みんなの朝ドラ みんなのレビュー
- 木俣冬
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紙の本みんなの朝ドラ
2017/06/27 05:24
「朝ドラ」大好き!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
月曜から土曜の朝8時から15分放送されるNHKの「朝ドラ」、正式には「連続テレビ小説」という、は1961年の第1作「娘と私」から2017年上半期放送の「ひょっこ」まで96作めを数える。
今でも20%を超える高視聴率番組だが、けっして平坦な道ではなかった。
特に2000年代は20%に届かない作品が続出する。
それが変化の兆しを見せ出すのが、2010年上半期の第82作の「ゲゲゲの女房」あたり。
この本では2010年代の「朝ドラ」作品を中心にして、「朝ドラ」の魅力を探る。
本書で章立てされて論じられている作品を見ていくと、「マッサン」(2014/下)「ごちそうさん」(2013/下)「あさが来た」(2015/下)「花子とアン」(2014/上)「とと姉ちゃん」(2016/上)「べっぴんさん」(2016/下)「まれ」(2015/上)「カーネーション」(2011/下)「あまちゃん」(2013/上)である。
その他に主人公がシングルマザーだった「私の青空」(2000/上)と「朝ドラ」を語る上ではずせない第31作「おしん」(1983)が章立てに加わっている。
私が「朝ドラ」を見始めたのが第85作めの「カーネーション」。脚本は渡辺あやで、この本の中でも「朝ドラを超えた朝ドラ」と絶賛されている。
やはりいいドラマを観ると、継続視聴のきっかけになるような気がする。
「朝ドラ」の人気が高い理由はさまざまだろうし、木俣氏がいうように最近の作品ではSNSでの評判拡散の影響が大きいこともわかる。しかし、それは「朝ドラ」に限ったことではない。
いずれにしても「朝ドラ」を話し出すと尽きることはない。
紙の本みんなの朝ドラ
2017/05/19 23:54
「カーネーション」と「火の魚」
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
朝ドラ論で目にする論者の書いた朝ドラ論だが、「カーネーション」を取り上げるならば、脚本家(渡辺まや)とヒロイン(尾野真千子)が同じ「火の魚」にも言及すべきだ。原田芳雄の遺作となった作品だが、作中では(おそらくガンで)死ぬ編集者役だったのが尾野真千子だった。彼女がスターダムにのし上がる前の作品だが、この作品があったから、「カーネーション」で成功したように見えてくる。
読んでいて、佐々木昭一郎作品を、この位の新書本で論じたら本が1冊書けるだろう、と思った。年齢的にラジオ時代やファンに評価されている昭和40年代の作品を作った関係者を取材出来るのは今しかないだろう。昭和49年に放送された時には酷評されて、「四季・ユートピアノ」でヒロインの中尾幸世に光が当たってからも長らく「封印作品」化していた「夢の島少女」が何回か放送されているうちに評価されて、この作品で中尾幸世を知った、という時代だ。「創るということ」だけを読んでいても、分からないものだ。
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