占領期 首相たちの新日本
著者 五百旗頭 真
吉野作造賞受賞作「亡国の再生」に挑んだ5人の首相たち敗戦2日後に誕生した東久邇内閣を皮切りとして、7年後の占領統治の終焉までに、幣原、吉田、片山、芦田、再び吉田と5人の首...
占領期 首相たちの新日本
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商品説明
吉野作造賞受賞作
「亡国の再生」に挑んだ5人の首相たち
敗戦2日後に誕生した東久邇内閣を皮切りとして、7年後の占領統治の終焉までに、幣原、吉田、片山、芦田、再び吉田と5人の首相、6代の内閣が生まれた。眼前には、非軍事化、民主化、食糧難、新憲法制定等、難問が山積する。占領という未曾有の難局、苛烈をきわめるGHQの指令のもとで、日本再生の重責を担った歴代首相たちの事績と人間像に迫る。
本書は占領下で重い荷を負った「首相たちの新日本」を再現せんとする試みである。戦後日本の再生のドラマを、通史的に描くのではなく、5人・6代の首相たち(吉田のみ再度、政権についた)が、何を想い、何を資源として、この地に堕ちた国を支え上げようとしたか。そして何に成功し、何に行き詰まったか。「人とその時代」を6つ重ね合わせるスタイルで描こうとの試みである。――<本書「まえがき」より>
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目次
- 第1章 占領統治の受容――東久邇宮・皇族内閣
- 第2章 2人の君主――マッカーサーと天皇
- 第3章 平和国家への転生――「幣原外交」の成就
- 第4章 「よき敗者」――第一次吉田内閣
- 第5章 民主化改革の担い手――片山哲の革保連立政権
- 第6章 「中道」の火を消すな――芦田均の保革連立政権
- 第7章 保守政治による再生――吉田茂の季節
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大河ドラマ顔負けの人間模様
2017/06/19 15:40
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コーク - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦後の首相5人にスポットを当て、各人の人間的な側面から政治史的な評価まで横断的に論じているが、それらがまた肩肘を張らないスタイルで記されているのが良かった。
戦後すぐの課題山積の中にあった歴代内閣の実像に迫った書です!
2020/03/04 09:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、敗戦後の我が国において連合国軍総司令部の指令のもとで、日本再生の重責を担った歴代首相の苦悩と業績、その人間像に迫った画期的な一冊です!同書は、太平洋戦争の敗北後すぐに誕生した東久邇内閣から、それに続く幣原内閣、吉田内閣、片山内閣、芦田内閣、そして再び吉田内閣といった5人の首相及び6代の内閣について、その当時行われたことやそれにまつわる苦闘などを克明に描き出した非常に興味深い書です。当時は、連合国、特にアメリカからの非軍事化、民主化といった要求の上に、食糧難、新憲法制定などの難問が山積しており、どのように、そうした難題を歴代内閣が克服していったのかがよく分かるようになっています。ぜひ、多くの方々に読んでいただきたい戦後すぐの日本の歴史書です!