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四日間の奇蹟 みんなのレビュー

  • 浅倉卓弥
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みんなのレビュー10件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (4件)
  • 星 4 (3件)
  • 星 3 (2件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
4 件中 1 件~ 4 件を表示

紙の本四日間の奇蹟

2005/06/18 08:28

人間のすばらしさと醜さ

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kurapika - この投稿者のレビュー一覧を見る

自分の命があと4日間しかないと分かった時、何を考えどのように行動するのか・・私には皆目検討がつかない。ましてや自分の肉体を離れ、心だけが他人の肉体に宿る不可解な出来事。とまどいながら4日間のうちに自分を見つめ新しい自分を発見する。命の大切さ、人間関係の大切さを皆さんに感じてほしい。ぜひ読んでください。

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紙の本四日間の奇蹟

2004/07/02 19:24

奇蹟は彼女の内側に

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:祐樹一依 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「このミステリーがすごい!」第1回の大賞受賞作。挫折した音楽家の青年と、脳に障害を持ったピアニストの少女。彼らが訪れた山奥の診療所で遭遇する奇蹟とは…。

 半分ほど読み進めて、既存の小説において、本柵とほぼ同じアイデアが用いられているものがあることに気付きました。そして僕の場合、その「既存の作品」を実際に読んでいなかったので、実質ニュートラルな視点で読んだのだけれど、本作に関して言えば、厳密にとは言わずとも、「本格ミステリ」つまり「推理小説」を期待して何かとんでもない仕掛けがあるんじゃないかと思って読むのは止めるべきです。

 けれども「終焉と再生」を描いた本作は、紛うことなくファンタジーの比重が大きい要素を(ネタバレになるので言えませんが)、舞台背景と重ね合わせて巧く料理していると言えそうです。脳に障害を持つということは、「心」に障害を持つことなのだろうか、とつい考えてしまいました。生と死の境界線は、心が生を実感しているか否か、という考え方も出来そうだけれど、それは身体を「生かされて」いる状態にでも言えることなのかどうか。これこそ、「物語」を読むべき物語だろう、というのは、恐らく多くの人が抱く感想の一つでしょう。

 己を究極的に俯瞰することへの喜びと悲しみとを同時に感じることなど、多分に通常人が感じ得るものではなく、それゆえに本作は「現実味」という冷めた視線からの開放を促し、最終章で得られる、形はないけれど確かに感じる「人の心」を汲み取れたら、という読後感をもたらすのです。

(初出:CANARYCAGE)

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紙の本四日間の奇蹟

2004/07/14 18:04

生きる者が逝く者から得るもの

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:T40 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ピアニストと少女との出会いからして奇蹟だと思うけど、
そのピアニストが指を失う事件に遭遇するのも奇蹟だ。
本書にはいたる所で奇蹟が起こる。

少女は、逝く両親から奇蹟の能力を残される。(決して事件が能力の引き金では無いけれど)
また、看護士からも眠っていた能力を残される。

ピアニストは、その看護士から生きる勇気と目的を残される。

それぞれが、生きる者へ何かを残すことで、その人生を終えていくのである。それが人生かもしれないし、生きてきた証なのかもしれない。

生きることと死ぬことの意味を考えさせられました。

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紙の本四日間の奇蹟

2004/05/24 15:33

あの小説と比べてみれば

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:紫月 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「このミステリーがすごい!」大賞受賞作です。
でも、ミステリーではない…少なくともミステリー小説として面白いとは思いませんでした。
ジャンルが違うんですよね〜。
読みながら、どこからミステリーになるんだろ?なんて思ってしまいました。
と書くと面白くないのか?と言われそうですが、面白いです、とっても。
というか、上手いという感じ。
事故で指をなくしたピアニストと、脳に障害を持ちながらも天才的にピアノを操る少女の物語ですが、何も起こらない冒頭の部分からとにかく読ませてくれます。
情景描写もいいですし、ピアノに疎い私でさえ、なんだか曲をイメージできてしまうような書き方です。
本書で惜しいのは、肝心の部分があの人気作家の小説、つまり『秘密』を連想させるということ。
同じような設定の小説があるとき、あとから出たほうはかなり不利です。
どうしても本書が『秘密』を連想させる、という言われ方をされてしまう。
でも両方を読み比べてみると、私は本書の方が好きです。
登場人物の一人一人がとっても純粋で好感が持てますし(真理子は明らかに喋りすぎで、実際にこんな人物がいたら閉口してしまいますが)、ラストもとっても感動的で綺麗です。
ミステリ小説にこだわらず、なおかつ『秘密』を引きずることなく読むことができれば、とてもいいんじゃないかと思います。
しかし、この辺りは好みの問題です。
『秘密』の方が断然いいと言う方もいるでしょう。
でも、私としてはこちらがお勧め。
著者の次回作を期待したいです。

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