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みんなのレビュー

  • 石塚 真一
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みんなのレビュー48件

みんなの評価4.4

評価内訳

52 件中 1 件~ 15 件を表示

岳 1 (ビッグコミックス)

2006/09/09 13:50

遭難者

19人中、18人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るーく - この投稿者のレビュー一覧を見る

山岳救助ボランティアの三歩は、遭難者を発見すると、まず「良く頑張った。」と声をかけます。
体中−頭蓋骨までも骨折し、ヒューヒューと息を吐くだけの遭難者に向かって、「そうだね、わかってる。心配ないよ。」と声をかけます。
「君の家の今晩のおかず、何だろうね。」
遭難者を背負って運びながら、絶えず声をかけ続けます。
この作品の遭難者たちは、山を甘く見た軽率な登山者ではありません。
事前に準備をしても事故に遭うことはあるでしょう。
中には生きて戻れない人もいるでしょう。
生きて戻れたとしても、遭難者はものすごい孤独や恐怖に怯えた時間を過ごすはずです。
作者はそういった遭難者の孤独・不安・死の恐怖を丹念に描き出します。
「良く頑張った。」
発見された遭難者にとって、その一言がどれほどの安堵感を与えるか。
それは想像に難くありません。
山を知り尽くした三歩だからこそ言える優しい一言だと思います。

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岳 6 (ビッグコミックス)

2010/03/14 12:44

こんな山バカがいれば、最高です。

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:書痴 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 最初は、評判になっている漫画で、題材としても珍しい?山岳救助の話、そんな印象で読み始めたのですが、巻数を重ねてゆくごとに、その魅力にどっぷりはまってしまいました。
 
 何といっても、主人公の三歩が最高にカッコいいのです。山岳救助のボランティアをしている彼こそ、まさに山男の理想、憧れだと思います。恋人未満?友達のクミ嬢いわく、「じゃがいも」みたいな顔で、決してイケメンにあらず。でも、すごくいい表情を、読者に見せてくれます。特に三歩の笑顔、目をつぶって二カッと歯を見せながら笑った表情に、癒されます。作者は、その辺を実に味わい深く効果的に描いてくれます。またシリアスな表情も良いのです。豪放磊落、こんなヤツが友人や同僚にいたらいいなと思わせる人間です。
 救助にやって来た三歩たちに、山岳遭難者が、まず必ずといっていいくらい口にするセリフがあります。「すいませんでした」で、「助かった」とか「ありがとう」という安堵や感謝よりも、謝罪が最初に口から出てしまうのは、日本人の国民性か自己責任からでしょうか?自分を責め続ける遭難者に対して、三歩のセリフが、「よくがんばった」です。現実の山岳救助の場面でもこんなやりとりがされているのかもしれませんが、この一言は、身体的な限界だけでなく、遭難者の呵責や精神的な苦しみを救う、魔法の言葉だと思えました。

 さて、前置きが長くなりましたが、本書6巻にも様々なドラマがあります。9編どれも味わい深く、とりわけ印象に残ったのは、『半分成人式』と『ルート(前後編)』です。
 『半分成人式』では、レギュラーキャラの小学生ナオタと三歩の交流が描かれます。大人になったら何なる?みたいな、ほのぼのとした会話の後、父親の遭難死がトラウマになっているナオタ少年は、三歩が、救助現場で受けた血だらけの身体を川で洗い流しているのを見て、「兄ちゃん…この血の人どうなったの?」と質問します。「…ナオタ、即死…って分かるか?」「事故にあってすぐに死んでしまうのを『即死』って言うんだ」、今さっきあった死に対して、ありのまま話します。ナオタは、父親と同様、自分の大好きな人がいつか同じ運命を迎えるかもしれないと不安に駆られます。「兄ちゃん(三歩)は…山でソクシしない?」三歩は「死なないよ!!山でもどこでもオレは死ぬまで死なないよ!!」と、まぶしい笑顔で返答します。死の概念を、子供に説明する難しさを、こんな風に表現してしまう作者の力量には脱帽します。
 『ルート(前後編)』は、三歩の高校時代、山岳部の恩師をめぐるお話です。家業を継ぐか海外での登山をめざすかで悩む三歩に、先生のセリフ「なあ、島崎(三歩)…オレは死ぬぞ」「オレだけじゃない。全ての人の最終到達点は死…」「島崎、お前もだ」「そこまでのルートはお前にしか決められん。そう思わんか?」。その恩師が、山で遭難。同時に二ヶ所の遭難現場発生、恩師の救助でなく、今いる場所で救助活動を続ける三歩に対し、クミが、なぜ恩師の救助に向かわないかと問いただす。三歩は、山岳部の3つのモットーを引き合いに出して答えます。「困難は自分一人でのりこえる」「誰かの困難は、自分一人でも全力で助ける」「山では笑う」。一つ目のモットーは、恩師を信頼し、二つ目のモットーは、恩師の救助にあたる別働隊に信頼を寄せる三歩がいます。最後は言わずもがな、師弟の絆と理想の山男像が見事に描かれています。
 
 という具合に、6巻は、三歩を三歩たらしめている行動原理の源泉に行き当たる内容にもなっているかと思えます。
 

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岳 18 (ビッグコミックス)

2012/08/31 18:12

よく頑張った!

