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投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
突如として過酷なデスゲームの舞台に立たされた、333人の石井さん。希死念慮を抱えながらも生き残りをかけて理不尽な状況と闘う、「命」を凝縮したミステリ。
どこから違和感を覚えるべきなのか?『死んだ山田と教室』に続き、圧倒的な奇抜さに戸惑ってしまい、ぐいぐいと世界に引き摺り込まれ、最後の最後まで意図に気付けなかった。
残酷なデスゲームの真の目的はなんなのか?グロテスクな描写とその不条理さとは掛け離れた所に落とし込む、著者の創造性に石井と共に爆発した。
「生きるだけ」簡単な事が一番難しい。
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
途中までは、なんちゅう話?って思いながら読んでたけど、
最後に来て、なるほどって感じ。
前作といい今作といい、発想が独特。
次作も「死んだ」になるみたいだけど、どこまで続くのやら。
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
333人によるデスゲームです。ただ、あまり、悲壮感がない…。ジャンルとしては、ホラー小説なのかなぁ。ただ、物語が後半に行くと、驚いてしまいました。うん、うん、こうだったのか……みたいな。タイトルが、これだから…
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死んだシリーズ第二弾!
何かやっすいイカゲーム始まったな……と思ったけど、合ってた!まさかのイカゲームだった!
前作の『死んだ山田と教室』の時も思ったけどこの作者さんの作品、読後間の虚しいような、爽やかなような独特の感じがクセになるな
第三弾ももうすぐ発売なので楽しみに待ちます
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333人の石井が集められ、デスゲームが始まる。なんだろう、苗字に注目すれば「リアル鬼ごっこ」だし、首輪は「バトル・ロワイヤル」。ゲームのルールは「神様の言うとおり」に近い。最後の一人になるまでというところは「イカ・ゲーム」にも似ている。うわ、私デスゲームを題材にした小説、好きだな…。自分でひくわ。
でも余程の聖人君子でない限り、こういう作品好きだよね?眉をひそめながらも読んでしまうよね?
ただし、なぜ最後の一人になるまで残酷なゲームを行うのかの理由がはっきりしていないと納得はできない。夢落ちとかは絶対やめてほしいところだ。本書の「デスゲームの理由」はすっきりと腑に落ちた。石井たちがどんどん死んでいくのと同時進行で、探偵が調査を進めていくのも面白かった。しかし、探偵助手はよく真相が推理できたものだ。何も考えてなさそうに見えるが、優秀だったのか。何を書いてもネタバレになりそうでこれ以上書けないが、予想外の終着地点に連れていかれた感じがする。石井たちよ、安らかに…。
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ごめんなさい、読み始めた時は、あーあのネトフリドラマと同じだと先読みしてました。逆にそれが筆者は意図していたのかも?と今となっては思うくらい、どんでん返しを喰らいました。
最初は自分の名前に近い人を見つけて、どこまで残るかな?なんて考えも、秒で死んでしまいあえなく失敗しました。
死んだ山田もなかなかでしたが、こういう騙されてしまう展開は個人的には好きです
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デス・ゲーム?かと思って読んだら…。
想像した結末とはちがって、有一の中にいる人格だったという展開にちょっと驚きました。
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333人によるデスゲームが行われる。ドッジボール、しりとり、じゃんけんに独自のルールが追加されて頭脳戦ならではの緊張感を味わうことができた。ただのデスゲーム小説として読んでいたら見事にひっくり返され、死生観を問われる重厚な展開にとても満足できました。
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途中から何となくそうなのかなーとは思ってた。
デスゲームパートと調査パートが交互にいい感じになっているので、飽きることなく読み進められた。
「死んだ山田~」とはまた違った読み味で面白かった。
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"石井"がめっちゃいる!!と思ったら全て1人の人の中の人格だった!
文字数少なくてすぐ読み終えたけど、キレイにまとまっていてスッキリ読めた!
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『死んだ山田と教室』から早くも届いた2作目。作中での公言通り、デスゲームものの系譜を汲む今作。しかしながら、手垢が付きまくったこのジャンルを自らの手垢でベッタベタに上書きしてやろうとする気概を大いに感じた。次作『死んだ木村を上演』ももちろん読む。
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一気読み。面白かった。
脳内で起きていることと現実が交互に描かれて、徐々に交差していく様は『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』を思い出したかな。
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そう来たか!面白かった。
ひろーく捉えればデスゲームもの。デスゲームものだと思うと2章までは緊張感足りなくね?設定薄くね?ってなるかもなんだけど、絶対3章まで読み進めて欲しい。
ちょっとネタバレせずに言えること少ないんだけど、かなり好きでした。
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謎の場所に集められたのは333人の石井。
今から皆さんにドッチボールをやっていただきます
というセリフが聞こえてきそうな、いかにも某バトルロワイヤルが始まりそうなデスゲームが開幕する。
生き残れるのは1人の石井のみ。
果たして、生き残るのはどの石井か。
読後、副タイトルをつけるとすれば
死んだ石井の屍を超えていけ!
となりそうな本作品。
果たして333人の石井はなぜ集められ、デスゲームに巻き込まれてしまったのか。
というお話。
読みはじめた当初、作者の前作『死んだ山田と教室』が強烈に残りすぎていて、この設定、この流れ、本当に大丈夫か?いや、山田とは別作品だと思えば…
と、思いながら読んでいた作品。
しかし、読後感は
「あっ、これ、確かに山田よりも山田…、いやこの場合、石井なのか…」
という感じ。
私としては本当にそんな感じでした。
明らかにバトルロワイヤルの設定などなどデジャヴ感満載のデスゲームに、ゲームのルールづくりの感じがももしかしてあの作品?、えっ!?これってあの作品も?と思うような、オマージュ?、パロ?と思うものがでてきたりして、不思議なデスゲームに誘われます。
それに探偵パートも、「えっ?それで、その推理に辿り着くのか?」と若干思わなくもなく、この作品のジャンルはそもそも何なのか?と思うところもありました。
そんな私が最後まで読んで、
「ああ、確かに、これ、死んだ石井の大群だわ」
と納得いたしました。
ネタバレは避けたいところ、なるべくネタバレに辿り着かないように注意しつつ、私が本作品を読んで思ったのは、
どんな日々を過ごしてもそれは全部私のそしてあなたの人生なんだ
ということ。
誰かに憧れたり、誰かみたいに生きたい
と思うことも多く、理想と現実は違うかもしれない。
どんなに理想とかけ離れていても、私は私、あなたはあなた。
ただ、生きているということが嫌かもしれませんが、その生きているということが大事なんだ。
そんなことを死んだ石井の屍を越えて感じさせられる一冊だと思いました。
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前半はデス・ゲームであまり好きではない話だったけど、途中からはこれは普通のデス・ゲーム話じゃないぞ…とドキドキワクワクして読了。
結末は予想してたものと、とても違い面白かったです。
『死んだ』シリーズは、人が苦しい人生をもがいて生きているということを考えさせられるものでした。
次回の木村もどうなるのか気になっています。