甲子夜話 みんなのレビュー
- 著者:松浦静山, 訳者:中村幸彦, 訳者:中野三敏
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紙の本甲子夜話 続篇4
2016/07/02 12:59
本所七不思議。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
松浦家の屋敷も七不思議の一つだが、その七不思議の場所だろう屋敷の中で書かれただろう本書に、さらに別の七不思議について書いてあるというおもしろさ。
馬鹿囃子の章は非常に短いが、他にも芸人の見世物などに、わざわざ医者を見に行かせて種も仕掛けもないものか確かめさせるあたりが、実証の人らしい感じを受ける。
紙の本甲子夜話 正6
2016/06/01 21:12
楽しい玉石混淆。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
渡り鳥の大きさや数からその冬の寒さをぴたりと推測する話。
残された手形からしても相当な大男と見られるのに、江戸は住みにくい、早く故郷に帰りたいと大泣きしたという釈迦嶽という力士の話。
そんな卑近な話に、情報が当時入りにくかっただろう中国の万里の長城についてつらっと正確な記載が挟まっているというのがこの本の魅力だと思う。
紙の本甲子夜話 正1
2016/05/07 20:35
加藤清正の名城。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
石垣の名手として知られる加藤清正自身が、築いたと言われる熊本城の石垣。
そこに実際に昇ってみたという人の話が伝聞として載っている。
「最初は簡単に昇れるが、気づくと天が見えないほど頭上にせり出して見える」というくだりに、なるほどとうなずける。
その一方、地震で崩壊した惨状を思うといろいろと物思わせられる。
紙の本甲子夜話 正2
2016/05/07 20:28
高尾の文。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「忘れないので思い出しもしない」という、シンプルで美しい、有名な仙台高尾の文と一緒にアメリカの捕鯨船が難破したのをいろいろ聞き取って書き記しているあたりがなんともカオス。
またそれが面白い。
紙の本甲子夜話 続篇2
2016/05/07 20:23
天災の集中期というのはあるのだろうか。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この巻では文政戊子というから1828年の事が記されているのだが、天災の数が半端ではない。
今の静岡県全体、山梨、長野、関東での洪水。
九州で大風により、外国船も転覆。
長崎に寄港したオランダ人もびっくりするような災害。
新潟での大地震。
今年の地震に連動するような火山活動のニュースを聞くと、歴史は同じことを繰り返しているように思う。
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