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ヘイトクライムとは何か 連鎖する民族差別犯罪 みんなのレビュー

  • 鵜塚健(著者), 後藤由耶(著者)
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みんなのレビュー3件

みんなの評価4.7

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
3 件中 1 件~ 3 件を表示

ネット情報で振り回されるのではなく、リアルな生活から差別にアプローチする

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投稿者:雑多な本読み - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、差別感情を増幅させた犯罪を追い、ヘイトクライムの実像を、最前線の現場で取材を続ける記者が書いたものである。単なるルポでなく、ヘイトスピーチやヘイトクライムとは何かを問う書である。特定の属性のグループに対し、差別意識を動機にした犯罪をヘイトクライムというが、なぜ、簡単に発生するようになったのか、その社会背景も追う。在日コリアンを狙った2件の放火事件を取り上げるが、京都府宇治市のウトロ地区の放火事件、大阪府茨木市のコリア国際学園の放火事件である。犯人は、ネットのフェイクニュースやプロパガンダに引きずられ、短期間で見たものを調べ上げたと勘違いし、犯行を起こし、有罪となっている。裁判所は差別による犯罪と判決に入れたくないのだろうか、そのことも明らかにする。犯人は在日コリアンとの付き合いがない。どの社会にもいい人も悪い人もいるが、特定の集団を悪のように決めつけることは誤りというのは明確だろう。犯人は未だに反省できていないという。そうであれば不幸な人であることは間違いない。ヘイトスピーチ等に対し、政府や自治体が、世界潮流に外れ、正面から取り組まない(仕事が嫌いなのだろうか)ことが問題を深刻化している。世界ではデモや街頭宣伝は当たり前なのに、日本では規制が厳しく、ヘイトスピーチ等に対し「表現の自由」を持ち出し、規制することに及び腰なのは、はっきりしない力にすくむ体質だろうか。北朝鮮がミサイルや人工衛星を発射したからJアラートを鳴らしているが、頑丈の建物がないところで、そこに避難しろとか意味がないとしかいえない。それどころか、その度に、在日コリアンへの攻撃が発生する。政府は人の心にまで配慮するのが当然だろう。目次を見ると、
 まえがき
 第1章 ヘイトクライムの転換点―ウトロ放火事件
 第2章 連鎖するヘイトクライム―コリア国際学園事件
 第3章 脈々と続く差別という「暴力」
 第4章 100年前のジェノサイド―関東大震災時の虐殺
 第5章 ヘイトクライムの背景
 第6章 ヘイトクライムとどう向き合うのか
 第7章 ヘイト解消への希望、共生
 あとがき
 主要参考文献一覧        となっている。
 以上のように展開される。関東大震災にも話が及ぶが、そもそも政府・自治体が震災対策を怠り、大規模な火事が発生し、植民地である朝鮮の独立運動があったことに恐怖を覚えた政府が朝鮮人に対する敵視通知や戒厳令を発した事から虐殺の引き金を引く。ところが、住民は暴走を始め、朝鮮人・中国人を収容した警察署まで襲撃する。途中で気付いた政府は、事件を隠ぺいし、住民の責任に転嫁し、国際社会に対し、適切な対応を取ったと発信する。現在、日本国憲法のもとで政府や自治体、警察は本当に変わったのであろうか。ヘイトクライムを容認する政治家、政府だけでなくマスコミの問題も取り上げる。世界各国では外国人の参政権を容認する動きも紹介する。外国人の地方参政権を認めた国を分類し、程度の差はあるが69か国にのぼる。世界中に、滞在期間を超過した日本人も多い。そこを理解した日本人の活動も紹介する。国連の人権理事会から批判される国から、評価される国に。そのためにも一読してほしい本である。

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まだまともなジャーナリストはいたんだ

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投稿者:読むはマイニチ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本屋に平積みされるヘイト本、テレビから垂れながらされる差別をあおる意味不明な番組、ネットでは匿名を笠に着たウヨたちが跋扈する。現職の新聞記者がよくぞ書いてくれた。これを新聞で連載してくれるともっと嬉しかったと思う。

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在日コリアン差別の実態が理解できました。

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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る

当書は現役新聞記者のお2人による共著。実際に起きたヘイトクライム事件を著者が取材したのをもとに、在日コリアンに対する卑劣な差別の実態を明かした1冊です。
 近年、日本では言われなく在日コリアンの皆さんを叩く傾向が強いです。当書では、在日コリアン差別の実態が生々しい文章で著されています。そして当書を読めば、そうした差別行為は物ではなく人間という存在を傷つけていることに気付けます。

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