ソード・ワールド短編集 みんなのレビュー
- 編者:安田 均, 著者:秋田 みやび, 著者:秋口 ぎぐる, イラスト:浜田 よしかづ, イラスト:安曇 雪伸, 著者:清松 みゆき, 著者:水野 良, イラスト:米田 仁士, 著者:白川 剛, 著者:山本 弘, イラスト:見田 竜介
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紙の本狙われたヘッポコーズ
2016/12/25 14:39
ユニコーンの角が。
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投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題にもなっている「狙われたヘッポコーズ」が一番印象に残っている。
第一話から因縁あった、あのビビリゴブリンシャーマンの使った小道具だったユニコーンの角。
そこに非合法だが商品として流通する原因と理由をしっかりとつけてあるのがうまい。
でも挿絵が……。
きっと楽しんで描いたんだろうな、とは思うが何度もみたいとは思えない。
紙の本虹の舞う海に
2001/08/13 02:38
極北の海は、もうすぐ氷に閉ざされるだろう——
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投稿者:賢者の石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ソード・ワールド短編集もこれで11冊目。ここに至るまでに、短編集内でシリーズとして確立した作品もいくつか存在する。そのうちふたつが本書に収録されている「羽根頭」であり「赤い鎧」だ。
今回のテーマは「ライバル」。両シリーズとも対立するキャラクターに主眼をおいて物語を展開している。そして表題作である「虹の舞う海に」は、それまでスポットが当てられなかった国、バイカルを舞台に、せつない男女の物語を読ませてくれる。その男女がどのようなライバル関係にあるのか? それはあなたご自身がお読みになって、たしかめてください。
紙の本ただひとたびの奇跡
2001/08/13 01:29
その男が起こした奇蹟とは?
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投稿者:賢者の石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
おなじみソード・ワールド短編集、今回のテーマは「魔法」。
ソード・ワールドの世界には、大きく分けて三つの魔法形態がある。ひとつめは古代の魔術師たちが得意としていた古代語魔法。ふたつめは精霊に呼びかけて自然に働きかける精霊魔法。みっつめは信仰によって神から力を授かる神聖魔法。
——本書は、これら三つの魔法についてそれぞれ言及し、それをもとに物語を展開している。
特に表題作「ただ一度の奇蹟」は、大神殿の司祭に任命されたにも関わらず神聖魔法を扱えない男の葛藤を主題としている。信仰とはどうあるべきか? 奇蹟を起こせる者だけが神官と呼べるのか? そういったことを考えさせられる良作である。
紙の本ロマールの罠
2001/08/13 01:07
ひとつの都市を舞台に
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投稿者:賢者の石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
剣と魔法が存在する幻想世界、フォーセリア。その一大陸であるアレクラストを舞台に展開されるのがソード・ワールド短編集。
今回は多くの旅人が行き交う国、ロマールにスポットを当て、そこで起こった事件や物語を紹介している。面白いのは、それぞれの作品に登場しているキャラクターが、他の作品にも「ちょい役」で登場していること。酒場で会話を交わしたり、道ですれちがったり…同一世界で別々に行動している者同士が、このような形でリンクするのは読者にとって心憎い演出である。
ロマールという「場所」を限定することによって起こりうるキャラクターの共演。どうぞあなたも「旅人たちの国」ロマールの物語を味わってみては?
紙の本ふたりのラビリンス
2001/08/13 00:34
テーマは「モンスター」
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投稿者:賢者の石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ソード・ワールド短編集の第三弾。ひとつの世界を、複数の作家陣で発表していくのがシェアード・ワールド(分割された世界)の強み。それぞれの書き手が腕をふるっているのだが、そろそろ各作品に(世界背景以外の)共通したテーマが欲しいところ。そこで用意されたのが「モンスター」。表題作「ふたりのラビリンス」をはじめ、どの作品にも幻想世界にみられる個性ゆたかな魔物が登場している。
作品によっては何人かのキャラクターがリンクしているのも面白い。他の短編にも登場している者だったり、短編ではなく長編に登場していた者が脇役だったり…この一冊だけでも充分楽しめるが、他のソード・ワールド作品を知っていれば、より深く物語に入り込めること、間違いなし。こういったキャラクターの相互関係も、ソード・ワールドを楽しむ醍醐味のひとつではなかろうか。
紙の本ナイトウィンドの影
2001/08/13 00:09
幻想世界フォーセリアへようこそ
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投稿者:賢者の石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ第一作「レプラコーンの涙」に引きつづき、複数のファンタジー作家が集って作品を発表するソード・ワールド短編集。中身はどれも「読み切り短編」なので、前作を知らなくとも問題なく楽しめるものとなっている。
が、どの作品にも共通して言えるものとして「世界観」があげられる。物語の背景となっているのは「剣と魔法」の幻想世界フォーセリアで、しかもその一大陸であるアレクラスト限定なのだ。
しかしそれはマイナス要因となっていない。むしろ、物語に共通の法則性を与え、読者に安心感と「世界そのもの」への好奇心を煽る効果をあげている。
何しろ舞台となっているアレクラスト大陸だけでも広大なのだ。表題作である「ナイトウィンドの影」は西部諸国の女怪盗の話、その他、大国オランのはずれにいるドワーフの賢者の話や、辺境の一村で起こる神官同士のいざこざ話など、バラエティに富んでいる。
巻末にはこれら作品の登場人物が「ソード・ワールドTRPG」のデータとなって収録されており、ゲーム側のファンをもニヤリとさせてくれる一冊。ファンタジー・ファンならどうぞ。
紙の本レプラコーンの涙
2001/08/12 23:44
シェアード・ワールド・ファンタジーの本家
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投稿者:賢者の石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
安田均・水野良をはじめとするクリエイター集団「グループSNE」がおくるファンタジー短編集。本書はバックボーンとなる世界観に「ソード・ワールドTRPG」という、会話進行型ゲームのそれと共通したものを採用している。
これにより、個々の書き手によって世界法則や雰囲気が異なることなく、多面的に「フォーセリア」という幻想世界を表現しているのだ。
こういった手法をシェアード・ワールド(分割された世界)というが、幾人もの作家を擁するグループSNEにとっては「もってこい」の表現媒体であろう。表題作の「レプラコーンの涙」をはじめ、邪悪な魔術師を退治する話から、騎士となった女性と鎧職人との恋愛物語など、一冊で様々なストーリーを楽しめる構成となっている。
剣と魔法、そしてその世界に住む人々の有り様、幾人もの違う作家の話を一度に楽しみたい、という人にはお勧めの一冊。
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