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「漢字廃止」で韓国に何が起きたか みんなのレビュー

  • 呉善花
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みんなのレビュー3件

みんなの評価4.8

評価内訳

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3 件中 1 件~ 3 件を表示

漢字廃止で韓国に何が起きたか

2008/10/07 04:02

ひらがなとカタカナの偉大さ

22人中、15人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:佐伯洋一 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この本、韓国への絶縁状というタイトルで出版されると思って待っていたが、どうやらタイトルを変えたのか(この点当方に事実誤認がある可能性もある)。まあしかし、祖国韓国から入国拒否をされた著者としてはそういうタイトルにしてもぜんぜんおかしくない。
 韓国に自国語の自尊心を取り戻させ、ハングルを公用語としたのは、統治時代の日本である。それどころか、ハングルだけでは分かりづらい概念も多々あることおよび漢字文化をも考慮して、漢字ハングル混合という文化を発明したのも日本であった。これを提案したのは、彼らが無教養故に憎悪を向ける福沢諭吉である。そもそも、朝鮮語を言語として表記を体系化し、完成させたのは金沢庄三郎博士と小倉進平博士ら日本人学者である。朝鮮語研究は日本学者の独壇場であり、ある意味では日本学者だけがハングルに敬意を払っていたというのが真相であろう。そもそも、それまでは、ハングルは蔑まされ、それどころか宗主国中国の意向から漢字を使わざるを得なかったのだ。
 こういう事情から日本がせっかくハングルを公用化し漢字まで混合した(押し付けではなくもともとあったものなのだから、両博士は多大絶大なるもであるがきっかけを与えたにすぎないが)近代言語を得たにも関わらず、本書にも述べられるとおり、韓国はそれを捨てたのである。
 日本からすると永久敵国である韓国の失敗は慶事であることは間違いない。敵国の弱体化を憂いているつもりは一分子もありえない。が、この本を読む価値は、韓国嫌いが手を叩くためのみにあらず。日本への問題に引き直し、わが身を反省する材料として本書は極めて良い資料といえる。
 漢字とひらがな、カタカナを使い分ける日本の思考能力というのは非常に高い。たとえば、英語というのは表音文字しかない。だから、「哀れ」「憐れ」とみた瞬間に表意文字である漢字ならば、一瞬でイメージを持てるし、応用がさまざまに利く。表意表音を併有する日本語は世界一速読性に優れた言語なんだそうだ。実験によれば他の方式の言語の3倍から5倍速いという。それを知ったペンタゴンは教育用テキストに文章中にイラストをふんだんに用いるようになった。また、たとえば、日本の官能小説は物凄い実力なんだそうだ。なぜなら、表現が非常に豊かだからだそうだ。
 かつての韓国のように、そしていまの中国のように、表意文字である漢字だけだともっと悲惨である。なにしろ、ライブドアが「活力門」ですぞ。おまけに、表せない音が多すぎて、ニュース原稿などは四苦八苦している。解決策はただ一つ。漢字のなかに「かな」を混じらせればいい。
 韓国はハングルという表音文字だけにしてしまった。これで、漢字の持つ豊かな伝達能力を全部かなぐり捨てたわけだ。韓国人が世界一愚かな民族であることは私の信ずるところだが(優秀な民族なら対馬返せなどという隣国と戦争になるしかない国会決議に6割の国民が賛成するだろうか。日本と組んでアジアの小国同士手を携えなければならない大局を理解しているくせに日に増す反日戦争行為の数々から判断したらバカといわなきゃ間違いだ)、それにしても漢字を捨てるとはよくやってくれたもんだ。
 これで漢字文化を明確に現在も持つのは日本と中国だけになったわけだ。漢字というのはこれで素晴らしい文化である。日本語はそれに、古人の叡智を結集したひらがなとカタカナ(これで外用語に即座に瞬時に対応できる)で構成される。漢字というのは例えるなら光輝く恒星である。しかし、恒星とて惑星がなければ中空に虚しく光を称えるだけとなる。ひらがなという惑星があってこそ恒星たる漢字は光沢を放つのである。
 現在この時間、ダウ平均は700ドル以上下がっている。そして名だたる金融会社を日本が買収している。日本はいまだ資金は潤沢で、先進国唯一無傷である。その証拠に国際上場企業を中心に日本企業にほとんど借金はない。想像した通りの日本に日本は向かっているといってよいだろう。英語を日本の公用語にしようと言い放つ大バカのダボハゼは、本書および現在の状況を見てもまだこの思想を維持するつもりだろうか。
 つまり、本書一番の問題提起は日本語の素晴らしさと、一層二層三層の国語教育の充実である。昨今「国家の品格」でも述べられていたが、本書から学ぶべきことはそこだと思う。そして重ね重ね思う。聖徳太子は煬帝への三行半により朝鮮の如き完全漢字圏への編入をつっぱね、それでも柔軟に漢字を使いつつ平仮名片仮名を開発した叡智溢れる過去の日本人への感謝と感動と尊敬を。
 そして著者は韓国に絶縁状を叩きつけられたとしても、日本は言論だけで絶縁されるなんてことは憲法21条の手前あり得ないことであるし、日本人は温かく迎えてくれると思う。
 

