めいしす!!!トラブルメイドシスターズ みんなのレビュー
- 永田愁(著者)
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めいしす!!! 4 トラブルメイドシスターズ (ジャンプコミックス)
2022/07/27 23:21
南洋の風雪
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投稿者:求道半 - この投稿者のレビュー一覧を見る
創業者夫妻が急逝して以来、ゲストハウス・ファミリアは、立て続けに、災難に見舞われた。
宿泊施設の業務全般に関わる不手際は、主に、人手不足に起因し、それは、三人の助っ人の到来により、改善されつつあるのだが、今度は、事業の継続が困難となる事態に直面する。
ジュン、オリビア、ウェンズデーの働きにより、ゲストハウスの再建の足掛かりが築かれたとは言え、三姉妹の過去の行いが、思わぬ形で、家族同然の現オーナーの足を引っ張り、その事に従業員は心を痛める。
ゲストハウス・ファミリアの常連客は、経営再建を諦めないタイガに協力を惜しまないものの、商売敵や不審者からの横槍が入り、タイガは窮地に追い込まれる。
グアムは治安が悪い。
観光客を鴨にして荒稼ぎする業者がビーチに出没したり、現地人が狙われる未解決の事件が頻発する。
真っ当な商売をするタイガが、他の業者と比較して、商売上の恨みを買い易いとは、考え難いが、その彼がトラブルを抱えるに至ったのであれば、やはりグアムは安全な島ではない、と言えるであろう。
アメリカ本土から、絶景や休息を求めて、グアムに来訪する観光客は、楽園を夢見る愚か者なのであろうか。
ファミリアに逗留する目的で島に来る人は、変わり者なのかもしれない。だが、創業者夫妻の持て成しに感銘を受けて、代替わりしても、このゲストハウスを贔屓にする客が何人もいる。
常連客の中には、従業員のオリビアに会うのを、楽しみにしている子供もいる。
タイガは居心地の良い空間を親から引き継いだ。
ここが彼の踏ん張り所である。
めいしす!!! 3 トラブルメイドシスターズ (ジャンプコミックス)
2022/01/11 17:25
可憐なラフレシア
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投稿者:求道半 - この投稿者のレビュー一覧を見る
亡き両親の跡を継ぎ、ゲストハウスの二代目のオーナーとなったタイガは、事業の再建を断念した。
これは、宿の伝統の継承や革新について、彼が思い悩んだ末の決断ではない。
天涯孤独の身ではなく、資産も保有し、従業員に支えられて、曲がりなりにも、ゲストハウスを経営する彼は、粗暴な三人のメイドよりも、穏やかで豊かな幼少期を過ごした。
不幸が重なったとは言え、タイガは恵まれている。
その彼が、押し掛けのメイドが音を上げるよりも先に、建物の消失に打ちのめされて、志半ばで、宿を畳むと言うのだから、開いた口が塞がらない。
ジュンは、ゲストハウス・ファミリアで過ごした日々が忘れられなくて、ニューヨークからグアムまでの旅費を、身を粉にして、工面した。
金だけではない。
彼女は、必死に、仲間も集めた。
血の繋がらない三姉妹の縁の切れ目は、金の切れ目だと思いきや、オリビアもウェンズデーも、そこまで薄情な娘ではないらしい。
ゲストハウス・ファミリアには、掛け替えの無い価値がある。
駆け出しのタイガは、自身が経営する宿の理念を正確に把握し切れず、お得意様には自明の事ですら、理解し損ね、家が焼かれただけでやる気を失い、お荷物のメイドから、逆に慰められる体たらくだ。
むしろ、ゲストハウス・ファミリアの値打ちを、過不足なく、見定めているのは、商売敵の方であろう。
グアムには、娼館でなくとも、裸で客を出迎える場所があるらしい。
タイガは素行不良な者との縁が深い。
めいしす!!! 2 トラブルメイドシスターズ (ジャンプコミックス)
2021/09/09 23:49
波間の白百合
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投稿者:求道半 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゲストハウスは非行少年の更生施設ではない。
それなのに、ゲストハウス・ファミリアには、喧嘩っ早い三人の女子が押しかけ、メイドとして、働きたいと主に願い出た。
そこの主人は善良な十八歳の少年タイガである。
彼の両親は数年前に他界し、彼は独りでゲストハウスを切り盛りしているのだが、客足は鈍く、経営状態は不安定であり、保護司の真似事をする時間的、及び精神的な余裕は、彼にはない。
しかし、三人はそこに居座った。
何かにつけ、暴力で、問題を解決する三人の生き方は、一朝一夕に改められる性質のものではなく、客に対して、致命的なミスを連発すれば、早晩、彼女らはゲストハウスでは働けなくなるであろう。
長女のウェンズデーは、人見知りな性格だが、メイドになれるだろうか。
次女のジュンは、がさつだが、メイドになれるだろうか。
末女のオリビアは、手癖の悪いガキだが、メイドになれるだろうか。
三人を預かるタイガは、空回りする三人姉妹の手をも借りなければ、裏方作業を片付けられない程に、追い詰められており、その様な状況下で、更に、従業員の教育にまで、目を光らせるのは、容易なことではない。
観光客には、見当も付かない苦労を、グアムの現地人は、背負い込んでいる。
島民ですら、知らない、複雑な思いを、楽園と呼ばれる島の住民は抱えている。
神に縋りたい者は、自身の行いを、悔い改めねばならない。
タイガには、遺産を受け継ぐ資格があるのだろうか。
めいしす!!! 1 トラブルメイドシスターズ (ジャンプコミックス)
2021/05/16 23:33
デラシネの繁殖地
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投稿者:求道半 - この投稿者のレビュー一覧を見る
廃業の危機にある宿泊施設の経営を立て直すには、その道のプロを招く必要がある。
ゲストハウス・ファミリアを切り盛りする十八歳の少年タイガは、事業の継続に向けて、孤軍奮闘するが、客足は回復せず、身内からは事業の継続を認められない有様だ。
野犬の群れが屯するとは言え、グアムにあるゲストハウス・ファミリアの敷地は、有効活用すべき土地であり、両親の遺産を持て余すタイガには、手に余る物件である。
窮地に陥った彼の前に、三人の助っ人が現れた。
しかし、その三人は接客業に就いた事がない。
以前、居心地の良い空間を提供してくれたタイガの恩に報いる為に、三人は、それぞれの能力を活かして、ゲストハウスの再建に取り掛かる。
ウェンズデーは戦場、ジュンは路地裏、オリビアは住宅地において、最も、その力を発揮する三姉妹だ。
南洋のリゾートでは、本領を発揮し得ず、タイガの足手纏いになるのは、火を見るよりも明らかであろう。
メイドの格好をしたり、水着に着替えただけでは、多くの客は呼び込めない。
ゲストハウス・ファミリアのお風呂場は、従業員も利用する。
三人の裸体には、読者を呼び込む力が備わっているのだろうか。
二人は見込みがあるかもしれない。
一人は背伸びする必要がある。
ジュンは精神的なダメージを負うと流動化する。
猛犬注意。
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