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浮遊世界のエアロノーツ みんなのレビュー

  • 森日向(著者), にもし(イラスト)
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みんなのレビュー3件

みんなの評価4.2

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (1件)
  • 星 1 (0件)
3 件中 1 件~ 3 件を表示

電子書籍

音楽の島の話がめちゃくちゃ良かった!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る

浮遊島を巡っていくアリアと泊人の旅2巻目。
1巻と同じくキノの旅のような文化の違う島々を旅していく短編連作だが、今回は飛空船の操舵免許を取得したり、人生の目標を歌に見出したりといったアリアの成長がメイン。
そうして独り立ちできるほどの成長を遂げたアリアを、安全のために置いて行こうとする泊人と、恋心を自覚し危険でも泊人と共に旅を続けて泊人を手伝うことを決めた音楽の島の話めちゃくちゃ良かったね!
アウトロー的な青年と、その青年に懐いて背中を追いかける少女という組み合わせが至上なので思わぬ掘り出し物だった。

2つ目の神樹の島は、考えなくても穏やかに生きていける干渉者達の未来の世界の縮図のような話だったんだろうか。
それを選ばなかった二人がとる選択は決まっていたようなものだね。
しかし音楽の島のアリアが歌うシーンすっごく良かったわ。
1巻からアリアは歌が上手いという伏線をこういう形で劇的に回収されるのテンション上がる。
泊人も恋かどうかはわからないけど、アリアが特別だという意識は自覚できたみたいだし、続きも読みたい~!

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電子書籍

キノの旅のグラン〇ルーファンタジー的な話

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る

大地が崩れ、空に浮遊する無数の島々で人々が生きている世界。
記憶を失くし、無人島に残された少女はそこに訪れた青年に付いて両親を探している。
ズボラな性格だが才覚優れた青年泊人と、感情で風を暴走させてしまうためにあまり自信がない少女アリアの旅の物語。
飛空船でいろんな島を巡りながら「始まりの島」を目指す話、なんかどっかの超有名ソシャゲを思い出すなぁ?
アリアの両親を探す旅はひとまずの結末を迎えて二人旅を続けることにしたのだから、続きは泊人の話がメインになるのかな?
名前の由来も明らかになるんだろうか。

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紙の本

粗粗

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る

粗が多くて話が入ってこなかった。

1話の精霊のファンタジー感から
2話は監獄の話という落差。

「じゃじゃ馬」で「やっと安定した」船の
すぐそばで人ひとり浮くくらいの強風を起こして、
船は揺れもしていない。

3話は空図通りの位置に島がある意味がわからない。
フィンが島の軌道を完全に把握していて、
尚且つその通りに幻を生む必要があるけれど、
最初に泊人たちを見た時の反応からして、
誰かに見つけてほしかったわけでもなさそう。
上陸はできても少しずれていたほうが
伏線としても有効な気がするので
ただのミスとしか思えない。

こういうところを詰めるのが編集の仕事だと
一読者としては思うわけだけれどどうなんでしょう。

最後は急に世界観が深まる。
こういうのはやっぱりある程度巻数があったほうが
感情は移入しやすい。

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