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榎田尤利作品集 みんなのレビュー

  • 榎田尤利, 藤たまき, 高階佑
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みんなのレビュー13件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (7件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (4件)
  • 星 2 (1件)
  • 星 1 (0件)
7 件中 1 件~ 7 件を表示

紙の本聖夜

2016/02/15 12:46

二人のハピエンが嬉しい

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:tix - この投稿者のレビュー一覧を見る

始まりの舞台は札幌。二人は中学〜高校の同級生です。
受けの親の離婚によって17歳で離ればなれになり、27歳で東京で再会。
でも攻めには婚約者、受けには不倫の末に妻子と別れてくれた恋人、
とお互いの他に大切な人がいます。
再び惹かれ合うものの一緒にはなれず、また別離。
さらに十年後に攻めが受けを追いかけて再会・・・というお話。

ちょっとだけ出て来る17歳の思い出が苦いくらいの青さなのに対し
27歳のとき、相手を愛しく思う気持ちが
大人の理性で押さえられてるのが切なくて引き立っていました。
で、37歳のときの再会の舞台は沖縄なのですが
全てを諦観していた受けが生命感溢れる土地のおかげで生き生きと変化していて、
ハッピーエンドの幸せ度倍増でした。

旧版では二十年愛ですが、
新装版では書き下ろしでさらに十年後(三十年後)の二人がありました。
養子縁組絡みのSSでしたが、、
あまり深刻だったり激しかったりすることはなく、優しいお話でした。

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紙の本明日が世界の終わりでも

2023/05/07 08:48

「聴く」と「視る」の話

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり

「largo」とタイトルの「明日が世界の終わりでも」シリーズに
書下ろし「witness」という構成

「largo」は音大生の話
年齢相応のきらきらしたところと切ないところが
音楽とともに描かれている。
ピアノの音色が聴こえてきそうな話
愛されて育ってないタラちゃん(設楽六実)は
頑なで開かない花のよう。
そして関西弁でぐいぐいくる天性の才を振りまく凛は
抜いても抜いても生えてくる花草のよう。
そんな二人が出会って、
愛することも愛されることも知らなかった頑ななつぼみが
ほんわりと開き、奔放な花草がわさわさとその花を囲んで花束になるような
きらきらとした話でした。
前原さん良い仕事したねぇって書いておこう

「明日が世界の終わりでも」はかなり痛い。
病んでいるって言っても良い。
愛する人を抱かない玲と恋人の望の話
玲の愛し方は病んでいる、でも愛してはいるのだ。
その愛を理解しきれず(いやしろと言うのが無理筋だけど)
約束を破る
その結果の玲の行動がすごい。
(エキセントリックすぎてかなりびびる)
痛々しすぎる二人の形にキリキリとこちらを抉ってきます。

「約束」は玲の親友で望を抱いたこともある城下の話
純な中学生教師である悠一にがっつり嵌まってしまう話
約束を破ったことによりばっさり悠一に切られてしまうのだ。
「集い」は城下と別れた悠一と玲が出会い、
そしてそれぞれの相手の元へ
ここまでくると穏やかな気分になるのだが。
「witness」はその後、出会って40年経っていて
それでも玲と望(定年間際とか!)は一緒にいるし、
城下と悠一(教頭とか!)も一緒にいる世界
望の従兄はゲスな奴だけど、
彼らがずっと一緒にいることが出来てなんだか嬉しい。
「明日~」は読む人を選ぶ作品だけれど、
個人的には病んでいて痛くてそして甘い話で好きです。

「largo」は「聴く」話で
「明日が世界の終わりでも」は「視る」話でした

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残念な部分もそのままにみせれる幸せ。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Nonn - この投稿者のレビュー一覧を見る

残念な店長がとってもかわいく思えてくるから不思議!これからのラブラブも読みたい。

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約束は、絆

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:M★ - この投稿者のレビュー一覧を見る

購入して、暫く積読していた本。

二つに分かれる構成。
恋をする人達の沁みる物語。 

「ラルゴ」は、音大生の恋人同士。明るくコミカル。

「明日が・・」シリーズは、やってしまったことを後悔する、重めの純愛物語。
題名は、望の玲治宛てに出した手紙の約束の一文

榎田先生は、トラウマ持ちの心理描写が上手いと思う。
行き詰った時に読むと示唆を得られるのではないか、と思える内容だった。
信じあう心が絆を繋ぐ。

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紙の本聖夜

2021/07/15 05:04

作品集

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり

こちら作品集になっていて
「名前のない色」と標題作(書き下ろし含む)の2作品収録になっていて
読み応えのある本となっております。
作者さんは数本読んでいるのですが、
この品は実はヨネダコウさんの絵の追っかけで買いました。
タイトルと表紙から冬の季節に読もうと思っていたのですが
埋めたまま・・・ふと手に取ったのが暑い季節・・・
読みたい時が読み頃です!
二編とも切なくて痛みを伴う作品です。
そして、じっくり読ませてくれる作品でした。