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Pokhara - この投稿者のレビュー一覧を見る

まずはこんなに山そのものや、山愛する人の持つ空気を味あわせてくださった石塚さんに心から「よく頑張った!」と感謝の言葉を送りたい。谷口ジローなど色々な登山漫画を読んだけれど、日常的な山登りの魅力をここまで表現した漫画に出会ったことがない。

自分が登山を始めた時期に連載が始まり、巻が増えるとともに自分の山登りも少しづつレベルアップしてきた。先日は北アルプスの槍ヶ岳山荘を訪れ、その小屋の談話室で「岳」を読んだ。周りを見たら、他の登山客も「岳」を読んでいた。みんな山も「岳」も大好きなんだな。

その「岳」がついに今回で最終巻となった。ラスト2巻はこれまでの雰囲気とガラリと変わっているので当然賛否があるけれど、自分はクライミングも少しだけかじっているから、こういう生死スレスレのところを縫うように山を登る勇ましい三歩の姿も見ることができてとても嬉しかったし、谷口ジローの山岳漫画に劣らない迫力に夢中になりながら読ませてもらった。

アメリカの山へはまだ行ったことがないけれど、ここに取り上げられた場所をいつか訪れてみたいと思う。「岳」は物語としては終わってしまったけれど、どの巻からでも、何度でも読み返せる漫画なので、これからも岳に会い続け、自分も山を楽しみ続けたいと思う。

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岳 10 (ビッグコミックス)

2009/08/30 19:52

いいなあ、このシリーズは。胸にじんとしみるものがあって。

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:東の風 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 疲れ気味だったり、重たい気分のとき、実によく効く漫画です。この第10巻も、ナオタ君がふたりに贈る言葉が素敵な最初の「春一番の柄」の話からもう、涙腺がゆるみっぱなしで・・・・・・。

 <重いと思うと急に重くなっちゃうんだな、これが。不思議なんだけど。>という三歩の言葉や、<人ってどうしてこんなに簡単に死んじゃうんだろって思うのと、またその逆で、どうしてこの登山者はこんなボロボロになってまで生きられたんだろって・・・・・・>という久美さんの言葉。いいっすねぇ。ぐっときました。

 阿久津君は試練の時を迎えていて、心の中で、「ガンバ!>阿久津君」てエールの旗を振ってました。三歩さんはもとより、久美さん、ナオタ君、谷村のおばちゃん、阿久津君と、シリーズ・レギュラーへの親しみが、ますます湧いてきています。彼らそれぞれの葛藤や悩み、それを乗り越えていく姿が、山の清澄な息吹とともに生き生きと、あたたかく描き出されているところ。ほんと、素晴らしいなって思います。

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岳 9 (ビッグコミックス)

2009/03/01 19:18

☆ 祝 第54回小学館漫画賞 一般向け部門受賞 ☆

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:東の風 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 今回の『岳』、いつにも増してよかったあああ。山を真ん中にして、人と人とをつないでいるあったかみがじーんと伝わってきて、あちこちで涙腺ゆるみっぱなし。とりわけ、「大切な一枚」のひとコマ、何ものにも代えられない一枚の写真がグッド・タイミングで出てきた瞬間、思わず、涙がこぼれていました。

 三歩の兄ちゃんを、ほんとの兄貴のように慕うナオタ。山とともに生きる、その思いは尋常でないものがある、昴(スバル)エアの牧(まき)。友達の結婚式に出席して、「はああああ~~~」とため息つくしかない椎名久美。彼ら、島崎三歩を取り巻くサブ・キャラたちの活躍もうれしかったっすね。それぞれの個性、持ち味が生き生きと描かれていたところ、ナイスでした。

 自分のちっぽけな悩みやヤなことにしょげているのがバカらしくなっちゃう、とっても元気をくれるマンガですね。特にこの第9巻は、シリーズのなかでも最上位に置きたい傑作ぞろい。おすすめです!

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岳 8 (ビッグコミックス)

2009/02/04 21:56

「良く頑張った」の一言に、ぐいっと胸を掴まれてしまう

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:東の風 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 やっぱ、このマンガ、いいっすねぇ。要救助者に言う島崎三歩の「良く頑張った」いう言葉が、疲れた心によく効きます。身に染みて響くものを感じます。

