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日露戦争物語 みんなのレビュー

  • 江川 達也
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みんなのレビュー6件

みんなの評価3.8

評価内訳

  • 星 5 (4件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (1件)
6 件中 1 件~ 6 件を表示

おねがい、長生きしてね。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:アルテミス - この投稿者のレビュー一覧を見る

 すっかりはまってしまった。
 明治時代、そして、明治時代の国際社会における日本の位置というものをここまで描き出したマンガというのは珍しいんではないだろうか。

 単なる戦争マンガであれば、戦争に至るまでの外交の駆け引きの外側だけ書けば事足りる。しかし、この作品では、深刻な国家財政や公害問題など、明治の日本が抱えていたさまざまな事柄が取り上げられており、特に、主人公の親友が正岡子規であったということもあって文学についての記述は詳細である。

 ストーリーの主軸は日本海海戦で作戦参謀を務めた秋山真之の伝記だが、時代の動きと密接に生きた真之の生涯を描くには、時代を描かねばならないということであろう。

 特記すべきは、主人公と直接かかわりのない事柄に関しても、ト書きで済ませる事なくちゃんとキャラクターを配していて、生き生きとした物語として成立させていることだ。
 だから、主人公がまだ下級士官で目立った活躍をしていないという最近の数巻では主人公の登場ページがかなり少ないが、読んでいて飽きると言うことがない。

 無論、一作品だけで明治を分かった気になってしまうのは危険だ。
 本作みずから、各巻のはじめに「創作部分もあります。ご注意下さい。」と断り書きをつけている。
 しかし、これだけ詳細に書かれると、どこまでが史実でどこが創作なのかを見極めるのは大変な作業だ。著者も大変だが、読者も大変である。

 とりあえず『坂の上の雲』(司馬遼太郎著・文春文庫全8巻)を読み(これも絶品)、そのほか関連書を10冊あまり買い込んで読みふけっている最中である。

 ただ。
 読みごたえがあるのは大変に嬉しいのだが、『日露戦争物語』なのに、12巻でまだ日清戦争のなかば。日清戦争から日露戦争の間だって10年あるのだから、完結するのはいったい何十巻、何年後になるのだろう。ちょっと気が遠くなる。
 著者の健康と長命を切に願うものである。

 おねがい、長生きしてね。

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電子書籍日露戦争物語 1

2023/11/25 03:12

この作画は好きだな

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:宮村みやこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

途中で打ち切りになったシリーズだが作画は汚いという意見もあるようだが好きだな。

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いろいろと歴史上の人物が登場

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BlueSky - この投稿者のレビュー一覧を見る

秋山もとうとう東京へ、まだ実際の活躍の場はありませんが、名前を聞けば、聞いたことのある人物や事件が次々に起こります。

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実はあまり知らない。明治。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BlueSky - この投稿者のレビュー一覧を見る

幕末の話は良くドラマにもなるし、戦国時代と並んで人気の演目で見聞きすることが多い。
しかし、明治から終戦まではしっかりと描かれることが少ない。本作はそうした時代を舞台としているが、十分にエンターテイメントとして面白くも仕上がっている。
世代的に、BE FREEやたるる~とと同じ作者とは思えない骨太の作品だ。

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主人公が兄上のようなイイ男に成長してくれることを期待しつつ。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:アルテミス - この投稿者のレビュー一覧を見る

 北朝鮮はどうしてあ〜ゆ〜国なんだろうかという疑問から始まって韓国についての本を読み、そこから反日の韓国と比較される親日の台湾についての本を読んだが、どうでも日清日露の戦争までさかのぼらなければ根本が見えてこないということが解ってきた。
 で、今までさかのぼる形で読んできたのだから、順序良く?日露戦争について読もうと思ったら、今年は日露戦争から100年ということで、日露戦争についての本が山ほど出ている。

 多すぎて選べないよ〜と思っていたら、マンガで『日露戦争物語』なる本が出ているではないか。ちょっと長そうだが、マンガなら入りやすかろう。でもこの著者知らない。とりあえず始めだけ読んでみよう。
 そう思ってbk1に2巻まで注文して、届いた本を開いた第一印象。

