ウチの姫さまにはがっかりです・・・。 みんなのレビュー
- 著者:鈴木 鈴, イラスト:藤真 拓哉
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ウチの姫さまにはがっかりです…。 2
2011/04/29 17:08
良い子の魔族と見習い竜戮騎士のイケナイ関係
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
聖夏祭で、年に一度の王国の霊的な浄化をする役割を担う王女イリステラのがっかりな趣味はおさまることを知らず、それを諌める竜戮騎士見習いのアッシュは、王女の趣味を知らない重鎮たちから白眼視される始末だ。
そんなとき、聖夏祭を失敗させるため、魔族のおちこぼれキキモラが派遣されてくる。彼女は能力的には高いのだが、魔族としては致命的に優し過ぎるのだ。そんなキキモラは、お忍びで祭に出かけた王女やアッシュと出会い、メイドとして働くことになる。
そして隙を見つけて王女にかけた呪いは、心の中の悪い願望を増幅するもの。王女の趣味を知らない人々は、何の意味もない呪いと笑い飛ばすのだが、アッシュたちは顔面蒼白になってしまう。もしそんな呪いを受けたまま儀式を行えば、王女の加虐趣味が増幅され、王国は穢されてしまう。
なんとかキキモラを捕らえて呪いを解かせようとするのだが、逆にはめられたアッシュは獄につながれてしまうのだった。
悪いことが苦手な魔族が、アッシュに理解されて惚れてしまうという展開。逆に、王城内ではその努力が理解されないアッシュは、キキモラに理解されてしまう。
そんな状況の中、いけない趣味を持つ王女さまはどんな結果を導くのか?ライトでバカらしく笑えながら、ちょっとしんみりと考えさせられるところもあります。
ウチの姫さまにはがっかりです…。
2010/10/09 09:58
変態王家の血筋の犠牲者
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体力も剣技も未熟ながら根性は一人前の騎士見習いアッシュは、仕えるべき第一王女イリステラとその侍女ティリエルの秘密を知ってしまう。それは、お淑やかで慈悲深い、聖女とも讃えられる王女が実はドSであり、ティリエルが隠れMであること。その一部始終を見てしまったアッシュは、王国の未来を守るため、王女たちにもうそんなプレイはしないように諭す。
これで王国の未来も安泰と思ったのも束の間、騎士叙勲を受けたアッシュは、騎士団長から呼び出しを受ける。その話の内容は、なんと未熟な彼を王女付きの騎士にしたいとの要望があったとのこと。しかし、未熟者を王女につけるにはいかないと、アッシュは騎士団長と勝負に勝たなければクビということになってしまう。
責任を感じた王女は、侍女のティリエルにアッシュの稽古をつけてもらうことにするのだが、それは王女の嗜虐趣味に付き合う人生の始まりとなるのだった。
とてつもなくバカらしい設定から始まるわけだが、それが最後まで貫かれているので、これはこれで面白い。特に、イリステラに虐められるのが好きなティリエルが、反面、アッシュには鬼教官として対し、それでいながら、王女にせめられて嫌がっているアッシュに嫉妬する二面性が良いと思う。
唯一の良心ともいうべきアッシュが、未熟ながら必死に忠誠を尽くし、かつ虐められる様を笑いながら読んで欲しい。とにかくバカバカしい。
ウチの姫さまにはがっかりです…。 4
2015/08/25 13:54
皇女様にも怪しい趣味が…
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国民には絶対秘密だけれど、ドSの趣味がある王女イリステラ・クィンストラウスは、こっそりと侍女のサージット・エルド・ティリエルや騎士のアッシュ・ウィリアックにソフトな鞭打ちをしたりして楽しんでいる。ティリエルはそれを至上の喜びに感じているから良いとして、アッシュはそんな趣味もないし、外に漏れると大人気の王女様の汚点になると、必死にいさめる毎日だ。
そんなちょっと変わった日常に大ピンチが訪れる。イリステラが唯一逆らえないおねえさま、帝国第二皇女ディアマンドラ・ドル・ベテルギアスが王国を訪れる。騎士団長ドル・ドーザが任務に失敗したため、10年前のイリステラへの貸しを回収に来たというのだ。その条件は、イリステラがディアマンドラの後宮もとい侍女団に加わるか、代わりにティリエルとアッシュを差し出せ、というもの。
そんなことは絶対にしたくないイリステラたちは、ディアマンドラの真の望み、10年前にかけられた呪いを解くことを実現し、何とか免れようとするのだが…。
この世界の皇族・王族は、みんな同種なのかな~と。まあでも、義務はちゃんと果たすので、ギリギリOKということで何とか。
今回、キキモラ・マインドハッカーをはじめとして、魔族が活躍する要素を与えられたということは、物語の方針的に大きいものだと感じる。つまりこれは、これまでの確執を失くした方が、様々な問題にブレイクスルー出来る可能性を示しているからだ。まあ、そんなことが簡単に出来たら、そもそも問題が起きようもないのだけれど。
ウチの姫さまにはがっかりです…。 3
2015/08/17 13:02
アッシュの受難
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竜殲騎士見習いとなり、サドっ気のあるクィンストラウス王国第一王女イリステラに仕えているアッシュ・ウィリアックのもとに、故郷から幼なじみの猟師リュカ・ケイニスがやってくる。アッシュ大好きなリュカは、アッシュの婚約者を名乗り、イリステラからアッシュを借り受けて、自分の仕事に連れて行こうとする。
当然のことながらイリステラやメイド長のサージット・ティリエルは反対し、アッシュを引きとめようとするのだが、肝心の、王女に忠誠を誓った騎士であるはずのアッシュは、幼少時代にリュカから受けたトラウマ級のあれやこれやが頭によみがえり、考える前に身体が反応して、王女たちを裏切り、リュカについていくことを承諾してしまう。
今回、リュカが請けた仕事というのは、精霊獣エリスロスを倒すというもの。これまでは大人しくしていたのに、なぜか最近暴れ始めたらしい。リュカは伝家の武器、月弓セイレンフィリスと煌矢ヘリオンフォロスを携え退治しに向かうのだが、イリステラたちがそれを黙っているはずはなかった!
こうして、アッシュ最大の受難、女装の危機から貞操の危機が始まる!
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