妹は思春期 みんなのレビュー
- 氏家ト全(著)
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紙の本妹は思春期 3 (ヤングマガジンKCスペシャル)
2004/03/24 13:00
こんな妹は嫌だー!イヤ?いやいや、結構好きかも。
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投稿者:カルバドス - この投稿者のレビュー一覧を見る
思春期一番の関心事は、なんといっても“性”だろう。一人の男一人の女として異性を意識し、あれやこれや様々な想像(妄想?)がふくらむ。自身の兄弟姉妹に対して恋心を抱くことはないとしても、「あいつもアアなるのか」とか「お兄ちゃんも裸を見たいのかな」とか、なにかしら思い浮かべてしまう。
思い浮かべてしまうだけでは済まなかったのが、本書に登場する妹だ。兄の部屋を勝手に漁り、あちこちに隠してあったエロ本を見つけ、自分の部屋に持ち帰って楽しんだり、友人の話を性行為に関することにたとえたり、好奇心旺盛な行動で周囲を振り回す。
何気ない日常会話の中にまで性を意識させる言葉が飛び交い、単純な絵とは裏腹に、しばしばドキッとさせられる。下ネタがかなりの部分を占めているとはいえ、ベタベタないやらしさは微塵も感じられない。愚にもつかない下品な笑いではなく、ブラックジョークに分類される笑いだ。NHKで放送されていたイギリスのSFドラマ『レッドドワーフ号』やローワン・アトキンソンの『Mr.ビーン』といった作品に笑えたのなら、素直に楽しめるはず。4コマなので、話も軽いしテンポもイイ。
本書は第3巻。ここまでくると各キャラクターの性格もハッキリし、それぞれのちょっとした言葉や動きを見るだけで可笑しくなる。実際にこんな妹がいたら「やってらんねー!」ところだが、どこかで惹かれている部分もある。まだまだ当分は振り回されていたいなあ。
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