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漢字廃止で韓国に何が起きたか

2008/10/06 10:00

漢字廃止が韓国人の知的能力を低下させた

11人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:としりん - この投稿者のレビュー一覧を見る

 韓国のハングル文字が発明されたのは、1443年李氏朝鮮王朝第4代世宗大王の時代である。ところが、漢学を重んじる当時の高級官僚や知識人は、これを真字でない俗字だとして排斥した。ハングル文字が本格的に用いられるようになったのは、日本統治時代である。
 そして、韓国独立後、公用文はすべてハングルで書くべしとの法律が制定され、1970年には漢字が廃止され、ハングル専用となってしまった。なにしろ、ハングルは世界で最も優れた文字だというのが韓国人の認識となったからだった。
 その結果、ハングル世代が現在では韓国民の大半を占めるようになった。
 本書は、韓国における漢字廃止が韓国人の思考能力・知的水準に大変な悪影響を及ぼしたことを、同じ漢字文化圏だった日韓両国を比較することにより明らかにするものである。
 日韓両国の言語文化、思考過程を知る著者ならではの分析である。
 結論的に、漢字を廃しハングル専用とする政策は、言語文化の破壊であり、韓国の知的荒廃をもたらす大変な愚民化政策だったのである。
 著者は、これが日韓の歴史問題にも影響を与えているとする。
 歴史問題を巡って日韓で議論がかみ合わないのは、韓国側の反日思想、小中華意識ばかりでない、と。
「現代韓国は、・・・世界を論ずるにふさわしい抽象度をもって議論を展開するための言語的ベースが、ほとんど崩壊状態にある」(P70)ためでもあるということだ。

 そういえば、02年から05年、日韓両国政府の肝いりで行われた第一期日韓歴史共同研究を思い出す。
 日本側は三谷太一郎座長の下、近現代史部門では、小此木政夫、原田環、森山茂徳らが中心となった。
 韓国側論文に対して、日本側委員からは学術論文としての完成度について厳しい批評が繰り返し書き送られ、小此木委員からは「驚き大いに失望した」など大変辛辣な批評も書かれた。決して右翼的でない小此木氏がそのような批評文を書くこと自体、韓国側の歴史研究の水準をよく表しているというものである。

 ところで、国際学力調査等で、韓国の成績が振るわなければ危機感を持って受け止められるだろうが、残念ながら韓国の「学力」水準は高いときている。おそらく、学力テストには反映されない、抽象的な事柄を熟考する能力が深刻な打撃を受けているのではないか。
 逆に言えば、学力テストなどは幅広い知力のうちの一定分野のみを測定するに過ぎないということにもなる。

 さて、我々日本人としては本書の内容を他国のこととして済ますわけにはいかない。
 本書から明らかなのは、高度な思考を展開する上で、歴史的にはぐくまれてきた母国語がいかに重要かということである。母国語の平易化は国民の知的頽廃に直結する。韓国のとんでもない失政を反面教師にすべきである。
 教育においても、古典を含めた国語教育の充実が極めて重要である。少々難解な文章にもチャレンジすることによって知力も鍛えられるのではないか。
 ゆとり教育路線の転換は当然のことだが、さらに一層の国語教育充実を望みたいところである。

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漢字廃止で韓国に何が起きたか

2008/11/29 22:02

韓国といえばハングル文字。

10人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:龍. - この投稿者のレビュー一覧を見る

韓国といえばハングル文字。宇宙文字のようなハングルは、言語として理解するのはちょっと難しいです。なぜなら、あれは日本語と異なり音をあらわす記号だからです。

でも韓国は、もともと漢字の文化がある国です。

漢字は難しいため、音だけをあらわすハングルが人口的に発明されたのです。

韓国では、戦後の漢字廃止により、ハングルだけが使われるようになりました。

結果何が起きたか?

音だけをあらわす表音文字だけの記述では、その表現に限界があり、抽象的な概念などを表現することが困難になったと本書では指摘しています。

そのため、文章に触れる機会もめっきり減り、読書率は年間0.9冊と世界でも最低水準になってしまったと指摘しています。

音だけで表現するハングルは、その機能として優れたものだとは思いますが、漢字を使用した文章のように創造力を使う表現はできません。日本語で言うと、ひらがなカタカナだけで文章を書くのと一緒の状況です。

本書は韓国人の方が書いたのですが、日本の漢字、ひらがな、カタカナを使用する表現方法を優れていると言っています。

しかし、現代の日本でも漢字離れが進んできており、それに伴って活字ばなれも進んでいます。

本書の中では韓国と日本のことわざの違いも解説しており、文化の違いを理解することができます。

韓国では、「他人のふり見てわがふり直せ」という表現はないそう。

漢字離れに関しては、日本のこのことわざは実践の価値はありそうです。

龍.

http://ameblo.jp/12484/

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