忘れないでいてくれ みんなのレビュー
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紙の本忘れないでいてくれ
2020/11/11 05:56
自分の一部・・・
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
少し古い作品ですが、作者さん初読
申し訳ないけど、今まで作者さんには食指が動かなかったのですが
実は朝南かつみさんの挿絵が見たくて購入です。
（今更おっかけ状態になっています）
トラウマ持ちの主役二人。
最初刑事が自分のトラウマを暴き立てられての無法にびびる。
犯罪級なのにさらりと「自分も悪かった」と流すあっさりさに
読者がトラウマにならずに話が進む。
ちょいちょい秦野に対する鬼畜思考かましながら、
進んでいくのも良い感じ。
（やられっぱなしではないってことで）
そこらへんの男前ぶりとグズグズぶりもいい感じで人間らしくて
嫌味なくすとんって入ってきました。
ちなみに記憶を消してやろうかと言われて
「これも俺の一部だから」と言う秦野におおって思ったのに
（清涼もここにひっかかってしまったのですよね）
その後の秦野の態度のギャップにちょっと笑う。
「あんたの顔は、すごく好みなんだ」って言い始めて
なんかもっとクールキャラかと思ったらワンコキャラでしたよ（笑）
好き好き光線放ちまくりで、こんなキャラだったのかいって
思ってしまったです。
本人言っているように「メロメロ」状態なのですね。
内容がシリアスなのですが、重くなりすぎず
でも事件もきちんと描いていく。
クスリと笑わせるところと、
きっちり落とすところのバランスが良くて読みやすいです。
暗すぎず、甘すぎず、時々くすりと笑わせてとの
多分このバランスの良さがこの話を途中で投げ出さずに
読ませるのだろうなぁって思います。
清涼の特殊能力も違和感なく描かれているので、
すっと入ってきます。
二時間ドラマのような作りで、事件は最後まで描かれますので
その点では消化不良はありません。
お互いのトラウマはもちろんすべて解決ハッピーとはいかない。
相変わらず喧嘩しながら
一緒に進んでいくのだろうなぁっていう読後感はとても良いものです。
ツンデレはツンツンしていたのでデレする宣言はとても良かったです。
最初誰この二人？って思った口絵を飾っている清涼の友人・塚本や、
その彼女である黒薔薇がまたいい感じで登場していて
口絵で登場させたのはなるほどなぁって感じです。
（名前だけの花吹雪先輩もかなりキーポイントだし
黒薔薇さんもその後気になるーー）
挿絵と共に味わった作品でした。
☆3.5評価の4です。
電子書籍忘れないでいてくれ
2023/05/21 14:39
忘れないでいてくれ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：coco - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かったです。予想以上にハラハラしました。
人の記憶を読み取れる清涼。１つの事件被害者とのきっかけで出会った刑事の秦野にレイプされ…一体どうなるのかと思ったら、強面の秦野がデレて!もう少し強面でいてほしかった。
秦野との出会いで清涼の過去が動き出してからは、読んでて痛くなるくらい清涼の剥き出しのキズが大きい。塚本や黒薔薇さんが緩和剤になっててホッとしては、また秦野と清涼のキズつけ合い…そして清涼の意味。
恐怖に震えながらも一人で闘ってきた清涼。そんな彼の心を許せる存在になった秦野。ラストまで犯人の意図やナゼ見つからなかったのかがハッキリしなかったので一気に読みました。
本当に面白かったです。花吹雪先輩のお話も読んでみたいです。
電子書籍忘れないでいてくれ
2019/09/14 14:52
期待以上
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：さなにょろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
受けも攻めもトラウマ持ち。
過去にどう立ち向かっていくのかが面白かった。
一見冷めて見える受けが取り乱す様子とか、二人の人間臭さとか。
登場人物がもれなく癖があり、楽しめた。
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