岳 みんなのレビュー
- 石塚 真一
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電子書籍岳 2
2022/04/16 16:04
それぞれに物語
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投稿者:路傍の石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
みんな助かって良かったですねというご都合展開がない点が良い。山の厳しさ自然の残酷さを淡々とした筆致で表現しつつ同時に千差万別ながら山に登る事の意義の一端を教えてくれる。
電子書籍【期間限定 無料お試し版 閲覧期限2021年3月30日】岳 1
2021/03/29 16:20
レスキュー
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投稿者:ボリス - この投稿者のレビュー一覧を見る
山岳レスキューのお話。当たり前だけど生還できる人と出来ない人がいる。三歩は自ら危険に飛び込んで行き、遭難者達を助けるが決して責めたりしない。どう言う気持ちなんだろうな…
2010/03/02 17:13
心にしみる話と、また出会うことかできた。
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投稿者:東の風 - この投稿者のレビュー一覧を見る
山と人を描いた連作短篇のこのシリーズも本書で11冊になったが、ここまで一定のレベルをキープしている。胸にじんとしみる話が、必ずいくつかある。これは、なかなか凄いことだと思う。新刊が出るのを心待ちにする所以(ゆえん)であり、その期待が大きく裏切られたことは、まだない。
人間味にあふれ、泰然自若とした人柄がにじみ出る主人公の島崎三歩(さんぽ)がまず魅力的だが、脇を固めるサブ・キャラたちもいい。本巻では、かっちょいい山女(やまおんな)ぶりが板についてきた椎名(しいな)と、三歩を兄ちゃんと慕うナオタの活躍が光っていた。
全九話のなかでは、おしまいから二番目の「接点」の話が印象的。「あの時、私が止めていれば、あの人は死なずに済んだ。私のせいだ。」と自分を責める椎名と、「違う違う。ぜんっぜん違う。」と首を振る三歩のやりとりから、ふっきれた顔した椎名が抜群に素敵なラストまで。思わず、目頭が熱くなった。
巻末のおまけコーナー。ラフな下書きによる四つの掌篇のなかでは、トリを飾る「マスター」のとぼけた味に、くすりとしちゃったな。作者の遊び心に、やっほー。
電子書籍岳 1
2023/03/24 22:14
遭難
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投稿者:がんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ニュースで知っても山が身近でない者にとっては現実感のないものだったけれど、この本を読んで厳しい現実の一端を知った。
電子書籍岳 17
2022/04/25 17:48
極限の世界で
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投稿者:路傍の石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
エベレストへ向かう面々に様々な不測の事態が起こる一方三歩はひとりローツェで登るべき壁と格闘。極限の状況下で試される精神と肉体。かつて三歩に救助された小田の成長と活躍、どこにいても諦めずに立ち向かう三歩のたくましさが光る。
電子書籍岳 16
2022/04/25 17:40
再会と挑戦
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投稿者:路傍の石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
かつて三歩に救助してもらった小田は会社を辞め憧れのエベレストへ。一方三歩もまた自分のために山を登るためローツェへと向かっていた。2人の再会と共にその道中ではエベレストへ共に向かう面々の人間模様も充実の16巻。
電子書籍岳 15
2022/04/25 16:52
起こり得る現実
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投稿者:路傍の石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
阿久津を襲った事態は人の手でコントロールできるような代物ではない自然現象故に十分起こり得る現実だという事は認識出来るが後味の悪さも残った。個人的にはこの作品より前にブルージャイアントを読んだがそこでも絶好調からの急下降を経験したので正直またかと思った点は否定できない。とはいえ題材にした対象の様々な側面をありのままに描き出す作者のスタイルは良いと思う。
電子書籍岳 14
2022/04/25 16:45
はじめての登山
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投稿者:路傍の石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学生になったナオタのはじめての登山にはじまり久美の親友に起きた悲劇と新たな命の灯に救われる話や色々と考えすぎる若者と三歩との出会いに至るまで命の尊さを感じさせるストーリーが目白押し。厳しい現実に直面しても進み続ける限り何らかの救いが訪れる事もあるのではないかといった気持ちにさせられる。
電子書籍岳 13
2022/04/25 16:39
また山においでよ
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投稿者:路傍の石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回もおおらかで豪快な三歩の生き様が丁寧なストーリー進行で描かれているように感じる。要救助者として救出された人、人生における迷いを抱きながら山に登る人。どんな人物も等しく受け入れまた山においでよと言える三歩の懐の深さに癒される。
電子書籍岳 12
2022/04/25 16:33
孝行
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投稿者:路傍の石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
血は繋がっていなくとも義理は十分に果たしていたとしても真心と思いやりを以て他者に接する人物がメインの孝行の回が良かった。登山者にもそれぞれの人生があり一つ一つ違った山との接点がある。その事実があたたかいまなざしで自然に描かれているように感じられた。
電子書籍岳 11
2022/04/25 16:25
生死を分ける
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投稿者:路傍の石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
一つの判断が生死を分ける事態に発展してしまう山の厳しさが描かれてる。久美とすれ違った登山者の最期や屋根上の冬装備における阿久津の危機などから全ての事がおおむね滞りなく無事である事の大切さを思い知らされた。
電子書籍岳 10
2022/04/25 16:19
阿久津の覚悟と成長
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要救助者の悲惨な最期を目のあたりにする度この仕事を続けていけるか心が揺れてしまう阿久津だったが友の死や彼女の妊娠発覚を経て最終的には一歩づつでも前に進んで行こうと決意する姿勢に好感が持てた。
電子書籍岳 9
2022/04/20 16:20
牧の過去
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投稿者:路傍の石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
牧の過去が明かされる。他を寄せ付けないような厳しさを感じさせる人柄のルーツをたどれば彼も主人公三歩と同じく人命の尊さを身に沁みて感じている人物だという事が再確認できる。
電子書籍岳 8
2022/04/20 16:16
オレの木
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投稿者:路傍の石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
オー・ヘンリーの最後の一葉を想起させるオレの木のエピソードが良い。帰って来られる保証のない戦争に召集された人物が険しい場所に立つ木を心の支えとして無事生きて戻り再会を果たす点がグッときた。
電子書籍岳 7
2022/04/20 16:07
もがく
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投稿者:路傍の石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
県警救助隊の阿久津が登場。崖から降りる事にとてつもない恐怖を感じながらも亡き父の言葉を胸に正面から立ち向かっていく様が良い。今後の彼の成長を見守りたくなる。