説で面白い
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コーヒーが好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
推理が非常に論理的で面白かった。
密室のトリックだけはわかったが、犯人の推定や他のトリックや謎解きは解けなかった。
でてくる女の子も可愛いしとても面白かった。
体育館の殺人
2021/12/31 23:26
予想を裏切る面白さ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:fks - この投稿者のレビュー一覧を見る
まだ読んでいる途中ですが、どうなのかなあという微妙な気持ちで読み始めましたがめちゃくちゃ面白いです。
探偵役はアニメオタク?であると同時にクールな感じで結構好みのキャラです。
風ケ丘五十円玉祭りの謎
2021/01/11 13:58
ロジック重視の本格ミステリー「裏染天馬」シリーズ、待望の第一短編集
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アントネスト - この投稿者のレビュー一覧を見る
平成のクイーン青崎有吾の三冊目の著書は、前二作に引き続きアニメおたくの高校生・裏染天馬を主人公とした、なんと日常の謎ものの短編集。
巻頭の「もう一食選べる丼」は、わざわざボリューム満点の丼を頼みながら食べ残していったのは何故かという些細な謎を、徹底した論理で追及していく、日常の謎ながらがっちりとしたロジック重視の硬派な本格ミステリー。
「風が丘五十円玉祭りの謎」は、縁日の出店への「釣銭に五十円玉を使うように」という指示の裏の事情を裏染兄妹が探るお話。天馬の明察と、冷めたものの見方が味わい深い一編。
「針宮理恵子のサードインパクト」は、『体育館の殺人』にも登場したある凸凹カップルの後日談と、バラエティに富んだ作品が楽しめます。
2020/07/11 08:56
身近な「館」シリーズ
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たろー - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルの通り舞台が学校の体育館という事で状況を思い浮かべやすく、世界観を受け入れることが容易でした。
探偵役が天才的頭脳だけど面倒臭がりで無愛想、身勝手さなんかはラノベ寄りかな。
続刊も身近な公共施設なので期待。
2020/07/11 08:50
ミステリー小説とキャラクター小説の良いとこ取り
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たろー - この投稿者のレビュー一覧を見る
巻末解説にもある通り、本格ミステリとキャラクター小説の両面で楽しめる作品でした。
各登場人物が魅力的な学園物を気楽に読みつつも、事件になると途端に本格ミステリだと思い出させられる論理的な推理。
本レビュー時点で出版されている裏染シリーズ4冊の中では一番好きな作品です。
風ケ丘五十円玉祭りの謎
2019/09/08 17:32
天馬の短編集
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
学食の話、すごいなあ。
あそこまで推理してしまうとは。
針宮理恵子さんの黒髪ショートカット姿、見てみたいです。
水族館の殺人
2019/09/08 17:30
ただただおもしろい
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
平成のエラリー・クイーンとか、本格とか、よくわからないけど、ただただ楽しいです。
天馬をはじめとした登場人物の造形がいいです。
体育館の殺人
2019/09/08 17:26
素晴らしい
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分で謎解きしようとは全く思わなくて、ただただ物語として面白い。
登場人物が生き生きしてる。
天馬は基本ぐうたらなのにね。