兵隊宿 みんなのレビュー
- 竹西寛子 (著)
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電子書籍兵隊宿
2019/01/28 15:23
おだやかな主人公の少年にほっとする
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
前に読んだ本が、登場人物全員が「なんだか嫌なやつ」だったグロテスクだっただけに、この短編群の共通の主人公、ひさし少年の、優等生な、おだやかな、正直な姿にほっとしている。舞台は瀬戸内の街(作者はあとがきで舞台は広島だと書いている)で、主人公の年代はが小学校の低学年から中学校にかけて、時期は日中戦争開戦前から太平洋戦争開戦後まもなまでの話である。作者はあとがきで、広島ということを書くことが知らないうちに意識から消えていたと書いている。広島と書いてしまうと、どうしても原爆のことを想像してしまうので、ひさしの何年後かのことを考えながら読むことになってしまったかも知れないので、これは広島から離れてしまってよかった気がした
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