より道やっちゃん 昭和の子どもブック みんなのレビュー
- ロコ・まえだ(著)
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2019/06/29 18:19
昭和の子ども
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「昭和の子ども」といっても、この時代を経験してきた人は減ってしまったかな。現代の人でもノスタルジーを感じると思います。
2016/02/07 07:22
懐かしいな
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この絵画集の作者ロコ・まえださんは昭和24年生まれです。この本に登場する、まえださんがモデルでもあるやっちゃんという女の子が7歳ですから、描かれているのは昭和31年あたりでしょうか。
私は昭和30年生まれですから、1歳あたりの風景です。でも、ここで描かれている風景の多くが、私にも懐かしく、読んでいてほくほくした気持になりました。
例えば、「入学式」。
さすがに私の頃は「白いハンカチに墨で名前を書いた名札」というのはなかったですが、付き添う母親が着物姿だったのは間違いありません。
昭和の母親たちはまだ着物をよく着ていたように思います。
「給食」にコッペパンと脱脂粉乳というのも同じです。小さなマーガリンがついていたのも同じ。
チーズを初めて目にしたのは「給食」の時間だった、と、この本には描かれていないことも思い出したりしました。
「虫下し」の検査でマッチ箱に便を入れて学校に持っていったのは、私も経験しています。あれは、いつ頃終わったのでしょう。
今から思えば、なんて不衛生なという感じですが、それが普通でしたから、何とも思わなかった。そういう時代だったのです。
「風呂敷のマント」に「手ぬぐいで覆面」して「月光仮面」ごっこは、私もしたことがあります。そういえば、その当時は縁日ではお面がよく売られていました。
「メンコ」は、地方によって様々な呼び方があるようです。私が生まれた大阪近郊の小さな町では「べったん」と呼んでいました。これはよく遊びました。
「紙芝居」も経験しています。でも、これも小学生のなかばぐらいまでだったように思います。
この本には「より道やっちゃん」という副題もついていますが、「より道」をしているのは昭和生まれの私です。
まるで思い出のアルバムを見るようにページを繰って、その実、自分の昭和に遊んでいます。
「ひみつ基地」というのはあの頃の子どもが夢中になっていたようですが、私にもありました。
もしかしたら、この本そのものが「ひみつ基地」のようなものです。誰にも触れられたくない。小さい頃の「ひみつ」がいっぱい過ぎて。
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