 「ヘタクソな絵だな〜〜〜」
 失礼。しかし、絵だけでなく、コマ割りやネームの構成も不十分。時間経過とか間合いを表現するテクニックが特に不足していて、前のシーンの続きだと思って読みすすめたらいきなり日付が変わっていたり、内心を察しあいながらの会話のはずが、どうかすると説明する台詞を書き落としただけのような、映画で言えばコマ落としのようになってしまっていたりする。

 が。
 面白いのである。

 ストーリーは日本海海戦で作戦参謀を務める秋山真之の伝記。
 2巻までの主人公はまだ子どもから少年といった年齢で、負けん気の強いガキ大将。自分より体が大きく強い相手とのケンカを、色々な戦術を用いて勝っていくあたりは後の作戦参謀の片鱗をのぞかせている。

 しかしそれよりは、時代が激変してゆく中でアイデンティティというものを、大人はいかに保とうとするか、子どもはどのように構築してゆくかの群像劇として面白い。

 これは当たりだ、と、すぐに次の巻を読みたくなり、夜中までやってる近所の書店へ飛んでいった。(bk1さんごめんなさい。宅配便が届くのが待てなかったんです。)
 が、6巻が店頭にない。仕方なく5巻まで買って帰って、6巻以降をbk1に注文した。注文時点で24時間以内発送だったので、書店へ注文するよりずっと早い。(bk1さん有難う。)

 で、5巻までを読みながら待っているのだが。

 主人公より、その兄、後に海軍の弟に対し陸軍でコサック兵と戦うことになる秋山好古が実にかっこいい。
 9歳(10歳?)も年上の兄と比較しては主人公が気の毒だが、成長途上で生き方がまだ定まらずふらふらしている弟に比べたら、近代をサムライの精神を保ったまま生きる兄上は筋が通っていて気持ち良い。
 フランス留学は出世街道から外れてゆく道であると承知の上で、「フランスの酒も美味いのでしょうなあ」と一言、旧藩主のお供を引き受ける。
 ううう。感涙ものである。

 主人公も海軍へと人生を定めた。
 兄上のようなイイ男に成長してくれることを期待しつつ、早く届かないかな〜〜と首を長くしている。

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残念である。

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:アルテミス - この投稿者のレビュー一覧を見る

16〜17巻あたりから作品に物語性が失せて、変に著者の主張ばかりが目立つようになってしまった。
日清戦争では主人公の秋山真之が活躍しないので、物語の核が定まらなくなったのだろう。日清戦争は基本的な経緯がわかる程度に留めておくべきであった。

 どうしても日清戦争を省略したくないのだったら、真之を再登場させられる局面となるまで、陸と海にそれぞれ一人ずつ仮の主人公を立ててその人の視点を中心に描くなどの工夫をしたり、細部を割愛する断を下したりするべきだったのだ。
 ところが、とにかく何でもかんでも描こうとし、著者の主張を加えようとした結果、ストーリーが拡散してしまった。

 漫画に著者の主張が入ってはいけないというのではない。
 ただ、主張するのならば、魅力的で説得力のある物語を構築し、それへ読者を惹きこむことによってするべきなのだ。
 仮に著者の見解と読者のそれとが合致しなくても、物語として面白ければ読み続けることはできる。
 そして、それは本作の途中までは、ある程度はできていたと思う。だからこそ、12巻に書いた書評では絶賛したのである。

 ところが、巻が進むにつれて著者はそれを怠った。
 多数のキャラクターがみな中途半端に描かれた挙句、ナレーションの総括で著者の見解を滔々と述べられても、読者はついて行けないし、行かない。

 漫画という表現形態は本来エンターテインメントであるはずなのに、著者はそれを忘れてしまったのだ。

 しかも、ただでさえ上手くない絵に手抜きが目立ち、コマ割りは単調となり、キャラクターデザインもどんどん崩れていく。山県有朋の顔なんて、ほとんどバケモノである。

 19巻あたりからは読むのがしんどくなってきたのを、とにかく主人公が戻ってくればとの忍の一字でいたのだが、雑誌連載の方が「第一部 完」と「休止」してしまった。
 おそらく、本当のところは「打ち切り」なのだろう。

 残念である。

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