東大連続講義 歴史学の思考法 みんなのレビュー
- 東京大学教養学部歴史学部会(編)
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2024/02/08 08:31
歴史から学ぶ
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投稿者:かずさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
歴史を勉強するといえば年代を覚え試験に臨んだため嫌いになった中高年層が多いのではないだろうか。事象の背景等を考えず年代だけを覚え忘れていく教育があったことは歴史認識を育む大きな障害になったと思う。最高学府の一つである東大教養課程では歴史をどう教えているかを講義している講義録。各章では事例を取り上げているが単に検討して論じているのではなく、そこから現在生きている人がどう考え学ぶべきかを示している。国・民族・地域がグローバル化している現代。一つの枠に囚われて歴史を考える危険さをも示している。
2020/08/28 09:22
歴史学的思考は過去を振り返るだけでなく、現在と未来を考えるときにこそ必要となる
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
東大教養学部前期課程(1~2年生)での歴史学のオムニバス授業テキスト。歴史は暗記ものと言われる。歴史事象を多く記憶する者が「歴史家」と一般では認められる。本書はこうした認識を一変させる「歴史学的なものの見方・考え方」を知るための入門書である。歴史学的思考とは過去を振り返るだけでなく、現在と未来を考えるときにこそ必要となる。広く教養として身につけてもらいたいと、授業を担当する教授と准教授合わせて12人が編んだ。中高教師や、歴史好きの高校生、社会人が手にすることも想定している。かなり綿密に構想が練られ、全体として歴史学の現状を浮かび上がらせるような構成。専門外の一般市民にも、歴史学の現状を伝える回路として有益なものとなろう。
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