パチンコ利権 - 瀕死の業界に未来はあるのか? - みんなのレビュー
- 宇佐美典也
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2021/04/10 01:53
まったく難しくない本だった
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投稿者:朝4時 - この投稿者のレビュー一覧を見る
堅めの題名や、官僚が書いたという事から難しい本かなと思い身構えて読み始めたら簡単に読めた。誰にでも読みやすいように書いてくれてあるようだった。最初の章は、パチンコに明け暮れた著者の青春時代やその周囲に居た友人やその時代の空気という著者のバックグラウンド、そしてパチンコへの熱い思い入れが書かれていた。
このようにパチンコをただ目の敵にしているだけではなく、パチンコ愛があり、パチンコ業界から見て話の分かる人、という立場でそのパチンコ業界が今後どう生き残れば良いのか、現在の問題点とこれから改善すべき提案が書かれた本だった。
生き残る、とは、パチンコ業界は今、ケータイゲームにシェアを奪われていたり、要するにそれは若者ユーザーが減っているという事だったり、カジノ法案によりギャンブルの定義を考える時期になっており今までなあなあになっていたそのグレーさが炙り出されてきたり、ユーザー減の為客単価を上げざるを得なくギャンブル性が高まってしまっていたり、依存症問題に乗り気じゃないその対応を指摘されていたりで存続が危うくなって来ているようだという事で、意識的に生き残れるように立ち回る必要があるということだ。
ちなみにこの本を読んだ理由は、私の元カレが三店方式の金の運び屋さんで午前中だけの仕事なのに若干割りが良く感じられる収入を得ており「なにそれ?」と当時よりずっとあやしいと引っかかっていた事と、最近可愛い後輩の女の子が「この前見合いをしたんですけど相手が大きなパチンコ屋の社長の御曹司なんですね。すごくお金持ちなんですけど新幹線の乗り方を知らないんです。どう思います?」と意見を求められたのに私は何も良いアドバイスが出来なかったからだ。
この本を読み、多少は何か言えるようになったかも知れない。し、ちょっと一冊読んだからって何も分かる訳ではないかなという気もした。根深い在日問題も絡むからだ。ただ、後輩には、夫に養って貰うにしてもその夫が世の中の役に立つ仕事で手に入れたお金で生活できた方が良くない?依存症の人につけ込んだり家庭崩壊させたりして得たお金が自分の洋服やレストランでの食事になっているって思うと嫌でしょと言えるくらいか。
せめてパチンコ屋さんが、ギャンブルならギャンブルで競馬や競艇など他のギャンブルと同程度の税金を国に収めるか、もしくは賭け事ではなく完全なる遊戯というならばギャンブル性を低くした(もしくは皆無の)台を置いて遊園地やゲーセンのようなものとなるかなど、今までのグレーないいとこ取りをやめた、仕事に誇りを持てるような企業になってくれれば、可愛い後輩も悩まずに済んだんだと思った。
また、後輩ちゃんは私がこの本を読んでいる3、4日のうちに「怪しいから断りました。自分で食べていく方が良いわ。新幹線に乗れないとか気持ち悪いし。」と見合いを断った。パチンコ業界も現代女性を納得させる道理を持たないと真っ当な考えを持つしっかりとした嫁を手に入れられない。お金があるというアピールポイントだけでは優秀な人材の心を射止められない。お金だけが好きな女性、もしくは何も考えていない女性しか嫁がないからその子供も良い歳した男性で新幹線に乗れないということになっているのかしらと思わざるを得ない。
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