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不思議な少年 みんなのレビュー

  • 山下和美(著)
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みんなのレビュー25件

みんなの評価4.2

評価内訳

  • 星 5 (11件)
  • 星 4 (8件)
  • 星 3 (4件)
  • 星 2 (1件)
  • 星 1 (0件)
9 件中 1 件~ 9 件を表示

紙の本不思議な少年 8 (モーニングKC)

2009/09/26 20:58

時と場所を超えて、不思議な少年が出会う色んな人生のドラマに、深々とした物思いへと誘われるシリーズです。

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:東の風 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 天使のようでもあり悪魔かとも思えるひとりの不思議な少年が、時と場所を超えて現れ、欲望や執着心、自尊心、愛と憎悪、生と死にまつわることなど、我々“人間”という存在の本質的な事柄について問いかけてゆく連作短篇集。心の奥底にしんと触れるものがある、非常に味わい深いシリーズですね。二、三日前にふと出会って、たちまち既刊の7冊を一気読み。最新刊の本書も、読みごたえがありました。

 中世ヨーロッパの魔女狩りを題材に、人間の醜さ、弱さ、そして気高さを綴った「聖フランツ 1」~「聖フランツ 4」。往年のミュージカル女優の歌と踊り、その魅力の忘られぬ輝きを描いた「マリー・ロンドン」。以上二篇が収められています。

 これまでのシリーズ作品で最も長い分量となる、二百頁近い紙数を費やした前者、「聖フランツ」の物語。途中まではもたもたしている感があって、正直、あまり面白くなかったのですが、冒頭へと繋がっていく決死の行動から話が大きく動く後半、「聖フランツ 4」の章からがよかったですね。かなり性急な持って行き方で、それまでの話の流れからするとぎくしゃくした印象も受けましたけれど、音楽で言えば“コーダ”にあたるラスト数頁、とりわけラスト・シーンのインパクトがなかなか凄いんだな。泣き笑いしたくなっちゃうような、複雑な気分に駆られたこのラストは忘れ難いです。

 この「聖フランツ」に比べれば、分量という点では遥かに少ない後者「マリー・ロンドン」ですが、これ、ええ話やあ。マリー・ロンドンのイメージが、不思議な少年が話の前面に出てくる前半と後半とでがらりと変わります。いや、マリー・ロンドンだけじゃないな。ある人物のイメージも、話の前・後半で大きく変わるんです。すれ違っているようで、実は深いところでふたりの心は繋がっていたんだなあと。目頭が熱くなりましたねぇ。人と人の出会いを描いて、小粒だけどキラリと光る作品。

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紙の本不思議な少年 2 (モーニングKC)

2002/07/17 23:16

鮮やかに

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ポーリィーン - この投稿者のレビュー一覧を見る

様々な時代を自由に行き来し人間の本質を探ろうとする不思議な少年のお話、第2巻。圧巻だったのは、死刑を穏やかに迎えようとするキューピー顔のソクラテスと少年との対話。「知らないことを知っている」ソクラテスは、大弁論家でさえも窮地へと容易く追い込んでしまう深い探究心で、永遠の命を囁く少年の誘いを鮮やかに断ってしまう。読んでいてこれほど胸踊り気持ち爽やかになる物語は久々だった(悲しいお話なのに後味スッキリ…というのも不思議)。1巻を読んでいてちょっと少年は邪魔だなぁと感じてしまったのだが、この巻では必要な存在になっていた。

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電子書籍不思議な少年(5)

2019/05/26 17:08

死とは

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり。
「夫・恭平、妻・瑠璃子」
本来なら死んでいるはずの二人。
少年の力で60年生きて人並みの幸せを味わった。
二人一緒に苦しまずに死ねるのなら本望なのでは。

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電子書籍不思議な少年(2)

2019/05/25 17:09

ソクラテス

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり。
ソクラテスの顔のインパクトが凄いw
知らないから怖いのではなく、知らないから恐れることもないというのも真理か。
鉄雄はなんとも切ないなあ。

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電子書籍不思議な少年(8)

2017/11/27 05:59

中世から現代へ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る

魔女狩りをテーマとした宗教色の強いフランツのシリーズと、
伝説のミュージカル女優の人生にあの少年が現れる。
一つの設定で話数が長いのですが、読みごたえもあるし、
ミュージカルシーンは色々な女優たちを彷彿とします。

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電子書籍不思議な少年(9)

2017/11/27 05:57

世俗的な話から

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る

歴史ロマンへの抜け方が今回も気持ちのいいものでした。

現代・日本で2話、その後の考古学編が個人的には好きです。
モデルは「楼蘭の美女」と言われる有名なミイラが発掘されたところですね。
今も研究が進行中なだけあって、エジプトよりもロマンがあるというか雰囲気のある文明です。

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電子書籍不思議な少年(5)

2017/10/28 00:36

もしかしたら人はみな、

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る

生涯のうちで一度は、不思議な少年に出逢っているのか?

少年から不思議な才能を授けられていた博士が今際のきわに悟る言葉。

今までの巻に比べて、現代に寄り添った話が多い巻です。

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電子書籍不思議な少年(2)

2017/10/23 01:06

歴史・哲学メイン

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る

一巻に比べるとだいぶ歴史と哲学要素が強くなってきます。
その中では人間的な面が強く出ている表紙絵の「タマラとドミトリ」が一番好きです。
不思議な少年との対比もこの話はコントラストが程よくて。
最初の話は悲しさが勝るし、最後の話は落ちに全てをかけた感じがすごい。
これはこれで力量を感じるのですが、読者として楽しめたかというと前者ほどではなかったように思います。

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紙の本不思議な少年 1 (モーニングKC)

2002/07/17 22:46

人間を旅する

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ポーリィーン - この投稿者のレビュー一覧を見る

時代を自在に行き来する不思議な少年が道案内役を務める魅惑の人間ドラマ。戦後間もない日本、19世紀のイギリス、戦国時代、とまったくバラバラな世界が描かれ楽しめます。「天才柳沢教授の生活」の柳沢教授が悪魔的探究心を持った…といった感じがしました。もとは、マーク・トウェインの同名作品「不思議な少年」からのようですが、読んだことがないのでどのように関わっているのかが気になるところです。私としては、それぞれの主人公に感情移入してしまうほど非常に楽しめたのですが、その都度でてくる不思議な少年は特に必要がないような気がしてしまいました(いないと話にならないとは思いますが)。

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