「名前のない色」
こちらタイトルの意味がわかった時に震えました。
夏になると仕事が全くできなくなるイラストレーターの水窪と
その画家に恋をしてしまった編集者の藤野
水窪の義兄の作家である稲美に
そして夏になるとだめになる理由である元恋人司馬
そこに稲美の妻(水窪の姉)と司馬の妻が色をさしてくる。
(ある意味編集長の里見さんもそのうちの一人か)
司馬がとてもずるい男です。
不倫男(いや・・・別れた男が)がなぜか信じる(←現実でも!)
「あいつは俺が好きなままでいるはず」がきました
確かに実際水窪もそうだったのですけどね
ああ、ずるい男にはまるパターンだったのね。
(そこが好きだったのでしょうけど)

稲美さんの「雨の隙間」という作品がとても印象的
また稲美さんが「好きになればいい」と言い
「相手が生きててくれれば、それでいい」と続けた時に
今、二人でいることの奇跡を感じました。

「聖夜」「GRAY」
17歳・27歳・37歳そして47歳のシマとアマチの物語
「幸せ」を求めてさまよう感じの二人の話です。
(恋なのですが、探すのは幸せな気がする)
聖夜でシマ視点
青い鳥それをひっくり返したアマチの視点
(シマが見ていたものをアマチ側から見られる)
楽園で二人の視点
17歳の別れはお互いにどうしようもなかったし
別れたくはなかった(別れるつもりもなかった)
それよりもお互いに関係を確定せずに
離れ離れになってしまったが故に
二人とも別々の生活を送りながらも
そこにつながれている。
(意識的にでなくても)
10年後の再会、そして別れ
お互いに別々のパートナーと「幸せ」を手に入れようとするのだけれど
結局は手に入らない。
そして、お互いを求めてやまないのだ。
二人の関係が「終わって」いなかったから。
きっと正確には本当の意味では二人の関係が「始まっていなかった」のかと。
お互いを求める気持ちとかはずっとあったのですが
二人の関係としてきちんと成立してなかったから
終われもしなかったのだと。
北の大地から南の島へ。
寒い大地で足踏みをしていたアマチが
南の島の痛い太陽の光に縫い留められていると
そこへシマが探しに来る。
「聖夜」はそんな20年の話、
そして「GRAY」はさらに日常という時を経て
やがてくる現実的な未来をきちんと見つめる話
ふわふわとした幸せでない現実を見つめて
現実の幸せを手に入れるそんな話だったと思います。

桃子さんもシマとではないけれど
幸せを手に入れて良かったって思う。
梨音ちゃんもちゃんと育てられて良かったと心底思う
再婚相手さんが良い人だったし、
何よりもこの人が客観的に
法的に他人だった場合の弊害を説明することで
読者にも説明してくれる方法は良かったのではと思います。

二編とも時代が少し前なのですが
人の心を描いているという点では問題なく今でも読めると思います。
人が「幸せ」とか「恋」を求める心は変わらないから。

そんな作品たちでした。
☆4.5評価の5です。

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本当の自分の幸せは何か考えさせられます

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Nonn - この投稿者のレビュー一覧を見る

その人がどの方向で生きるかでどんな人生に成るかだいたい見当がつくようです。
ただ、男女の垣根を越えて近づくことで、見当は違って来るかも知れませんね。

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電子書籍聖夜 -榎田尤利作品集-

2016/02/19 16:27

何度も泣いた(T_T)

2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:そら - この投稿者のレビュー一覧を見る

すごく良かったぁ~。二つ入ってるお話、どちらも良かったけど特に表題作の「聖夜」は二人の出会いと別れそして再会までの長い時間を書かれたお話しで、一つ一つの出来事がつらく悲しい事も多かったけど、出てくる人たちがみな優しくて読了後あたたかな気持ちになれました。最後の短編以外はかなり以前の作品のようなので始めはちょっと古い(ポケベルとか)?と思いましたが、二人の十代から四十代までの話しなので若い頃の話しも懐かしい昔語りくらいな感じで違和感なく読むことができました。

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