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電子書籍

新・平家物語 みんなのレビュー

  • 吉川英治
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みんなのレビュー12件

みんなの評価4.2

評価内訳

  • 星 5 (6件)
  • 星 4 (4件)
  • 星 3 (2件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
12 件中 1 件~ 12 件を表示

紙の本新・平家物語 1

2012/02/28 09:52

諸行無常と永遠のかがやきと

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:コーチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 大河ドラマでふたたび脚光を浴びている平清盛。私が清盛に魅せられたきっかけは、この『新平家物語』だった。吉川英治はいろいろと読んだが、やはりそのスケールの大きさ、そこに描かれた喜怒哀楽の豊かさの点で、全16巻からなる本作品に勝るものはないだろう。
 保元・平治の乱を通じて権力の座に登りつめる平清盛と平氏一族。その権勢は貴族からも武士からも恨みをかい、一族の没落の一因となった。しかし、この物語に描かれた姿を見るかぎり、清盛自身は、何のおごりもない、まじめな人間である。少年時代、わが家の苦しい生活にみじめな思いをしながらも父忠盛を支える、純朴でけなげな姿。成長してからは、神威をかさに朝廷に横暴なふるまいをする僧兵らにひとり対峙し、彼らのかかげる神木に矢を放つ勇ましい姿。そして、これはのちに彼自身に災いをもたらすもととなるのだが、平治の乱後、敵将源義朝の遺児である頼朝、義経らの命を助ける情の厚さ。どれをとっても、人間としてまがったところのない、やさしさと強さにあふれた英傑である。
 平氏一族の個性豊かな面々にもひきつけられる。中には宗盛のように弱く、卑屈な者もいるが、清盛の長男重盛をはじめとして、みなおごりとは無縁の高潔の士であった。特に印象深いのは、一の谷の戦いで源氏にとらえられた清盛の五男、平重衡である。彼が源頼朝と対面する場面(第11巻)では、その人格のけだかさが頼朝との比較でいちだんときわだっている。
 平家の公達に劣らぬ魅力を放つのが、源義経である。ひたすら兄頼朝の期待にこたえんがために戦ういじらしさと、その兄に裏切られた絶望、そして悲劇的な最期...どれも日本人のよく知る物語とはいえ、吉川の描く義経像には改めて胸を打たれる。
 一方、頼朝は清盛とは異なり、新興勢力である武士の要望によくこたえ、義経のように朝廷に籠絡されることなく、新しい時代の支配者となった。しかし、成功者である彼の運命とて決して明るくはない。木曽義仲の息子義高を殺害したことで、その幼き恋の相手である愛娘、大姫の心をめちゃくちゃにしたことは、終生彼の心を悩ませる。そして、彼自身の早すぎる死、のちにその息子たちを次々と襲う悲劇と北条一族の繁栄...歴史はもちろんその後も続くが、諸行無常、盛者必衰は登場人物すべての運命である。
 壮大なる人間歴史ドラマは、物語のはじめから登場する医師、麻鳥がうららかな春の一日を妻と語らう場面で終わる。無常に流れゆく歴史の一瞬が永遠のかがやきを放つかのような美しい描写で、最初に原稿を推敲する吉川英治の妻が、最終ページを前に長い間動かなかった(おそらくは涙にくれて)というのもうなずかれる感動のフィナーレである。

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紙の本新・平家物語 11

2015/09/23 22:26

一ノ谷の合戦。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:historian - この投稿者のレビュー一覧を見る

事実上の平家と源氏の天下分け目となった一ノ谷の合戦は、義経の奇策により源氏の圧勝となった。討ち取られた敦盛・忠度ら、生け捕られた重衡、降伏した頼盛、平家一門は明らかな瓦解を見せ始める。
戦死した平家の公達たちの首が都にさらされる場面は哀れを催した。捕虜の重衡とかしずいた白拍子の間の悲恋は泣ける。

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紙の本新・平家物語 10

2015/09/23 10:10

義仲、あえなく死す。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:historian - この投稿者のレビュー一覧を見る

義仲と後白河院の対立は遂に火を噴き、院は幽閉される。しかし、義仲の天下は長くはなかった。鎌倉から進撃してきた範頼・義経の軍勢との壮絶な攻防に敗れ、義仲は戦死する・・・。
義仲の最期の戦闘シーンは「一時は敵なしだったのに一度負け始めるとここまでくるのか・・・」と感じさせられた。。彼を取り巻く女性たちの運命がなんとも哀れで涙を誘う。

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紙の本新・平家物語 9

2015/09/23 09:54

平家一門、都落ち。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:historian - この投稿者のレビュー一覧を見る

北陸へ送り込まれた木曽討伐軍は、倶利伽羅峠の合戦で壊滅的な敗北を喫した。畿内へなだれ込む義仲の大軍。平家一門は抗すべくもなく、都落ちを余儀なくされた。一方、代わって都の主になった義仲も味方の内紛、後白河院の策謀に悩まされる。
平家の都落ちシーンは戦争に負けると昨日までの権力者もかくも惨めで哀れになるんだ、としみじみと感じた。平家物語の主題である「諸行無常」をこれほど強く思うシーンも少ないだろう。

