ルネッサンスの光と闇(上) 芸術と精神風土
著者 高階秀爾 著
人間性の開放と現実世界の肯定という明るい光の部分の裏側に、世界の終りに対する恐れ、死の執念、混乱と破壊への衝動、破滅へのひそかな憧れ、非合理的幻想世界への陶酔といった別の...
ルネッサンスの光と闇(上) 芸術と精神風土
商品説明
人間性の開放と現実世界の肯定という明るい光の部分の裏側に、世界の終りに対する恐れ、死の執念、混乱と破壊への衝動、破滅へのひそかな憧れ、非合理的幻想世界への陶酔といった別の一面を持つルネッサンス……。ボッティチェルリの《春》や、ヴァティカン宮殿の署名の間、メディチ家の礼拝堂といった傑作を輩出したその精神的風土と芸術のからみあいを、刷新した多数の図版をもとに解き明かす。
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美術史学者、美術評論家の高階秀爾氏によるルネサンス期の精神的風土と芸術の絡み合いを解き明かした傑作です!
2020/08/11 10:24
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、美術史学者であり、美術評論家でもあり、東京大学文学部名誉教授、大原美術館館長の高階秀爾(たかしなしゅうじ)氏の作品です。同氏は、『フィレンツェ:初期ルネサンス美術の運命』、『近代美術の巨匠たち』、『名画を見る眼』といった名著がありますが、同書もその例外ではありません。中公文庫では上下2巻シリーズで刊行されており、同書はその上巻です。内容は、人間性の開放と現実世界の肯定という明るい光の部分の裏側に、世界の終りに対する恐れ、死の執念、混乱と破壊への衝動、破滅へのひそかな憧れ、非合理的幻想世界への陶酔といった別の一面を持つルネッサンスに焦点を当て述べられていいます。ボッティチェルリの《春》や、ヴァティカン宮殿の署名の間、メディチ家の礼拝堂といった傑作を輩出したその精神的風土と芸術のからみあいを、刷新した多数の図版をもとに解き明かしていく名著です。