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紙の本
牟田口廉也とインパール作戦 日本陸軍「無責任の総和」を問う (光文社新書)
著者 関口 高史 (著)
約3万人の死者を出したインパール作戦。この負け戦を指揮した牟田口廉也はそれまで、日本陸軍を代表する「常勝将軍」だった。彼の生涯を追い、思想や立場を明らかにしつつ、作戦が認...
牟田口廉也とインパール作戦 日本陸軍「無責任の総和」を問う (光文社新書)
牟田口廉也とインパール作戦~日本陸軍「無責任の総和」を問う~
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商品説明
約3万人の死者を出したインパール作戦。この負け戦を指揮した牟田口廉也はそれまで、日本陸軍を代表する「常勝将軍」だった。彼の生涯を追い、思想や立場を明らかにしつつ、作戦が認可されるまでの意思決定の過程を分析する。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
関口 高史
- 略歴
- 〈関口高史〉1965年東京都生まれ。軍事研究家。元防衛大学校戦略教官・准教授。安全保障学修士。著書に「誰が一木支隊を全滅させたのか」「戦争という選択」がある。
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紙の本
常識を覆す内容です!
2022/07/17 07:23
4人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ジークフリート - この投稿者のレビュー一覧を見る
今までと違う牟田口像とインパール作戦の実像が見えてきました。
紙の本
まず、インパール作戦を解説した本を読むべきか
2022/08/20 20:32
4人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雑多な本読み - この投稿者のレビュー一覧を見る
筆者は軍事研究家で、これまでインパール作戦敗北の責任者として、第15軍の司令官である牟田口陸軍中将一人が挙げられていることに疑問を持って本書を出されている。もちろん、司令官に責任はないと言っているわけでないが、責任を転嫁した軍人もいるし、個人の責任だけでなく、軍組織の無責任を問う。
序章として、陸軍のメカニズムを解説する。軍隊には、任務重視型と環境重視型があり、それにあてはめながら進めていく。
第1章で、牟田口廉也司令官の実人物像に迫る。インパール作戦は失敗し、多くの犠牲者を出すが、司令官個人の資質の問題ではないという観点から、その実像に迫ろうとする。
第2章はインパール作戦が認可されるまでの経緯を辿っていく。司令官が独断で進めていったものではないことが丁寧に説明される。
第3章では再評価で、牟田口司令官がインパール作戦で失敗したことも指摘されるが、兵站の問題等多くのことが司令官として如何ともし難いことを指摘し、軍としての問題が取り上げられる。
軍の統帥権はどこにあったのかという問題まで触れることは難しいかもしれないが、陸軍の宿痾というべきことが残されているという指摘は大切であろう。
まずは、インパール作戦そのものを理解しておかないと、また、司令官がどう評価されてきたかを理解しておかないと本書の位置付けはわかりにくいかもしれない。
しかし、新書ながら陸軍の上級将校のポジションを理解するには適当な書であり、一読されたい。
紙の本
牟田口廉也とは
2023/01/19 11:32
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しんじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
バカな本を読んでしまった。著者の牟田口廉也の無謀作戦の敗将で部下より先に自分が引いたなどの再評価だが本の冒頭から言い訳でないが牟田口廉也をかばうものでないといている旨があるが、結論的に言い訳通り悪くはないと言っている。陸軍の考え、風習がどうであれ勝つためには一時引くのも戦術であり、敗戦の原因に周りの協力、意思疎通の無さなどを何度も逝っているがようはは後付の理由と思う。また幼少期育ちの環境は誰でもそれぞれあり他の将軍たちも色々ある。まだあるがこの本に関しては著者には失望に近い思いがする。