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紙の本新・平家物語 8

2015/09/23 09:45

清盛、死す。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

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鎌倉の頼朝討伐に送り込まれた平家の軍勢はあえない大敗を喫した。その夜、頼朝と義経は二十年ぶりの再会を果たす。一方、相次ぐ反乱に政権の屋台骨が揺らぐ中、相国清盛は熱病のためその波乱の生涯を閉じた・・・。そして信州では新たに旗揚げした木曽義仲の勢力が急膨張する。
平清盛の最期は古典の平家物語でも現代のドラマでも山場の一つになるシーンだが、吉川はなかなかうまく描いていると思う。

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紙の本新・平家物語 6

2015/09/22 11:55

暴走する清盛。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

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都に出没して暗躍する義経と、検非違使にして清盛の義弟・平時忠の対決。一方、期待していた嫡子・重盛に先立たれた清盛は治承三年のクーデターを敢行。後白河院を幽閉する。
弁慶と、生き別れていた母親の再会シーンが泣けます。

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紙の本新・平家物語 12

2015/09/25 20:25

義経の栄光と不遇。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

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ひとまず勝った源氏方だが、鎌倉の頼朝は後白河院に乗せられて無断任官した義経に激怒。早くも後の悲劇の芽は出ていた。しかし、範頼に任せた西国遠征は難航し、やむなく義経を再起用。義経は嵐を衝いて四国に渡り、平家の本拠たる屋島を急襲する。
いよいよ稀代の名将・義経の颯爽たる姿が読める章へ移ってきた。でも人間調子に乗るとすぐ天狗になってろくでもないことを考えたりやったりするのは変わらないようである。

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紙の本新・平家物語 5

2015/09/22 11:38

頼朝と政子の大恋愛。

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伊豆に流されていた源頼朝。しかし、彼を慕って集まる武士は少なくなかった。そして、北条政子と大恋愛の末に結ばれる。一方、都では鹿ヶ谷の陰謀事件が発生するなど、平家政権の土台は揺らぎ始めていた・・・。
後に冷徹な政治家になる頼朝も若い頃は我々凡人と変わらぬ青春を送っていたのだなあと親しみを感じた巻であった。

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紙の本新・平家物語 3

2015/09/21 11:31

平治の乱、終結。

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平治の乱は平清盛の勝利に終わった。源義朝はじめ、敗れた源氏側の人間はそれぞれ悲惨な末路を迎え、源頼朝は伊豆に流される。そして、平清盛は権力の階段を駆け上っていく。
最近の研究では平治の乱の主役はあくまで藤原信頼(彼も後白河の寵のみをたのむ無能な人間という見方が覆り、実は有能で野心あふれる男だったらしい)で義朝はあくまで脇役だったことが分かっており、旧来の『平家物語史観』からあまり出ていない作品ではあるのだが、それでも吉川英治の筆はすばらしい。臨場感あふれる戦闘シーン、敗者の悲哀、勝者となり円熟期に入った清盛の姿など、見事に描いていると思う。

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紙の本新・平家物語 1

2015/09/20 15:23

吉川英治の代表作。

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平家物語と題名にはあるが、内容は平清盛の青春時代から始まり、保元物語や平治物語・義経記といった軍記物から玉葉などの信頼おける史料の範囲も含む壮大な大河小説となっており、正に作者の代表作と言っていい。これはその第一巻なわけだが、清盛の青春時代から保元の乱直前までを描く。淫乱な母を持ってしまったせいで自分の真の父親が誰か分からず荒れていた清盛の描写(それを乗り越えて成長していくところも)なんかは秀逸だし、文覚や西行といった友人たちもいい味を出していた。重盛が時子との間の子供にされてしまっているのは、史実に反するし良くないと思うが。

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紙の本新・平家物語 4

2015/09/22 11:29

頂点に達した平家の栄華。

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遂に太政大臣にまで上った平清盛。平家の栄華は頂点に達した。しかし、平治の乱で四散した源氏も再起の機会をうかがっていた。義朝の末子・牛若丸は幽閉先の鞍馬を脱出し、奥州へ向かう。
個人的には清盛が権力の階段を上っていく上で後白河院や二条天皇や摂関家といった様々な勢力と演じた暗闘も描いて欲しかった。まあ作品ができた時代にはそこまで研究が進んでいなかったのかもしれないが。

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紙の本新・平家物語 2

2015/09/20 15:30

保元の乱。

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保元の乱は後白河天皇側の勝利に終わったが、敗者たちに下った処分はあまりにも厳しい物だった。崇徳上皇は讃岐に流され、平忠正や源為義は甥や息子によって殺害される。そして、勝者の内でも派閥争いは絶えない。藤原信頼一派は実力者・信西を倒すべく武力蜂起。平治の乱の始まりであった。
源為朝の奮戦・哀愁漂う崇徳の配流シーン・敗者たちの最期など、古典でも取り上げられてきた名シーンが吉川の手で現代的に生まれ変わる。まあ最近の研究で明らかになった諸事情なんかは反映されてないけど。

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