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紙の本
東京復興ならず 文化首都構想の挫折と戦後日本 (中公新書)
著者 吉見 俊哉 (著)
戦後の東京には「文化」を軸とした、現在とは異なる復興の可能性があった。文化首都構想、東京計画1960など、さまざまな「幻の東京計画」をたどりながら、東京の失われた未来を構...
東京復興ならず 文化首都構想の挫折と戦後日本 (中公新書)
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商品説明
戦後の東京には「文化」を軸とした、現在とは異なる復興の可能性があった。文化首都構想、東京計画1960など、さまざまな「幻の東京計画」をたどりながら、東京の失われた未来を構想しなおす。【「TRC MARC」の商品解説】
空襲で焼け野原となった東京は、戦災復興、高度経済成長と一九六四年五輪、バブル経済、そして二〇二〇年五輪といった機会を経るたびに、破壊と大規模開発を繰り返して巨大化してきた。だが、戦後の東京には「文化」を軸とした、現在とは異なる復興の可能性があった……。南原繁や石川栄耀の文化首都構想、丹下健三の「東京計画1960」など、さまざまな「幻の東京計画」をたどりながら東京の未来を構想する。【商品解説】
著者紹介
吉見 俊哉
- 略歴
- 〈吉見俊哉〉1957年東京都生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。同大学大学院情報学環教授。専攻は社会学、都市論、メディア論など。著書に「大学という理念」など。
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紙の本
東京は本当の意味では「復興」していないらしい。
2021/09/17 21:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書の「復興」のニュアンスが一般のイメージと異なるので、ほとんどの人はタイトルを見ても「?」で素通りするだけかもしれない。20世紀を通じて、東京の都市構造がどのように変遷してきたか、特に関東大震災、東京大空襲、1964年の東京オリンピック、バブル経済という4つの契機に目を向けて解説されている。個人的に丹下健三の設計した都庁舎は21世紀にマッチしないと感じるが、そのワケが見えてくる本だった。
紙の本
様々な東京像&どんでん返しの結末
2021/09/10 10:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
終戦後、東京はどのように復興・まちづくりを進めてきたか、その際、どのような計画が立ち上がったことがあったかを、紙幅をふんだんに用いて著した1冊です。
様々な時代の東京の写真や、幻に終わった東京復興プランの予想図などがたくさん引用されており、飽きさせないつくりになっています。
しかし、当書で特筆すべきは、ラストの終章です。これまで論じてきた東京復興について、著者がまさかの結論を論じています。まさか、そう来るとは思わなかったので、私は文字通り、どんでん返しの結末と感じました。著者の博識さを思い知りました。