ヤマケイ新書 日本の森列伝 自然と人が織りなす物語 みんなのレビュー
- 米倉 久邦
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日本の森列伝 自然と人が織りなす物語
2016/12/16 17:04
日本人と日本の森の関係をたどる。
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投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
50代後半になって山歩きをゆっくり楽しむようになり、森もゆっくり見るようになった著者。本職のジャーナリストの目で、そんな森を見て書かれた12の森の話である。
北限のブナの原生林から沖縄のマングローブの森まで。日本中の様々な森の話だが、生態学というよりも人間の手がどのように森に影響してきたかが多く取り上げられている。
砂防林として人間の知恵で造られてきた森もあれば、寺社に守られてきた森もある。原生林ですら、なんらかの「人が入れない、入らせない」理由によって出来上がったともいえるだろう。
日本という場所がどのように変わってきたのかを、森という視点から眺めてみた話である。生態学的な話を期待すると少し方向が違う感じを持たれるかもしれないが、人とのかかわりに興味が持っていければ読みどころはたくさんある。
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