 「私の半分」「オレの木」「私の仕事」「ひとりの山」「無益な一枚」「ご褒美」「司令塔」「空振りホームラン」「秋の休日」の九篇と、四頁の「おまけ」を収めた一冊。

▲椎名久美ことクミちゃんの、<これが・・・私の仕事>と自分に言い聞かせる表情が素敵。ラスト一頁、死者に対する敬意の気持ちを忘れない三歩の言動にもぐっときた・・・・・・「私の仕事」
▲<私はね、一人が大好きなんです>と言う登山者の女性の笑顔がいいなあ。山の頂に登った登山者の何とも言えない清々しい気分を絵にしたラスト三頁、これも魅力的な・・・・・・「ひとりの山」
▲テントの中の要救助者と、彼を助けた三歩との会話のシーンに味がある・・・・・・「無益な一枚」
▲<クミちゃん、けっこう似合うんだよ。山がさ。>と語る三歩の言葉に、「そっかー。クミちゃん、三歩にそこまで認められるまでになったんかー」と、なんか嬉しい気持ちにさせられた・・・・・・「秋の休日」
 
 それぞれいい味わいがあった九つの話のなかでも、この四つの話がよかったです。

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岳 3 (ビッグコミックス)

2008/10/10 23:04

山が舞台だからこその生と死のリアリティー

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たそがれ1212 - この投稿者のレビュー一覧を見る

山を通じて織り成す人間ドラマ。これまで人間の生と死をリアルに描けるマンガは医療マンガばかりだった気がする。でも『岳』がそんなマンガ界に楔を打ち込んだ!作者の山を愛する気持ちが臨場感たっぷりに伝わってくる。決して綺麗事だけは済まさない『岳』のストーリーが訴える生と死のドラマは胸に迫るものがあり、自分の日常の生き方を考えさせられる。1話完結の読み切りなのも、読みやすいのではないか。山に興味のない方でも、ぜひ手にとって読んでほしい。主人公・三歩との出会いが、きっと優しい気持ちにしてくれるだろう。

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岳1

5人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:とりのひよこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

雪山
入山手続きしない人...
コース外を滑るスキーヤー...
そんなバ●な奴らでも自らの命を懸けて救助へ向かう山岳救助隊。
毎年そんなニュース見ると、他人事ながら腹立たしい。

そんな●カな人達がこの漫画を見て反省し、何事もなく戻って来た自惚れどもに読ませたい作品ですね。

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岳 18

2024/06/22 17:15

面白かったです。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Aki - この投稿者のレビュー一覧を見る

でも、なにかが違う…
もう少し違う終わり方を希望します。

自分の命を守る事が大事…そう考えるとこれは違うと思っています。
もっと普通よりで良かったんじゃないかなぁ?

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岳 1

2024/01/13 15:50

死生観がナチュラル

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:nico - この投稿者のレビュー一覧を見る

山に来た人の生と死を、とてもナチュラルに、ニュートラルというか、山だけどすごくフラットに描くなぁと思います。
死を特別視せずにありのまま描かれているというか、はじめはそのスタンスに少々面食らったものの、生も死も区別することなくひとえに山が好きな人を迎え入れてくれるかのような山と三歩に救われるものがあり、読んでいくと心を寄せるようになります。

山での遭難を題材にすると、オーバーに劇的に描きたくなるようにも思いますが、決してそんな風には描かれずに時に淡々とさらりと描写されるのが凄いことと思います。
だのに山の怖さや厳しさ冷酷さ、そして美しさと優しさもより伝わってくるので、やはり凄い漫画だと思います。

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岳 3

2024/01/12 13:54

ウェルカム

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:nico - この投稿者のレビュー一覧を見る

三歩の山が大好きで、山に来る人のことも大好きだというのがよく伝わってくる巻でした。
今回は山に初めてアタックする人のエピソードだったり、山から離れていた人の再び山に向き合う話だったりと、山と三歩が全ての人をウェルカムして迎え入れてくれるのが印象的でした。

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岳 2

2024/01/12 02:14

救われる

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:nico - この投稿者のレビュー一覧を見る

三歩の言動を見ていると、生きてる人も死んでる人もひとえに平等に接せられるのがすごいことだと感じます。
生きてても亡くなっていたとしても、要救助者に変わりなく"助けに来た"、"助けに行こう"と言っているのがすごく印象的です。
そこに救われる命がある、ということなんでしょうか。

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岳 18

2022/04/27 17:19

山に還る

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:路傍の石 - この投稿者のレビュー一覧を見る

山を愛し山に生きる男三歩の熱い生き様に心揺さぶられた。合理的な決断で時には要救助のトリアージも辞さない三歩が最後に自身の限界を超えてまで助けようとした命の重みは彼と関わった者たちに受け継がれ永遠に生き続けていく事だろう。

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岳 18

2019/01/25 21:56

読み切りに最適なボリュームです。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ほえ - この投稿者のレビュー一覧を見る

山って、怖い。けど行ってみたい、と思えるマンガでした。スラムダンクの山王戦を彷彿とさせる最終巻は、息が詰まりました。呼吸を忘れる、を体感できるのではないでしょうか。良いマンガでした。

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岳 18

2018/11/22 14:33

名作です!!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たつ - この投稿者のレビュー一覧を見る

自然の雄大な面と残酷な面を、短いページでとても上手に描かれています。
時には笑顔で、時には涙をながしがら一つ一つの物語に心を揺さぶられながら読み進めていけました。

とにかく読んで損はありません
久々のヒットでした

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